「芋づる式洲崎綾 Part11」。Webラジオのキャラクターの面白さと、天使の歌声のギャップ萌えですっかりファンになった洲崎綾(あやちゃん/ぺっちゃん/あやっぺ)関連レビュー。12月といえばあやちゃんのバースデイがあるということで、それに向けてこの1年で増えてきたものを含め、彼女の参加した作品やイベント記録、楽曲など、幅広く芋づる式におよそ一ヶ月にわたりご紹介するシリーズレビュー、ついにゾロ目の11回目の開幕。
自分があやちゃんに注目したきっかけは、ラジオパーソナリティとして。
今では数多くのラジオのパーソナリティを務めるあやちゃんだが、ブレイクのきっかけは、同じく声優の西明日香と組んで始めたラジオ「洲崎西(ザキニシ)」。
歳が近く(1歳違い)、新人声優で、その時点でほぼひとつふたつしかメインの役どころがなかった芸歴の二人、共通点が多かったからか、そのラジオでのコンビ結成がほぼ「はじめまして」状態だったのに、意外なぐらいウマが合って、友達感覚であけすけにポンポン言い合える関係が築けた。聴く方としては、それをハタから見ている(ラジオを聴いている)のが楽しく、そしてリスナーからのメールを読んで、それに辛辣な歯に衣着せないコメントをもらってリスナーも被弾するという番組。なにせリスナーの呼称が「豚リスナー」。たまに、単に「豚」、ご褒美的に?「おい豚」と呼びかけて?もらえることもあり、パーソナリティとリスナーとの距離が近いラジオに。ただ、豚たちは結構わきまえているので、アイドル声優ストーカー事件などの厄介勢には変化せず、出荷されるのを待っている?状態。
自分は、ニコ動で初期の回の音声に、紙芝居風に挿絵をつけた動画に出逢って、試しに訊いてみたところハマり、そのあとずっと(深夜番組なので寝落ちで聴き逃すことはあっても)継続的に聴き続けている番組。そもそもあやちゃん推しになったのは、(アーティスト活動はしていないので)キャラソン中心ではあるが歌うときの天使の歌声と、芸に対する真摯な態度、根が真面目でファンを大切にする姿勢などを評価した結果だが、この番組で注目したのは確かで、またこの「おもしろさ」「トークの上手さ」「陽(よう)のもの」というのも、彼女のキャラクターの核にあるものなので、様々な担当番組が増えても、自分にとっての「ラジオパーソナリティ洲崎綾」の最大の「側面」のひとつとして支持し続けている。
そんなあやちゃんの「おもしろサイド」が堪能できる洲崎西だが、2013年7月開始で、すでに10年500回以上の長寿番組になっており(2023年末現在)、制作元のシーサイド・コミュニケーションズでは現役最長寿の番組となっている。
そのため、最近の(といっても今回取り上げる作品は少し前のものだが)DVDは、シーサイド・コミュニケーションズの他番組や他パーソナリティの紹介を兼ねてか、コラボ企画が多くなっている。本作もその一つ。
作品名が「洲崎西松田颯水」と厳つい漢字が多いタイトルになっているが、その名の通り、洲崎西がゲストに女性声優松田颯水(まつださつみ)を呼んだ形の企画DVD。そういう意味では以前ご紹介した「洲崎西DVD 世界のざきにし編」
に近い(時系列的には本作が先だが)。
松田颯水は、「世界のざきにし編」でゲストだった高田憂希とコンビを組んで、同じシーサイド・コミュニケーションズで「フレッシュたかまつ」という番組を持っており、先に「まつ」の方を呼んだというわけ。なお、あやちゃんとあっちゃん(西明日香)に合わせて、名字だけ取って「洲崎西松田」にならなかったのは、さっつんこと松田颯水には、同じく声優で双子の姉の松田利冴(まつだりさえ)がいるから...という事らしい(単に語呂の問題のような気もするが)。
事務所が違うので、直接の後輩ではないが、洲崎西のふたりとさっつんは、5歳ほど歳が離れていて、芸歴も4年ほど短く、シーサイド・コミュニケーションズの番組としても2013年開始の洲崎西に対して2017年開始の「フレッシュたかまつ」と、すべてにおいて後輩ポジであり、...ということは、さっつんがふたりにイジられる作品...だけには終わっていないところが、流石松田颯水。関西弁で、自分のことを「我(われ)」と呼称し、少年役も多い(←関係ないかw)さっつんも果敢に先輩に切りこんで行く。
基本は(当時の)洲崎西の番組内コーナー「ざきにし企画室」、「名づけましょう!」、「じょぶとれ!」を、さっつんも加えた形でやってみよう!という企画なのだが、さっつんも意外にいい味出している。
