先日来、トヨタ2000GTのプラモを作っていますが、筆塗りだとやはりどうにも難しい… アクリジョンだからということもありますが、厚塗りして砥いでもうまくスムーズな塗装面ができません。
で、いろいろ見てるとやはりエアブラシの方がきれいに塗れると。それもハンディタイプもある。
いろいろ探して、今回はProfixというメーカーのTR-02 PROというモデルにしてみました。
選択基準は、
・日本メーカーであること
・圧力が強いこと
・小さいこと
といったあたりです。ケーブルもとりあえず一緒に。
週末にでも試してみたいと思います。
ちなみに、今回はAmazonは使わず、メーカー直販サイトにしました。少しずつGAFAのない世界で生きられるようにしなければ。
全然いけるぜ
充電式のエアブラシのレビューとか見てると、まー辛口の評価が多くて、やれ圧が小さいとか時間が短いとか言われております。
でも、みんな高望みし過ぎなんじゃないかと、使ってみて思いました。
いま作ってる戦艦に、アクリジョンで塗ってみましたが、素人目に見ても十分にきれいにムラなく塗れました。昼間撮影なので色わかりにくいですが、甲板の薄い模様も潰れずにしっかり出てます。
※写真は圧縮しすぎてノイズが乗ってるだけで、実際にはボツボツはほとんどなくフラットに塗れてます。
たしかに慣れるまではTR-02 PRO特有のクセみたいなものはあるんでしょうが、それは製品のせいではなく使用者のスキルや知識の差ではないかと。エアブラシ初の自分が言うんだから間違いないと思います。
いままでの筆塗りではどうやってもできない、薄くムラなく塗り重ねるのが圧倒的に楽!筆塗りも必要だと思うので、併用はします。が、新たな武器を手に入れた感じです。
とはいえ、いろいろと難しいところもありました…
濃度と乾燥させすぎないところがポイント
実際に使用したときの感想も。
まず、ブラシの圧力の調整ですが、カップの下で風圧を、ブラシ末端のネジで塗布量を調節します。
風圧の方は、締めすぎると詰まった感じでブッブッと途切れるので、それを開きながらブーッと途切れないように調節します。
そのあと、末端のネジを開きながら、射出量を調整します。開くほどに量は増えますが、出すぎると
濃すぎてムラになるし、少なすぎると濃度が足りないのか水疱ができてしまいました。
こちらは薄め。
こちらは濃いめ。
ここはちょうどいい濃さにして、射出時間を伸ばして濃くするほうがよさそうですね。
実際、最初は薄すぎたせいか、水玉ができてしまいましたが…
少し濃くして、さらに遠目にして吹いたところ、ムラもしっかりフォローできました。
カラーは、アクリジョンというほぼ匂いがしない水性塗料だけを使っています。ただ、この塗料は乾燥しやすくノズルがすぐ詰まると言われていて、エアブラシには向いていないとのこと。
動画とかを調べまくった結果、詰まりそうなノズルの先を吹いてないときに水に浸せば詰まらないってことでほぼ解決。
これならアクリジョンでもちゃんと使えそうです。
この値段でこの性能なら大満足
ひととおり使っただけの感想のまとめ。
まず、エアブラシ自体初めてでしたが、多分エアブラシとしての性能はしっかりしてると思います。メンテ性も高いし、交換ノズルを買えば0.5mmとか射出量も調整可能です。
分解もかなり細かくでき、掃除もしやすいですが、この掃除が素人にはかなり面倒だし難しい。カップから垂れた塗料とかを落とすのに少し手間がかかりました。ただ、アクリジョンは水性なのでまだいい方。シンナー系塗料だと落とすのにもシンナー系が必要なのでより大変でしょうね。
バッテリーの持ちは、この1/700くらいのサイズであれば全然問題ないです。多分時間にして20分くらいでしたが、残量は50%になってました。
最後まで使い切ると掃除ができないので、少し余らせる必要はありますね。
塗装結果は、塗料をしっかり撹拌し、詰まりにくくしておきさえすれば、きれいに塗れると思います。塗料を下準備することの方が大切ですね。
使ってみて思うのは、色を変えたりするのがなかなか大変なので、自分の技術では1日に塗れるのは1色くらいかなということ。乾燥させて重ね塗りもするので、どうしても時間はかかりますね。
筆塗りのほうが準備と片付け、塗るスペースなどもシンプルに済むので簡単です。大きな面積を塗りたいときなどには圧倒的にエアブラシですね。
買ってみて非常にお得だったと思います。趣味でやるレベルならこれで十分です
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購入金額
9,980円
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購入日
2024年02月10日
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購入場所
Profix公式サイト
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