携帯電話を所持し始めたのは、今は亡きJ-フォンのJ-SH52(2002年)からなので、すでに携帯電話普及率8割を超えたあたりからであり、決して早い方ではないのだが、スマホに切り替えたのはiPhone 5発売直後で、比較的早い(スマホ普及率3割程度のあたり)。
その後、iPhone 5⇒iPhone 6 Plus⇒iPhone Xと乗り換えてきた。
6 Plusは、当時使っていた5の不調(リンゴループ突入⇒修理)に加えて、バッテリーがもたなくなってきていたことで「替え時かなぁ...バッテリーだけ交換かなぁ...」と考えていた時に、当時使っていたキャリア(SoftBank)の料金改悪の報が入ったので、旧料金が有効な間に契約を更新したかったのと、視力的なやんどころなき諸事情により、どうせならもう少し大きな情報量が多い画面が欲しくなって買い替えたが、他はiPhoneの大変革(iPhone 5=Lightning端子採用、iPhone X=ホームボタン廃止)の時期に替えてきた。
そういう意味では、接続端子がLightningからType-Cになる今年(iPhone 15シリーズ)は替え時で、実際バッテリーも前回交換から約2年が経過して容量は80%以上を示すものの減りが速くなってきていたし、ちょうど最新iOS(17)の対応機種から、iPhone X(A11 Bionic)が外れたのもあって、交換する予定ではあった。
ただ、iPhone Xが胸ポケットから道路への数回の落下を経ても、本体自体はほぼきれいなまま保てた
6年近く使ったiPhone X、何度も落とした上側の角もケースを取ると全く無傷
立役者であるGild design(ギルドデザイン)のアルミバンパー
は必須だろうと、その発売開始時期を探っていた。Gild designでは、現物合わせで既発売品との適合状況を調べるとのことだったので、それを待つことにして、iPhone 15シリーズの予約開始(2023/9/15)~発売日(2023/9/22)の争奪戦には加わらなかった(実際Gild designから、iPhone 15シリーズへの現行品の対応状況と新規開発ものの発売時期がアナウンスされたのは9/26だった)。
しかし、iPhone 15シリーズの販売開始翌日の9/23の朝、起きてみるとiPhone Xの充電がされていない。あれ?ケーブルでも逝ったかと考えて、別ケーブルに替えて数時間放置したがダメ。一応、Lightningケーブルをつなぐと、「フォン」という音ともにカミナリマーク?がバッテリーマークのところに出るので、認識はしている様子。しかし一向に充電されない。前回バッテリーを正規代理店で交換した時、Lightningポートから結構ごみが出てきたのを想い出して、接触不良かな?と爪楊枝で掃除したり、ブラシノズルをつけて掃除機で吸ってみたり、Lightningプラグに接点復活剤を塗って抜き差ししたりして改善しないか確認したがダメ。
プラグ経由がダメならと、Anker A2521011
によるワイヤレス充電を試したが、こちらも置くとiPhoneも充電台も充電モードにはなるものの、翌日まで待っても充電されず。そうこうしているうちに待ち受け消費がかさんだのか、ついにバッテリー残量一桁前半になってしまった。
そこで、「iPhoneを探す」のオフなど最低限の対処をし、電源を落とし、PCで故障状況と費用などを調べた。
充電されない故障の場合、バッテリーの問題か基板が逝ってるかのほぼ2択らしい(今回iPhone本体以外の要因-ケーブル断線、ACアダプタ不良、Lightningポート不良-をすでに潰しているので)。バッテリー交換だけなら即日で10,000円以内、基板が逝っているとさらに25,000~35,000円で最低数日の入院あたりが相場らしい。
いままで、歴代iPhoneは下取りに出しておらず、iPhone 5はキャリアの製品保証に入っていたので、6 Plusへの変更直前にバッテリーを交換し、当時は即日対応ではなかったiPhone 6 Plusのバッテリー交換時には数日戻して使っていたし、iPhone 6 Plusも、iPhone Xのリコール(ディスプレイパネル交換)修理の時に数日戻して使っていた。それに倣って、今回もiPhone 15シリーズを入手しても、大した下取り額にはならないiPhone Xは予備機として置いておくつもりだったが、その目論見が崩れてしまうことになった。しかし、最新iOSの対応が「ない」と、すでにアナウンスされているものを、重症の場合は4万円以上かけて直すのは正直アホらしい。
そこでiPhone 15が手元に届くまでの延命さえできればよいやと、近くの「街のiPhone修理屋」に行ってバッテリーだけを替えてみることにした。店に到着したときに再び電源を入れようとしたが、その時にはすでに電源がつかなくなっていたが、店側が「交換しても電源が入らなかったら工賃だけでよい」と言ってくれたので、交換を依頼(最終的にバッテリー・工賃計8,500円)、無事電源は投入できたが、やはり充電はカミナリマークは表示されるものの進まない。
