日本のバブル期(正確にはそれより少し前)に流行ったライムの『Unexpected Lovers』のリミックス版を収録したアルバムで、ユーロビート(電子楽器を使用したダンス・ミュージックの一種)としてジャンル分けされていました。
ケースは年季が入っていましたが、保存状態はまずまずといったところです
当時はライムの事について全く知らずに聴いていましたが、今更ながら調べてみるとライムはケベック州モントリオール出身のカナダのディスコバンド(夫婦デュオ)らしいです。ユーロビートという事で勝手にヨーロッパのグループだと思っていました^_^;
いかにもバブル期っぽいイラストのジャケット
Limeのアルバムは大体こんな感じのイラストです
一見青汁のように見えますが、
おそらくキュラソー・クーラーあたりのカクテルだと思います
裏面はこんな感じ
大学生の頃はユーロビートが流行っており、私自身はディスコに通うようなことはありませんでしたが、大学の友人の影響でよく聴いていた記憶があります。(レンタルレコードをテープに入れてあげたりしていた)
発売日は1988年10月25日で、購入したのはおそらく1989年(平成元年)頃で社会人になりたての頃だったと思います。(学生時代はレンタルばかりで購入はしなかった)購入したきっかけは覚えていませんが、おそらく懐かしさから購入したのではないかと思います。
「R」は1988年ということらしいです
【ライムのアルバム】
- Your Love (1981)
- Lime II (1982)
- Lime 3 (1983)
- Sensual Sensation (1984)
- Lime – The Greatest Hits (1985)
- Unexpected Lovers (1985)
- Take the Love (1986)
- A Brand New Day (1988)
- Caroline (1991)
- Stillness of the Night (1998)
- Love Fury (2002)
私が所有しているCDは、8枚目のアルバム『A Brand New Day』の日本版で、オリジナル版とは後半の曲目が異なっているようでした。オリジナル版には「Unexpcted Lovers」は収録されていないので、オリジナル版だったら買わなかったかも知れません^_^;
マーキュリー・レコードのマーク
マトラ・レコードの表記
何だかんだで日本製です
発売元は「日本フォノグラム株式会社」となっていました
ちなみにこのアルバムに収録されている「Unexpcted Lovers」は、日本のリミックス集団による「'89 MIX」バージョン(88年発売なので89年向けということでしょうか?)で、AkaiのデジタルサンプラーS1000を使って作成されたということが付属の冊子に書かれていました。
なお、アルバム名は『A Brand New Day』なのですが、邦題は『君はセンチメンタル』となっていて、何故か別の曲(6曲目)がアルバム名となっているのが面白いですね。
◇曲目
- Please Say You Will (Be My Baby)
- Making Up My Mind About You
- Bottoms Up
- What You Waiting for
- Closer to You
- Sentimentally Yours
- A Brand New Day
- Unexpcted Lovers(’89 Mix)
和訳(邦題)は不要だったかも、、、
元々は「Unexpcted Lovers(おもいがけない恋)」目当てで購入したアルバムですが、何度も聴いているうちに他の曲も好きになりました。今でも次の曲のイントロが自然に頭に浮かびます。
オフィシャルのミュージックビデオ
※リンクが切れていたらごめんなさい(将来的に)
冊子(ブックレット)の内容、前半は解説、後半は歌詞
文字数が多かったせいか、素人っぽいレイアウトになっています
でも、読んでみるとちょっと変な文章なので意外と楽しめますw
原文ママの歌詞と別ページに和訳も付いています
そのチープ感にレトロを感じます。
昭和から平成に移り変わるタイミングで発売されたアルバムということで、今回のお題に何とか乗っていると思われます。個人的にはそれ程昔のことではないと思っているので、レトロと呼ぶには微妙な感じだったのですが、久しぶりに曲を聴いていると当時の懐かしい思い出が色々と浮かんでくるので、それだけ年月が経ったということなのだと改めて感じました。
ちょっとチープな電子楽器ベースなので昔のゲーム音楽というか人間味を感じないのがやや味気ないところですが、何となく哀愁漂うメロディラインとダミ声のデニス(旦那)と高音のデニーズ(奥さん)とのボーカルの掛け合いが良い味を出していると思います。
そう言えば「Unexpcted Lovers(おもいがけない恋)」は、三菱ミラージュ(自動車)のCMにも使われていました。歌無しのイントロだけだったようですが、ライムを知らなくてもこの部分は聴いたことある、という方もいるかも知れませんね。
そういえば子供の頃、親が初代ミラージュに乗っていました
※リンクが切れていたらごめんなさい(将来的に)
今はAmazon Music(Unlimited)でライムを聴くことができます。電子楽器の無機質な感じや無闇に左右に振られる音が耳障りな場合もありますが、メロディがシンプルで分かりやすいので、耳に残る曲が多いと思います。ということで、良かったら聴いてみてください。
私自身ダンスはからっきしダメですが、たとえ踊れなくてもこのアルバムは「聴けるディスコミュージック」として名盤と言えるのではないかと思っています。
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購入金額
2,800円
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購入日
1989年頃
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購入場所
忘れました
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