「ざきにし企画室」は、「(ラジオではリスナーが)事業展開案を出してその案を練り上げて行く」というコーナーなのだが、最近は「事業展開」という所までは行かず、アイデアの吟味というあたりで、リスナーからの案にダメ出ししたり、チャチャを入れたりするコーナーとなっている。ここでさっつんからは洲崎西のふたりに、(番組での過激な内容や発現に反して?)「ふたりがしゃべっているとき動かない」という指摘。「しゃべっているときに動きをつけるコーナーは?」との提案に、それを一旦「嫌です!」と即答したものの、「ボディランゲージを高めるコーナーかぁ、悪くないなぁ」とあやちゃんが受けたが、あっちゃんが「でも(洲崎西は)動画なしの音声だけのラジオなんだけどね」とバッサリ~w
「名づけましょう!」は、「ネーミングが固くて親しみにくい」と思うものにキャッチーなネーミングをつけていくコーナーだが、いつもあっちゃんが名前を絞り出すときに寸劇をしていくのが面白ヤツ。Twitter(当時、現X)の「#拡散希望」というのが廃れてきているので、それに変わるものとしてあやちゃんが「#広めてくれたら裏アカ教えるよ」、あっちゃんが人の不幸が大好きな人はこぞってリツイート(RP)するからということで「#これが1000リツイート行ったらアカ消しします」。さっつんは「#おっきな声で言います!」w。ふたりのどことなく闇のある回答に対して、さっつんのド直球な回答。これは、芸歴が長いと業界の暗部を視るのか、それとももともと持っている性k...多くは語らないw
「じょぶとれ!」は、「新たなビジネススキームを生み出す力をつけるために、様々な課題や訓練にチャレンジする」コーナー。ま、いろんな事に(場合によっては対決形式で)チャレンジし、敗者もしくは番組スタッフの判定により基準に達していないとされたときには「○○できなくて/してなくてすみまセンブリ」という、激濃度のセンブリ茶を飲まされるという罰ゲームもあるコーナー。今回は「ビジネスをやっていくには、いろいろな余興にも精通しておく必要がある」ということで、「余興チャレンジ!」。まずは「ぼくボブ」ゲーム。最初の人が「ぼくボブ」、つぎの人が「ぼくボブぼくボブ」と増やしていくゲームで、回数間違えたり、噛んだりすると負け、というゲーム。あっちゃん⇒あやちゃん⇒さっつんの順にやることになったが、2巡目の最初のあっちゃんのところ(4回繰り返し)ですでに滑舌がアヤシイw「ボブは滑舌が悪いという設定で...」と言い逃れしようとするが、あえなく「ワタシ、弱くてすみまセンブリ」を飲む羽目に。こういうときのあっちゃんのリアクションはとても面白いので、予定調和的な...?結局三回戦勝負はあっちゃん2敗、さっつん1敗であやちゃん逃げ切り、という様相だったが、最後にもう1ゲームやることになり、全員一致で全員負けという結果に...。結果あやちゃんも飲まされて「ばあちゃんちの畳喰わされたみたい」ってww
特濃センブリ茶飲んだときのリアクションは一番あっちゃんが面白い
上手くまとまっていたが、今回はさっつんがザキニシの二人に花を持たせた感じで、ちょっと爆発力不足か...?こういうお題系のコーナーは、もうすこしアタフタする二人の方が面白いのだが....
ただ、これを収録してもう5年近く経っているので、今やったらどうなるか?さっつんのトーク力も最近上がっているので、再戦が楽しみなメンツでした。
【収録内容】
<DISC1(DVD)>
1. オープニング
2. ゲストコーナー
3. ざきにし企画室
4. 名づけましょう!
5. じょぶとれ!
6. エンディング
<DISC2(mp3CD)>
洲崎西アーカイブ音源:第228回~第240回(mp3形式)
廻しの上手さは見られるが....
このときのあやちゃんは「廻す」モードだったので、ブッ飛んではない。
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購入金額
4,200円
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購入日
2019年08月14日
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購入場所
シーサイドSHOP
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