私が使用しているノートPCには、USB type-C(10Gbps)x1,USB Type-A(10Gbps)x1,USB Type-A(5Gbps)x1,micro SD Slot,ヘッドフォンx1,HDMI出力x1が備わっています。
撮影等でノートPCを持ち出す際には、USB Type-Cポートが、USB PD(Power Delivery)対応なので、スマートフォン等の充電用に、USB PD対応USB充電器を使って、ノートPCに充電可能なので、ノートPC純正のACアダプターよりコンパクトなUSB充電器を使います。
すると、10GbpsのUSB Type-Cポートが使えなくなってしまいます。
私が使っているデジタルカメラのメインストレージは、UHS-II対応SDカードなので、ノートPCに読み込むためには、別途カードリーダーが必要です。
高画質の静止画や、4K動画をストレージにコピーする場合は、NVMe SSDをUSB 3.2 Gen2 x2(20Gbps)ケースに入れた、ポータブルSSDやワイヤレスマウスのレシーバー等を接続すると、直ぐにUSBポートが足りなくなってしまいます。
パッケージ表面は、鮮やかなグリーンとホワイトの2トーンパッケージで、商品イメージが中央に印字され、底部には、メーカーロゴと、Universal USB-C 11-in-1 Pro Dockと記載されていて、下部には、ピクトグラムと共に、トリプルディスプレイ対応、USB PD 100W対応であることが記載されています。
裏面には、接続イメージの写真と共に、ドッキングステーションの各ポートの説明が記載されm下段には、HDMIポート,VGAポートのOS毎の解像度とリフレッシュレートの一覧が描かれています。
パッケージサイズは、119㎜ x 331mm x 37mmで、563.5gありました。
パッケージを開けると、パッケージに使われている鮮やかなグリーンにメーカーロゴが白抜きで印刷されている大きなタブが出てきます。
このタブは、裏面が簡易マニュアル(英語)になっています。
パッケージを開けると、ドッキングステーションと、インフォメーション(多言語:日本語無)と、有害物質含有量が記載された紙片が2枚入っていました。
ドッキングステーションの大きさは、75mm(D) x 300mm(W) x 26mm(H)で、406gありました。
裏面には、左から、ケンジントンロック用穴、SDカードスロット、micro SDカードスロット、USB Typw-A x2、USB Type-C、USB PD IN、HDMI x2、VGA、イーサネットコネクター(RJ-45),ヘッドフォン端子が並んでいて、中央から、350mmのUSB Type-Cケーブルが直出しになっています。
各ポートには、端子の素性を示すシルク印刷は無く、
このドッキングステーションをPCに接続すると、 Belkin Pro Dock Audio、Realtek Gaming 2.5GbE Family Controllerのデバイスが追加され、Belkin Pro Doc Displayが正常に認識されませんでした。
搭載されているポートは、何れも高スペックの仕様になっていますので、各々確認してゆきたいと思います。
SDカードスロット
WEBページには、SD 4.0と記載されていますが、UHS(Ultra High Speed)-II対応のSDカードスロットです。
一般的なSDカードは、USH-Iの仕様で、比較すると、SDカード裏面の接点の数が異なります。
UHS-Iの仕様では、一般的には、SDR104という仕様により、104MB/sが読み書き速度の上限になります。
USH-IIの仕様では、312MB/sが読み書きの上限となります。
手元にあるUHS-II仕様のSDカードは、上限150MB/sのカードですが、このカードを使って、DiskMarkを走らせてみました。
UHS-Iの仕様を超える、165MB/sでの連続読み込みが可能でした。
micro SDカードスロット
WEBページでは、SD 3.0と記載されていますが、UHS-I対応のmicro SDカードスロットです。
前述の通り、SD 3.01には、SDR(single Data Rate)104という仕様と、DDR(Double Data Rate)200という仕様があります。
SDR104では、読み書きの上限か104MB/sとなり、最近のmicro SD/SDカードに記載のある150MB/s等の謳い文句は実現しません。
DDR200対応のmicro SDカードスロットであれば、104MB/sの壁を来れることができます。
パッケージに、Up to 160MB/sと記載されたmicro SDカードを挿して、DiskMarkを走らせてみました。
SDR104を超える、155MB.sでも連続読み込みが確認できましたので、DDR200に対応した、micro SDカードスロットだと思われます。
USB Type-A
USB Type-Aポートでは、USB 3.1 Gen2の10Gbpsが上限速度です。
USB Type-Aポートで、これを超える仕様はありません。
USB 3.2 Gen2 x2(20Gbps)仕様のポータブルSSDを接続して、DiskMarkを走らせてみました。
10Gbps対応の速度で連続読み込みが可能でした。
USB Type-C
USB type-Cポートには、USB 2.0(480Mbps),USB 3.0 Gen1(5Gbps),USB 3.1 Gen2(10Gbps),USB 3.2 Gen2 x2(20Gbps),USB4(40Gbps),Thunderbolt3/4(40Gbps)の仕様があります。
このドッキングステーションのUSB Type-Cポートには、10Gbpsの記載がありますので、USB Type-Aと同様の環境でDiskMarkを走らせてみました。
10Gbps対応の速度で連続読み込みが可能でした。
USB PD IN
USB PDの仕様では、最大100W(20V/5A)での電源供給が可能です。
このドッキングステーションでは、USB PD INのポートに、100Wの入力を受け付けて、直出しのUSB Type-Cポートに、85Wの出力が可能であることが記載されています。
入力から減った15Wは、USB Type-Aで、5V/0.9A,USB Type-Cで、5V/1.5Aの出力及び他のポートで消費されるようです。
USB PD対応100WのUSB充電器を使って、USB PD対応ノートPCを充電してみました。
19.8V/2.53A=50Wでの充電が可能でした。
HDMI
仕様では、最大4K@60Hz x2の出力が可能であることが記載されていました。
試しに、各ポートと4KモニターをHDMIケーブルで接続してみました。
直出しケーブルに近い、HDMIポートのみが、4K@60Hzで認識され、2つめのHDMIポートは、PCに認識されませんでした。
デバイスマネージャーで正常に認識されなかったのが、このポートだと思われます。
私が接続したノートPCには、既にHDMIポートが1基備わっているので、それが原因かもしれません。
ひょっとして、Thunderboltポートに接続すれば、2つのHSMIポートが認識されるのかもしれません。
VGA
VGAポートが接続できる機器を持ち得ていないので、確認できませんでしたが、1080Pでの接続が可能なようです。
イーサネットコネクター(RJ-45)
10Gbps対応のルーターに接続してみました。
デバイスマネージャーに表示されたように、Realtek製の2.5Gbpsのイーサネットコネクターで、ネットワークのプロパティを見てみると、上りも下りも2500Mbpsで接続できていることを確認できました。
3.5φヘッドフォン
デバイスマネージャーにオーディオの入力および出力の項とサウンド、ゲーム、およびビデオコントローラーの項に Belkin Pro Doc Audioが表示され、正常にヘッドホン端子が追加されました。
以上のように、USB Type-Cポートを消費することなく11の様々な高性能デバイスを追加することができます。
決して安価なドッキングステーションではありませんが、11ある追加デバイスの全てが高度な仕様で動作しているので、他に無い高度なドッキングステーションだと云えます。
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購入金額
25,740円
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購入日
2023年12月31日
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購入場所
amazon
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