これは充電回路(基板側)そのものがダメになった、と判断し、iPhone Xの復活をあきらめ、予定を繰り上げてiPhone 15シリーズを入手することを決意したのが9/24。発売直後の人気過熱の報道があったので、ダメもとで確認したが、直売のApple Storeではすでにデリバリー予定が11月に入っていた。iPhone Xを5年以上使ったことを考えると、今回購入するiPhone 15使用中に実家に戻ることになる可能性が確定的に高く、そうなると家族回線との関係上キャリアが必ず変更になる。そのためSIMフリーのが欲しかったのと、現在のネット回線割引があるY!mobileを変更せずに安価に購入する方法がなかったので(Y!mobileは回線・SIMとしてはiPhone 15に対応するが、端末は当面販売しない)、回線業者のしがらみがなく、一括で買えば最も安価なApple Store直売からの購入にしようと考えていた。そのため、iPhone 15入手までの1か月半をなんとかしないとならない。
最低限、電話とメール、LINEさえ使えればしのげるため、念のためバッテリーが少々弱ってきているものの、まだ生きている6 Plusを充電してSIMを挿してみたが、6 Plusはソフト的にSIMロックが外せない世代の端末で、iPhone X使用期間の間にSIMフリー化してSoftBank⇒Y!mobileへとキャリア変更しているので、SIMを認識しなかった(系列なので、そこは同じキャリア扱いにしろや!とも思うけど)。
数日なら、PCメールと緊急時の社用携帯で何とかしのいでも、1か月半以上個人スマホなしはさすがにきつい。
そこで、1か月半の短期リリーフを考えることにした。
ワンポイントリリーフなので、まずレンタルを調べたが、そもそも法人向けがほとんどで、個人向けレンタルが少ない。そして個人向けはレンタル料が割高で、iPhone 8やSE(第2世代以前)のように最低限の端末でも、個人で1か月半借りると2,000円前後の基本料+1日200~300円はかかるので、1万程度はかかるうえに(もしくは1か月固定レンタル×2か月で1万4千円ほど)、安価機種は長期確保できるレンタル実機が見つからなかった。即借りられて11月中旬まで押さえられる、空いてる機種を探すと、それらは12世代以降の機種で、1か月半で1万5千円以上かかる。
ここまで出して、使用後返却したら手元になにも残らないのは、今まで数回予備機の出動経験がある自分としては心配。そこで、方針変更して中古iPhoneでも買うか~とイロイロ調べていたら、個人フリマサイトなどで相手の素性がわからない状態で保証なしの機体を購入するバクチに出るより、「整備済み品」ならソコソコ安く手に入ることが分かった。
結構しっかりしている販売元が、Amazon扱いで整備済み機を取り扱っており、在庫分は翌日到着可能とのことだったので、それを購入することにした。
機種は、Apple iPhone SEの第2世代。iPhone SE(第2世代)は、チップがiPhone Xより2世代進んだA13 Bionicで、一応iOS17対応機種。先を考えるならば、同じSEなら第3世代のほうがより良いが、それだと最低でも4万以上となってしまって、「1か月半のリリーフ+万一の予備機」としては高額過ぎる。
そこでおよそ2万円で購入できるApple iPhone SE(第2世代)のベーシックグレード64GBを手配することにした。色は今までiPhone 5:ブラック&スレート⇒iPhone 6s Plus:グレイ⇒iPhone X:スペースグレイと黒~銀系を渡ってきたので、ここではブラック...と行ってもよかったのだが、今回はやめた。
というのも、現在会社の貸与スマホがレンタルのiPhoneなのだが、ちょうど現在の機種はSEで、個人貸与スマホがiPhone SE(第2世代)のホワイト、部署代表番号がiPhone SE(第1世代)のスペースグレイ。場合によっては会社では両方持ち歩くこともあるため、同じ大きさのiPhoneが白、黒、黒だと見分けがつきづらい(iPhone Xは大きさが違っていたので同時に持ち歩いても問題なかった)。
そこでカラーは、かぶらない(PRODUCT)REDにすることにした。
到着すると、新品とは全く違う箱に
・本体
・SIM取り外しツールが固定された移行方法説明のサイトに飛べるQRコードが記された紙
・充電用ACアダプター
・Lightning⇔USB A端子ケーブル
が収められていた(厳密にはACアダプターとケーブルは一体包装)。
中身はこれだけ(箱の「新品」の表示はひょっとしてACアダプターのこと??)
