今日は値上がりしつつあるSATA SSDを買い足そうと、パソコン工房の店頭に足を運びました。日替わりでTeam GX2の2TBモデルが1万円を割っていたのです。このSSDについてはいずれ取り上げるつもりです。
取り敢えずSSDの購入札を確保して、他の特価品を見ていて目にとまったのは、このOffice Saveブランド、バーベイタム製のUSBメモリーでした。
以前同じOffice SaveブランドのUSBメモリーを同じような特価品で買いましたが、このときにはUSB 2.0対応のものでした。当然速度的な限界があるのでレビューでは取り上げていません。しかし今回の特価品はUSB 3.2 Gen1×1、まあ平たくいってしまえばUSB 3.0対応のものです。これなら速度を検証する価値がありそうということで、これもついでに購入してきました。
発売元はバーベイタム・ジャパンですが、サポートはアイ・オー・データ機器が担当しているようです。バーベイタム自体はコンピューター向けメディアでは老舗メーカーですし、アイ・オー・データ機器は言わずと知れた有名周辺機器メーカーです。Amazonで正体不明ブランドの製品を買うよりは確実性が高そうということで、製品がそこそこまともであれば今後も有力な選択肢となり得ます。
キャップレスで、端子部がスライドして収納されるという比較的安価な製品に多い形状となっています。
速度が安定しないので評価は下げざるを得ない
それではいつも通り、Crystal Disk Markを2バージョン使い、速度の傾向を見ていくことにします。私のメインPCであるRyzen 9 5900Xを搭載したASUS PRIME X370-Aで計測しています。
▲Crystal Disk Mark 8.0.2 (IOPS表示)
Crystal Disk Mark 8.0.2の結果だけ見れば格安品とは思えない優秀さです。比較的高速なmicroSDXCのレベルの速度ですからね。ランダム4Kの書き込みはそれなりに落ちますが、それでも水準は十分クリアしています。
一方でCrystal Disk Mark 5.1.0の方はなかなか難しい結果となりました。シーケンシャルリードは80MB/s以上で十分高速なのですが、書き込みに関してはシーケンシャル、ランダムを問わず数字がかなりばらつきます。
それでもこの数字が安定して発揮されるのであれば好意的に書けるところだったのですが…。
実はこの数字を得るために、どちらのバージョンも計測を中断してやり直す必要がありました。特にランダム4Kの書き込みを計測しているタイミングで、速度が極端に低下しテストが先に進まなくなるという症状が発生したのです。Crystal Disk Mark 5.1.0は2度目の実行で発生し、Crystal Disk Mark 8.0.2では1回目で発生したためCrystal Disk Markをタスクマネージャから強制終了し、テストを再実行することで何とかこの結果が得られたのです。
きちんと動いている限り価格帯をを大きく上回る素晴らしい性能を叩き出すのですが、高負荷をかけるとまともに動かなくなるというのがこの製品の特徴のようで、ここまで安定度が低いと評価は辛くせざるを得ません。恐らく100MB以下程度のファイルを数個書き込む程度の使い方であれば普通に動いてくれると思いますので、実用性能に不足はないはずです。しかし動作の安定度が低いとなると、重要なデータを扱う際には避けた方が良さそうな製品です。
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購入金額
398円
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購入日
2023年11月19日
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購入場所
パソコン工房
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