出張からの帰りの便までの時間の有効利用のため、飛び入りに近い形で当日朝にチケット購入して参加した、ホラーアドベンチャーゲーム「Ib（イヴ）」のリアル脱出イベント、「Ib謎解きミュージアム」。

会場に飾られた絵やアイテムで「Ib」の不思議な世界を体験しつつも、絵で示されていたり、様々な場所に隠されていたりする謎を解き、最初に渡されるStory Book（作業ノート）の欠けているページを探し、そこで明かされる次なる課題に挑んで、最終的に狂気をはらんだ芸術家ワイズ・ゲルテナの作品を集めた博物館（会場）から、制限時間内に脱出するという体験型イベント。

その会場で購入した本。

実は「Ib」のイベントとしては「Ib謎解きミュージアム」は2つめのイベントで、これに先立ち「ゲルテナ展」という、ゲーム内で使われた絵を集めた展覧会が開催されていた。

その時会場に飾られた作品を収録したのが、この本＝「ゲルテナ展 展覧会公式図録」。

このようにマイ○ラみたいな粗いドット絵だが、味がある

この絵達は、「Ib謎解きミュージアム」でも飾られていて、あのときの雰囲気が蘇る。

ゲルテナ展の様子

この床に飾る展示方法は「Ib謎解きミュージアム」でもあった

絵（図版）はカテゴリーに分けて収録されている

「Ib謎解きミュージアム」の会場で観た絵も多く収録されている

地面に飾られていた絵や、謎解きの鍵となっている絵もあって、印象的だった。

ただ、（ゲームがホラーゲームだったのもあって）「動く絵」＝目線が人を追ったり、髪の毛が伸びたりする絵が、会場だとディスプレイやCG、プロジェクションマッピングなどを使って再現されていたのが、静止画だと伝わらないのは残念。

それは現地に行って体験した人の特権なのかな。

【ゲルテナ展 展覧会公式図録 目次】

展示会風景

図版

　・景

　・目

　・動

　・虫

　・食

　・心

　・人

展示作品一覧

エッセイ　ワイズ・ゲルテナの肖像を求めて ｜ 波野高晴