SIM取り外しツールが固定されている紙には、移行方法を解説したサイトへ飛ぶQRコードが
本体をよく見ると、画面側右上に擦り傷と、裏面のリンゴマークの縁のあたりに目立たない塗装のツヤの変化、外カメラのレンズの縁のあたりに若干の塗装ハゲはあるが、シャーシ部分は変形や擦り傷は全くなく、全体としてソコソコ綺麗。このうち画面側右上に関しては、電源ボタンあたりに横向きで数か所傷がついていて若干目立つが、まぁ2万円で翌日無料配達の180日の保証付き端末としては許容範囲か(傷の感じとしては深くはなく、ある程度広い筋状のものなので、硬質プラスチックの指サック、あるいは硬い皮の手袋など、金属ほど硬くはないもののソコソコ硬めのものを指先に装着したまま、電源ボタンを「押しそこなった」時についたような感じの横向きの傷...というかスレ)。
シャーシ側はかなり綺麗。新品パーツではなさそうなので、完全防護のケースつけてたのかな?
写真だと写らないなー...目で見ると明らかに横筋ついてるんだけど
背面の塗装の光沢が一部違う部分も写らなかったので、写真で判るのはココだけか...
充電系のアダプターとケーブルは家にも複数あるので、どんなの来てもよいやと、まったく期待していなかったが、Apple純正の全くあまり耐久性が高くないわりには価格的に暴利をむs...プレミアムな産廃...品の中古ではなく、サードパーティ製の新品が添付されていたのは、著しく期待を上回った。
添付されていたのは、多摩電子工業の「コンセントチャージャー1A for Lightning(AA51LUW3)」で、コンセント部が90度折りたためてコンパクトになる、1ポート1AのACアダプター(100~240V対応品)と、それぞれの端がLightning⇔USB-Aとなった1.2mのケーブルのセット品(当然Made for iPhoneモノ)。アダプターは1A1ポートだし、ケーブルも純正よりははるかにモノは良さそうではあるものの、布巻きになっているなどではなく、特に「高耐久型」と言う感じではないが、室内で使用するLightning端子装備iPhoneの充電専用とすれば、充分なもの。メインがiPhone 15に更新が終わって、持ち歩く充電ケーブルがType-Cに替わってしまったら、実家に置きっぱなしにして、社有iPhoneを持ち帰った際の充電用にでもしようかしら。
ACアダプターと充電ケーブルは新品で(歓喜)、純正ではなく(大歓喜)多摩電子工業のもの
Y!mobileのSIMカードを入れると、無事自分の電話番号で通話可能に。Apple IDでiCloudにもログインし、必要なアプリを再ダウンロード&インストール(この時、今では使っていないアプリや、めったに使わないものを断捨離し、画面が1面半減ってシンプルになった)。
ここでiPhone Xの電源を再投入、iPhone 15移行時に備えて全体バックアップを取ってから、各種アプリごとに退避が必要なものは作業を開始(さすがに256GB⇒64GBだと全部フルコピーでは移せない&64GBに移せるようにiPhone Xの中身を整理している途中にバッテリーが切れてしまうと、もう一度バッテリー交換が必要になってしまうので)。
とりあえず、キャリアが異なるため現時点でメインの家族との連絡方法となっていて、さらに行きつけのガソリンスタンドの割引クーポン(しかも5円/L以上とかなりの値引き)が配られるLINEや、用途によって複数使い分けているメール系、原則紙派の自分としては数は少ないが若干の購入分がある電子書籍のサイトなど、最低限の復活をさせ、一旦iPhone Xの電源を切るところまで入手当日中に行けた。
引き続き暇を見て、使用頻度が低いサイトの情報移行やログイン情報の更新はその後チマチマ実行しているが、一部元のiPhone X側のアプリで退避処理をしなくてはいけないものがあったり、複数あるメアドのどれを登録していたかメモっていなくて、iPhone Xのアプリアカウントを確認しないとわからないものが出てきたりするので、その都度iPhone Xを立ち上げて確認し、移行を続けている(完全終了までにバッテリーを使い切らないことを祈りつつ←あと30%!)。
第2世代のiPhone SEの使い勝手としては、自分の社用携帯と完全に同じなので、全く問題なし。
ただ、会社でサイレントモードのSEを3枚胸ポケットに入れていると、パターンを変えていても鳴動の仕方が似通っていて、どれが鳴っているかわからんので、結局全部取り出してみないと決着つかないのは....。あと、社有携帯と私用のものはパスコードを変えていて、今までは機種が違うので画面の大きさですぐ使い分けできていたが、今回機種が同一なので、パッと見たときに判断を間違い、結構な頻度で入れ直しになるのが...w
