アナログ音源取り込み環境のヘッドフォンの音が悪すぎるということで、それを改善するためにSTAXのイヤースピーカー+ドライバー(一般的な言い方で言えばヘッドフォン+アンプ)のセットであるSRS-3100を導入したという話は前回書いた通りです。
しかし、この用途で使うためには一つ問題がありました。MOTU HD192は元々スタジオ向けの製品であるためヘッドフォン出力は持っていませんし、アナログ出力は全てXLR端子となっています。一方SRM-252SはSTAXのローエンドということもあり、入力はアナログRCA端子のみです。
音が悪すぎると書いたDROP.COMオリジナルのTHX AAA789アンプは一つだけメリットがあり、内部はバランス駆動になっていないにもかかわらず、入力はXLR、RCA各1系統となっていてHD192ともXLRケーブルで直接接続することが出来ていました。THX AAA789アンプは入力信号のパススルー端子を持っていますが、生憎パススルーできるのはRCA入力のみで、XLRに入力したソースをパススルーすることは出来ません。これが出来ればまだ役に立ったのですが…。
この状況ではRCA - XLRケーブルを購入するかRCA - XLR変換アダプターを購入するかのいずれかが必要となるわけですが、最初はAmazon辺りで1個千円前後クラスの変換アダプターを左右分で2個買えば終わりかと思っていました。
ただ格安品のユーザーレビューでちらほら書かれていた内容が気になりました。RCA側の強度が無くすぐに剥離してしまうことが結構あるというのです。
今回はあくまでモニター再生用であり、音質もそこまで絶対的に重視するわけではありませんが、耐久性はある程度欲しいところです。そうなるとオーディオ端子業界信頼のブランド、ノイトリック製でも買うべきかと思い、実売価格が安価な店から取り寄せることにしました。昨晩注文したので早くても中1日空くかと思いましたが、本日午後早めに届きましたので早速使ってみることにしました。
オーディオ端子では圧倒的定番ブランド
今回注文したのはNEUTRIK NA2FPMFという、XLR 3pin メス(2番HOT) ー RCAピンの形状変換を行うものです。左右2ch分変換が必要ですので、同一商品を2つ購入しています。
購入店には同種のもっと安価な品もあったのですが、あらゆる意味での信頼性の観点からNEUTRIKが確実な選択肢のように思います。ピュアオーディオ向けの高級ケーブルでも、特にXLRではNEUTRIKの端子を採用するケーブルメーカーが多い訳で…。
ケーブルは暫定的に以前洒落で買ってあった、audio-technica製Super PCOCCケーブルを使います。
そしてこのケーブルをHD192のOUT 1/2に接続します。
右下がNA2FPMF経由でSRM-252Sに接続するCh .1/2で、その上はHD192の入力端子で、こちらもRCAケーブルを変換アダプター経由、変換アダプターの方はクライナ製の結構高価な品です。ちなみに左側はXLR - RCA変換ケーブルで通常のオーディオ機器に接続します。
この状態でSR-L300とSRM-252Sの組み合わせからきちんと音が出るようになりました。音について多くを期待しているわけではなく、当面はこのままで良さそうです。
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購入金額
1,680円
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購入日
2024年04月22日
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購入場所
サウンドハウス
harmankardonさん
04/23
jive9821さん
04/23
正直、上位モデルのドライバーであればXLR入力に対応するので不要なんですが、ローエンドモデルのSRM-252Sではこういう部分が意外と不便です。
実は以前買った格安品があったのですが、ペアのうち1つが壊れてしまったので、今回は確実性と取って信頼のNEUTRIKを選んでいます。