Amazon のセールでびっくりするほど安くなっているのを見つけてしまい、このチャンスで買わないとこの価格では買えない……！ と意を決して購入。

U.C.ガンダムBlu-rayライブラリーズ 劇場版 機動戦士ガンダム です。

ノーマークだったのでどういう商品なのか理解してなかったけど、『機動戦士ガンダム』40周年記念で、過去のガンダム作品をスペシャルプライス版の Blu-ray として発売しているものみたい。

4年前から発売されているんですね。0079初代ガンダムから0153Vガンダムまで、正史としての宇宙世紀をまとめたものみたい。これはもう歴史書じゃないですか。

■U.C.ガンダム Blu-rayライブラリーズ (a-onstore.jp) ※公式サイト

さすがにTVシリーズ全43話を観る気にはなれなかったので、劇場版3作品のものを選びました。
この他に、新訳Z劇場版と、0083 STARDUST MEMORY の３つを購入しました。
新しい方の宇宙世紀は何度か見たこともあるので、まずは古い方を集めました。
まぁぼちぼちと揃えていけたらいいかな。

ガンダム好きといえど、数回観たような記憶があるだけで内容について分かったような詳しく分からないようなそんな感じだったのですが。

今回、改めて観てみて、大人になって理解できることが多く、観てよかったなと思いました。

有名セリフや有名シーンが満載の作品なので、それを繋ぎ合わせたツギハギのようなイメージを持っていたのですが、登場人物のセリフやからこんなに情報量が多くドラマがあった話なんだと衝撃すら受けました。後からファンが設定した、後付け設定の多いのがガンダムなので、ストーリーも無理やり解釈したものがいま広まっている「ガンダム」なんだろうなと思っていたのですが、ちゃんと会話の中に信念やアイデンティティがあって、それが動いてる。キャラクターがそれぞれ人格があるかのように、ちゃんと人間なんですよね。ご都合主義の作品が多い中で、群像劇として完成されていて、これが40年前に放映されていて、どんな人たちがこれを知覚したのか、めちゃくちゃ不思議な体験になりました。

劇場版であるということから、コスト的にも余裕が少しあったのかなと思いますが、手描きということもあってアーティスティックな表現がそこら中にあり、映像として、音楽と演出の相乗効果で、インパクトのあるシーンが連続で、現代のクリエイターでも刺激を受けることはたくさんあると思います。

ガンダムは勧善懲悪でないストーリー展開や、主人公というヒーロー１人で戦争を止められないという現実、そしてニュータイプという宇宙時代の人間の進化、そんな哲学を持ち込んだロボットアニメでもあったのですが。

── そういえば、SDGs という言葉が流行していない時代に、スペースコロニーの概念などを背景に出したりと先進性が凄かったりもしますね。

お盆休みにリビングのソファで夢中になって見続けてしまいましたが、やっぱり良い作品だなと思いました。親父が夢中になるわけだ。