レビューメディア「ジグソー」

プレーン素体に加えられる艶感と存在感

 

 プレミアムバンダイ/魂ウェブ商店で限定販売された「METAL BUILD ガンダムアストレアII」です。

普段よりも販促広告が多く、力を入れている商品だというのが感じられます。今後、可動部分の少ない「強化装備」という名のオプションパーツの流通で稼ぐためのコア商品というかんじですね。

まぁ今後発売される装備といっても、剣好きなデザイナーだから、剣ばっかりが発売されると思うけど。

 

とりあえずそんな販売戦略の中心・主力商品となるこのビックウェーブにのっかった方がいいなという理由で購入してみました。 

 

 

 

外箱は装飾も美しく、コストがかかっているという感じ。

コレクターにとっては箱が大事らしいので、シンプルながらも綺麗な外観で良いなと思う。

 

 

 

 箱の裏面は特に説明が無くシンプル。

 

 

 

すごく丁寧に梱包されており、品質には安心。企業の姿勢として見習いたい。 

 

 

 

説明書。そんなにギミックがあるわけではないですが、わりと情報量多めにして分かりにくい部分も多め。

 

 

 

全ページがカラーという力の入れよう。今後の主力製品らしさがここでも感じられる。

 

 

 

本体。金属質感とかすごく良い。パール塗装で質感もあり、さらにすごく良い。
玩具の場合パーツの合わせ目で安っぽい印象を受けるのだけれど、これはリアルな装甲版や稼働部の設計配置などを考慮したようになっていて、実際に機体があったらこういう感じに構築されるんだろうなというイメージがあって良い。

 

機体カラーは白に近いグレーをベースに、ブルーグリーンの混じったパールカラーで、ホワイト系の機体色と表現されそうですけど、「試験機」としてならこんな色かなと納得するような綺麗な色。

今後、カラフルな追加装備が発売されても邪魔しないようなカラーリングで、商品展開も楽しみになります。

 

 

 

プロポーションは細マッチョみたいな感じで、ところどころ重機的・工業製品的な意匠が見られる感じ。脚が長い部分は二足歩行を機能検証すると絶対に無いデザインなのだけれど、漫画的カッコよさを求めるとこういうシルエットになるんだろうなという理解はする。

 

 

 

背中に装着するバックパック。そういえば他の機体シリーズだと太陽炉と呼ばれる動力炉ユニットが入るからランドセル型は珍しいともいえるのだろうか。

 

 

 

背中には太陽炉が入るための穴もあって、ちゃんと接続できるようになってる。

 

 

 

腕や脚にはクリアパーツがはめこんであり、キラキラしてすごく綺麗。
兵器として実際に合ったらめちゃくちゃ弱点になりそうだけど。

 

この部分は外すとハードポイントになっていて、オプションパーツを固定できる仕組みとして予め考えられているみたい。こういう自由な設計あると後の商品展開が楽で良いですね。

 

 

 

顔も小さいけど、目は大きいなという印象。色数は多くないけど細かくパーツごとに色が違っていてグラデーションを感じて綺麗。細かいけど折れそうなほど細いパーツも無く、すごくまとまった外観だなと感じる。

 

 

 

左肩にコンデンサを装着した姿。大事なパーツをなんで敵からの射線に当たりそうな左肩に配置するのか理解が追い付かないデザイン。確かに背中に推進用バックパックとかあれば配置に困るけども。

 

 

 

プロポーションは本当にかっこいいですね。リアル機体というよりは漫画チックなのだけれど、純粋にかっこいいと思う。

 

製品としてのバランスや設置も良く、普通に自立します。

 

 

 

あらためて左右非対称を認識されるけど、個人的には雑に感じる。非対称なら2種類あって迷ってもどちらでも採用できるから「完成品」を感じない。試作機というコンセプトだからこそこういうデザインなのと言われればそれまでだけど、ちょっとデザイナーの逃げを感じる。

 

 

 

左腕には増加装甲のようなパーツを付けています。これハードポイントに固定してパーツで挟み込むようにしてロックされているのですが、非常にリアルな装着の仕方だなと最初に感動したところ。

 

 

 

 膝関節の前面に装甲があったり、片膝付くときの設置面積を大きくして安定させるためのようなフレームもあり、けっこう見ていても面白い。

フレーム自体も人骨のような細い柱ではなく、長方形の板状のユニットが組み込まれたようなデザインになっており、力学的にもこの関節設計はアリだなと納得させられる。前面からの射線に強い外観設計です。 

 

 

 

標準武装のライフルとシールドを持たせてみた。

 

 

 

シールドは板を2枚腕部に装着する形状で、このペラペラで何から身を守ろうとするのか問ただしたいと思うし、そもそも中央の守られていない部分なんやねんというのがファーストインプレッション。

 

でもよく考えると腕部の増加装甲部分が小さな盾(バックラー)のように使い、2枚のペラペラは細かい破片除けのようなものかなと考えてみたり。

 

装着に角度があるので、水平にならないところも面白いですね。

戦車装甲みたいに砲弾を受け止めずに受け流すみたいな回避運動するんかな。

 

 

 

 でも盾を構えてみたら、やっぱりペラペラの方を使うような。

2枚あることで、普通の盾よりは少し大きめのような気がする。下の方の部分はそもそも機体からはみ出ているのでシールドの必要ないからどう使うのか分からんけど。

 

 

 

ライフルのビジュアルもカッコ良い。好きなデザイン。

上部のクリアパーツは何に使うのだろう。とりあえずかっこいいから配置されてる感じなのかな。

  

 

 

首、腕、脚が長いのでポーズがいろいろ決まります。

 

 

 

二重関節となっている部分も多く、可動域は最初から考えられて設計されている感じ。

どんなポーズも、しっくりと決まります。

 

 

 

 関節の固定はすごく良く、どちらかというと動かすのに力がいるくらい。

ポーズをとらせて飾っても全くへたってこないのはさすがのクオリティ。

 

 METAL BUILD ラインナップは、最高級ブランドなので、本当にはずれが無いですね。

 

 

 

更新: 2023/11/11
デザイン性と機能美

実在しなさそうな兵器デザイン、実在しそうな質感

造形はとてもかっこいい。ずっしりとした重量も感じるし金属の質感も高級で存在感がある。

実際に原作に搭乗する機体の中間となる設計になるため、デザインとデザインの間になるようなオマージュな意匠がそこら中にあり、サプライズ的なものはないと感じる。

 

原作登場の機体デザイナーでもある海老川兼武氏がそのままデザイン担当しているので、世界観のトーン&マナーが揃っており違和感がなく、氏が好む細いボディ、ソリッドな全体イメージというのが表現されていてクールだと思う。

 

デザインは無駄な装飾が多いと感じる。図版で見るとシンプルで綺麗に感じるが、立体にしてみると情報過多が多く、この曲線が必要かなぁとか、気になるところはある。

 

僕は個人的に海老川兼武デザインというのが全部同じに見えて、どちらかというと好きになれないのですけど、このMSデザインは配色を含めてかっこいいと思います。

更新: 2023/11/11
メンテナンス性

しっかりした造り

ぽろぽろ落ちるパーツも無く、安心して触れます。

機体が白系なこともあり、触ってると汚れるかなぁとか、そっち系の心配はありますが品質から注意が必要なところは全然ないですね。

 

手に刺さるような尖ったパーツがほとんど無いのも、とても良い。

更新: 2023/11/11
コストパフォーマンス

コレクター価格

品質を見れば納得の価格だと思います。

  • 購入金額

    24,200円

  • 購入日

    2023年11月05日

  • 購入場所

    BANDAI SPIRITS

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