タワーレコードのWebショップ、tower.jpでは時々アウトレットセールが開催されていて、意外なレコードやCDが妙に安く手に入る時があります。
今回は「Thrillet / Michael Jackson」のMobile Fidelity盤が半値以下で処分されていて、これを買うために注文したのですが、折角なので他に安いものでもないかなと見ていて、ふと目にとまったのがこの作品「Couplet / 髙橋真梨子」でした。というか、これがSACDで発売されているのを初めて知ったのです。
そこで調べてみると、本来の髙橋真梨子の発売元であるVICTOR ENTERTAINMENTではなく、Stereo Soundの企画盤でタワーレコード限定販売というもので、別にプレミア的な価値が付いているわけではないものの、そこそこ珍しい盤であることが判りました。値段も比較的手頃なのでついでに買ってみることにしました。
帯が金色なので、かつて流行った純金蒸着CDのように見えてしまいます…。
この盤はSACDではありますが、厳密にはSACD/CDのダブルレイヤーでハイブリッド盤となっています。そのためSACD対応プレイヤーを持っていなくても、CDとしてはごく普通に聴くことが出来る訳です。
私自身実はSACDプレイヤーは持っていません。単に「SACDを再生できる機器」であれば、SONY PlayStation 3 60GBやPioneer製DVDプレイヤー、DV-610AVなどはありますが…。
実はDV-610AVはSACDだけならそこそこまともに鳴る程度の実力は備えていますが、CDレイヤーとの聴き比べにはちょっと荷が重そうです…。
CDレイヤーの音も順当に向上
まずはCDのアルバムとして、収録内容を紹介しておきましょう。
01. そっと・・・Lovin' you
02. 遥かな人へ
03. Moon Tree
04. 浪漫詩人
05. Sweet Pageから相棒へ
06. 不思議な鳥
07. 素足のボレロ
08. 泣かせないでよ
09. そして愛は
この時期の髙橋真梨子は結構ヒット曲が多く、このアルバムもそこそこ知られた楽曲が含まれます。
何といっても圧倒的に知名度が高いのは、1994年のリレハンメルオリンピックでNHK放送時のテーマ曲として使われた「遙かな人へ」でしょう。
また、私もあまり詳しく覚えてはいないのですが「そっと・・・Lovin' you」はTV-CF、「不思議な鳥」はTVドラマのタイアップがあったと思いますので、それなりに聞き覚えはありますね。
元々歌の上手い人でしたが、この時期は声の充実ぶりが感じられ、どんな曲でも歌唱力で無理矢理聴かせてしまうような説得力がありました。
「そっと・・・Lovin' you」「遙かな人へ」は元々8cmのCDシングルで聴いていたのですが、このSACDはCD層も含めて2020年にリマスターされた音源を使用しているということで、以前よりも中低域の密度と高域の繊細さが向上していて、オーディオ的な質の高い音になっていると思います。さすがに録音された音以上に良くなるわけではなく、限度はありますが…。
生憎今回のアウトレットセールに出ていた髙橋真梨子のSACDは本作だけでしたが、2020年12月には本作を含めアルバム5作品がSACDで発売されていますので、他の作品も聴いてみたくなります。ただ、それ以前にSACDレイヤーをきちんと再生できるプレイヤーが欲しいというのが本音です。
最後についでですが、「遙かな人へ」のライブ映像も掲載しておきます。
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購入金額
1,500円
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購入日
2024年03月26日
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購入場所
タワーレコード
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