小型PCで有名なMINISFORUM(ミニスフォーラム)からV3という機種が発表になりました。
MicrosoftのSurface Proのようなタブレットスタイルが可能なPCです。
この価格でこの性能!
これ良いなぁ。
良い点
①付属OSがWindows11Pro ※仕事アプリの関係でPro必須
②初のRyzen搭載タブレット
③CPUはAI対応のAMD Ryzen7 8840U ※Surface Pro 10搭載のCore Ultra7 165Uより速い
④14インチで16:10比率のモニター(2560×1600)
⑤10.7億色(10bit)、100%DCI-P3広色域、リフレッシュレート165Hzの高性能モニター
⑥この高性能モニターがサブモニター化できる
⑦ペン対応(4096段階筆圧対応)。そしてペンはPC上部にマグネットでくっつく!
⑧NVMe x4 SSD 1TB、DDR5メモリ32GB搭載で19万 ※Surface Pro10なら倍以上する。
微妙な点
①モニターが4Kじゃなくて、2.5K(2560×1600)
②有機ELじゃなくて、IPS。
③カバーを付けると1.6Kg
④右側にUSB4.0 Type-C×2しかない。Type-Aが無いのは地味に痛い。
⑤左側のUSB Type-CはDP in 対応で「外部ディスプレイとして使える」専用ポート。
※USB機器を繋いでも認識も給電もできません。
※DP in 時のモニターは必ず全画面表示になるので、ゲーム機のニンテンドースイッチなど16:9でしか出力できないデバイスを繋ぐと間延びするらしい
⑥NPUも登載だが40TOPS無いので「Copilot+ PC」にはなれない。いわゆる第一世代AI PC。
※これはちょっとだけ難しい問題。
まさに下記の【清水理史の「イニシャルB」】で取り上げられている内容ですね。
■「Copilot+ PC」登場でもう「AI PC」も時代遅れ!? “NPU”、“40TOPS”など要件の疑問に迫る
MINISFORUM V3、迷ったけど買いました。
だって同じスペックのSurface Pro 10の半額だもん。
それに先行予約特典でガラスフィルムと専用ケース、ペン1本が無料で付いてくるのも魅力。
ペーパーライクフィルム1枚、予備ペンを2本購入。
更にWebクーポン「GV3HM」で8000円引き。
これで税込み196,540円!
標準で日本語キーボードではないので設定が必要
本体だけだとタブレットになるためキーボードは「標準でなし」のモデルです。
そして、英語キーボードor日本語キーボードをオプションで追加購入できるというスタイルになっています。
その為、電源を入れてWindowsをセットアップするとOS初期設定は英語キーボードになっています。
@マークキーを入力しても@マークが表示されないなどの現象が起きます。
なので、日本語キーボードを追加購入した人は設定変更が必要です。
手順は下記。
①[ スタート ] → [ 設定 ] の順にクリックします。「 設定 」 画面が表示されます。
②左ペイン [ 時刻と言語 ] → [ 言語と地域 ] の順にクリックします。
③「 時刻と言語 > 言語と地域 」 画面が表示されます。
「 日本語 」 欄、 [ … ] をクリックし [ … 言語のオプション ] をクリックします。
④「 時刻と言語 > 言語と地域 >オプション 」 画面が表示されます。
スクロールダウンし、「 キーボードレイアウト:英語キーボード 」 欄 の箇所の
[ レイアウトを変更する ] をクリックします。
⑤[ 英語キーボード(101/102 キー) ] をクリックし、プルダウン メニューより
[ 日本語キーボード(106/109 キー) ] を選択します。
⑥[ 日本語キーボード(106/109 キー) ] を選択後、 [ 今すぐ再起動する ] を
クリックし設定を反映します。
⑦再起動後、変更が反映されているかどうかを確認します。
ドスパラに記載の手順が画像付きでわかりやすいですね。
もしくは、Elecomのキーボードの変更ツールを使って再起動も簡単で良いです。
グラフィック周りに制限かかってるので解除しちゃいます
GithubにMINISFORUM V3の改造MODが出ていました。
3つあって2つがグラフィック周りのドライバが制限がかかってる項目の解除。
これは実施しましたが、特に問題なく動いてました。