なお色は、同じSEの(PRODUCT)REDなら第1世代の深い色の方が好みかな。第2世代は朱色っぽくてやや安っぽい。
他部署にレンタルされている第1世代借りてきて比較してみた。第2世代は朱色系。
ただ、指紋認証つきホームボタン式iPhoneというのは、使い勝手としては完全熟成されているので、使用感は快適(特にiPhone Xにはマスク付き顔認証機能がなかったので、Touch ID超快適)。iPhone 15が来ても、予備機としては十分役立ってくれそうです。
【iPhone SE(第2世代-2020-)A2296 MX9U2J/A 64GB SIMフリー版仕様】
Color:(PRODUCT)RED
Internal Memory:64 GB, 3 GB RAM
Dimensions:138.4 x 67.3 x 7.3 mm
Weight:148 g
Display Type:Retina IPS LCD, 16M colors
Display Size:4.7 inches
Display Resolution:1334 x 750 pixels, 16:9 ratio (356 ppi density)
Build:Front/back glass, stainless steel frame
SIM:Nano-SIM
Body Function:IP67 dust/water resistant (up to 1m for 30 mins)
OS:iOS 13
Chipset:Apple A13 Bionic
CPU:Hexa-core (2x2.65 GHz Lightning + 4x1.8 GHz Thunder)
GPU:Apple GPU (4-core graphics)
Camera (Primary):12 MP f/1.8 (wide)
Camera (Secondary):7 MP f/2.2
Video:2160p@24/30/60fps, 1080p@30/60/120/240fps, HDR, OIS, stereo sound rec.
WLAN:Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax, dual-band, hotspot
Bluetooth:5.0, A2DP, LE
Battery:Non-removable Li-Ion 1821 mAh battery (6.96 Wh)
Fast charging 18W, 50% in 30 min (advertised) + Qi wireless charging
再生品なので「傷なし」とはいかないのはわかるが、若干目立つ傷がある。
商品説明文には「画面と本体には、30センチ離れたところから見ても外観上の損傷は見られません。」とはあったが、少なくとも画面側の傷は光の加減によっては50cm離してもわかる。
一方、シャーシの方は面のへこみや枠部分の傷は全くなく、かなりきれい(リンゴマーク横の薄い擦り傷のような光沢の変化と、カメラレンズの突起のエッジ部分の若干の塗装ハゲのみ)。
同機種、ほぼ同世代の社用iPhoneより悪い。
商品説明文に「バッテリーは新品の80%を超える容量で提供されます。」とはあるが、ジャスト80%であり「超え」てはいなかった。
自分が前機種のリースアップ後、新品状態で2年前から使っている会社貸与の同じiPhone SE(第2世代)64GBがまだ92%あるのに比べると、劣化が進んでいる。
イヤホンがないのは知っていたので問題なし。むしろ、充電系付属品が「サードパーティの」新品だったのを評価したい。
元々「SIM取り外しツール、充電器、充電ケーブルが付属しています。ヘッドフォンとSIMカードは付属していません。」と明記されていたので、ヘッドフォン(イヤホン)がないのは了承済み(...というか、Appleの純正イヤホンはiPhone 5の最初期、代替品を手に入れるまでしか使っておらず、6s Plus以降はすべて梱包も解かない状態で放置しているくらいなので、まったく不要)。
一方、充電器と充電ケーブルが、「純正の中古」ではなく、社外品だが新品が添付されていたのがポイント高し。つか、社外品なのがむしろポイント高いのだが。
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購入金額
20,101円
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購入日
2023年09月25日
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購入場所
にこスマ (伊藤忠商事グループ)
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