先日STAXが久々のエントリークラスへの新製品、イヤースピーカーSR-X1とドライバーSRM-270S、そしてそのセット品SRS-X1000を発表しました。SR-X1は単体価格66,000円、SRS-X1000の価格が121,000円ですから、SRM-270Sは55,000円ということでしょう。
他のラインナップからすれば確かにお手頃価格ですが、遂にエントリーモデルのセットでも実売価格で10万円を超えてしまったわけです。
以前から普段アナログ音源を取り込んでいるシステムのヘッドフォン環境を何とかしたいと思っていました。現在はヘッドフォンアンプにDROP.COMオリジナルのTHX AAA789アンプを使っているのですが、とにかくこれの音が悪いわけです。アナログの良さがみじんも表現されません。
ヘッドフォンの頭数はそこそこ揃っていますし、以前メイン環境で使っていたSENNHEISER HD650もまだ十分使えますから、当然普通のヘッドフォンアンプを新たに仕入れるのが最も確実なわけです。ただ、一度使ってみたいと思っていたのがSTAXのコンデンサー型ヘッドフォンです。
以前から色々と試聴はしていますので、ハイエンドモデルの素晴らしさは理解していますし、ローエンドでも通常のヘッドフォンとは一線を画する表現力は十分に備えています。そこでそのうち安い中古でも買おうと思っていたのですが、オーディオ店の処分品が中古レベルまで下がっていたのです。そうなるとついつい手が出てしまい…。
単品5万円クラスのヘッドフォンでもなかなか出ない音
今回購入したSRS-3100はイヤースピーカーSR-L300と、ドライバー(一般的にはアンプというべきもの)SRM-252Sのセット品です。詳細についてはそれぞれ個別のレビューにまとめるつもりですので、ここでは概要だけ紹介します。
SRS-3100の箱の中には、それぞれ個別に箱が入っています。単純に「セット品」であるということでしょう。
以前比較的空いていたイベントで、イヤースピーカーとドライバーの組み合わせを変えさせていただいたことはありますので、単品での実力は概ね把握していますが、SR-L300はローエンドながら結構再生能力の高さを備えています。このセットではどちらかというとドライバーのSRM-252Sの方が若干力不足感がありました。
SRM-252SのACアダプターは12V 500mA出力ですが、センターマイナスというちょっと珍しい仕様です。質の良い電源と入れ替えるのは難しく、この辺りで限界が早く感じられそうです。
SR-L300もローエンドらしく作りは華奢ですし、質感もお世辞にも高くはありません。ただ音は外観の安っぽさからは想像しにくいレベルなのです。
前述の通り、具体的な使用感などは今後SR-L300、SRM-252Sのレビューを新たに掲載しますので、そちらをご覧下さい。今回はSRS-3100のセット概要のみ記載しました。
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購入金額
49,500円
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購入日
2024年04月20日
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購入場所
ノジマ オーディオスクエア
タコシーさん
04/21
私のは以前の機種ですが10年選手でヘッドフォンハンガー折れが4回目で流石に自己修繕、イヤーパッド交換も数回、最近はコードが断線で補修しました 満身創痍です...
新しいの欲しいが買えない....宝くじ当たり待ち...
突発性難聴には要注意というところです(一回やりました...)
楽しんでください。
jive9821さん
04/21
メインの環境はこれまでと同様FOSTEX HP-A8+SENNHEISER HD650/6XXで、こちらはレコードからの録音時のモニター用(サブPCに接続)として使う予定です。今までの環境では音が出ていることはわかりますが、出ている音が良いか悪いか判断しづらいものがありましたので…。
私は普段ヘッドフォンの使用時間が長い方ですが、聴いていて疲れを感じた時にはすぐに使用を止めているためか、難聴とは無縁で済んでいます。コツとしてはオープンエア型を無理の無い程度の音量で聴き、疲れたらすぐに使用を止めるということだと思います。
接続の兼ね合いで使い始めるのは2~3日先だと思いますが、しばらくはSTAXの音を楽しみたいと思います。