もう一つがV3の電圧を変更するMOD。
これは試していません。
●Cru V3 Profile
AMD FreeSyncが60Hz~165Hz。
これを36Hz~165Hzに変更するMOD。
●Embeded_Integer_Scaling_On/Off
AMD設定で整数スケーリングが非表示になっているので、これを表示するレジストリ。
●V3 Adj
電源ケーブルを抜き差しするたびにV3の電圧を変更するMOD。
これはCPUの熱も上がるので少し危険だと思います。
ただ、逆に低く設定することも可能なので、場合によってはありですね。
メーカーサポートのレスポンスが良くないのは残念。
まず、サポートについては良くないです。
基本メールで2営業日以内の回答となっています。
また、発送が中国の為、非常に時間がかかります。
5/14に先行予約注文。出荷が5/25。
その間全然情報更新が無くて、問い合わせても混んでいて順番に発送準備中との回答だけ。
最終的に届いたのは6/14で注文からちょうど一ヶ月かかりました。
Twitter見てるとAmazonで買った方々が届いてて公式で買った人が届いてないという有様でした。
さすがにこんなに待たされるメーカーは今までありませんでした。
なお、MINISFORUM(ミニスフォーラム)は中華系ですが、ドライバやBiosはちゃんと公式サイトに掲載されています。
これは良いですね。
公式の仕様とは異なるスペック。仕様未達で返品・返金対応
セットアップして色々使ってみましたが非常に良いです!
CPUのおかげか動作の挙動もきびきびして良いですし、静音モードでも非常に快適!
さすがAMDの新しいCPUはいいなぁと思っていました。
また付属の65W PD充電器も小さくて好印象♪
使用しての気になる点は以下くらいだけ。
・マグネットスタンドが若干外れやすく、ノートPC設置時は必ず両手で開閉が必要
・SDカードが挿すと少し飛び出てしまう
これは「BaseQi iSDA 750A」というDELL XPS15用の短いMicroSD変換アダプタ(24.5mm×24.5mm)でピッタリにさせることが可能とGithubに情報がありましたので、購入すれば対応可能です。
・Type-Aが無いので出張時に困る時があるかも?
これはPD充電対応のドッキングステーションを購入することで解決!
そんなことよりも気になったのは、当方の基本的な使い方で2面モニターで使用してるとサブモニターに比べて画質が悪いのです。
10.7億色(10bit)、100%DCI-P3広色域、リフレッシュレート165Hzの高性能モニターという性能なのに、どうにもサブモニターに比べて画質が悪いです。
おかしいなぁと思って調べてみると、なんと10bitではなく8bitで認識してます。
また100%DCI-P3広色域でもないのか、HDRではなくSDRでの認識です。
これについてメーカーに問い合わせてみると公式Webサイトの表記が間違っていたとのこと。
特徴にV-LINKで高性能サブモニター化できるってのがあったけど、それも8bitのHDRでもない、リフレッシュレートが165Hzと高いだけの普通のモニターって事です。
せっかくの特徴が台無しです。
だったらiPadをモニターにする方がまだ良い。
と言うことで仕様未達の為、返品・返金対応となりました。
それにしても、壁紙見たら分かるレベルだし、ユーチューバーのレビューワーさんの段階で気づいて欲しかったなぁと思います。
なお指摘したら、すぐにWebサイトの文言は修正して10億色ってのは消えてました。
下記は指摘前の画面キャプチャです。
V4に期待します
もうね、こんな誤表記は無しにして欲しい。
そもそもサブモニターになるってのを売りにしてるのにHDRにもならないモニターってないでしょ。
色数以外は本当に良かっただけに残念な結果になりました。
ちなみに、一年前の2023年春にはV2が発売されてる。
1年経過して、V3。
V2はシャープの4K+のIZGO液晶でHDR対応だったからね。
V3もV2と同じくIGZO液晶だったら最高だったのになぁ。
来年の春にはV4が出るのかなぁと期待しています。
-
購入金額
196,540円
-
購入日
2024年06月10日
-
購入場所
MINISFORUM公式サイト
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。