現在私が使っているPCでは、ノートPCはNVMe SSDのものが出揃っていますが、デスクトップPCでは現在のメイン機であるASUS PRIME X370-Aで組み立てたPCと、以前Windows 10での動作検証等を目的に組んだCore i7-6700+Supermicro C7Z270-CGだけで、常用環境は1台だけですので、SSDの交換の際にはソフトでコピーすれば良いか程度にしか思っていませんでした。
私のメインPCは仕事用に使うことも多いため、丸1日使えないようなことがあると意外と仕事に支障を来します。従って内部構成の変更などは大型連休などの機会に行うことになります。
メインPCで使っていたSSD、HP EX920 1TBは容量という意味では十分足りていたのですが、Crystal Disk Infoで時々状態をチェックしていると、ステータスの%が確認する度に減っていることが気になっていました。今月に入ってから実行した時点で「88%」表示です。
今すぐに壊れることはないとは思ったのですが、あまり精神衛生上好ましくないということで、SSDを交換するつもりでいました。
実は昨年の秋頃に作業を行うつもりで、交換用のSSDも昨年夏の時点で既に購入済みでした。ASUS PRIME X370-AはM.2スロットが1基しか用意されていないため、コピー先のSSDはNVMe外付けケースに入れ、ソフトでコピーを試みました。しかし有償・無償を問わず複数のコピーツールを使ってみたものの、コピーが済んだ新しいSSDをX370-Aに装着しても、OSが全く起動しないのです。そういえば以前IBM時代のThinkPad X22で外付けケースで移行先にコピーしても全くブートできないことがあったなということを思いだし、USB接続のケースが原因かもと思い当たりました。
ThinkPadの時には結局IDE HDDをコピーできる、センチュリー製「これDo台 Twin」という機材を調達して解決したのですが、今回の事例も同じ解決法が使えるのではないかと考え調達したのが、NVMe SSDのコピーツールである、ORICO M2P2-C3-Cでした。
一応USB接続の外付けケース代わりにも使えるのですが、私としてはコピーツール以外の機能を使うつもりはありません。
最初から用意しておけば良かったかも
この機材自体は昨年末に購入済みだったのですが、年始はいきなり仕事を入れられ結局作業を行うことが出来ず、絶好の機会だったGWは体調を崩して殆ど起き上がれなかったということで、この盆休みまで出番が来ることはありませんでした。その間に身内に貸したりはしていたので、既に開封済みの状態です。
本体はさほど大きくありませんが、見た目よりは重量感があります。SSDを装着するスペースはM.2 2280がはみ出す程度の長さです。
コピーツールとして利用する場合には、SSD以外に必要となるのはこのACアダプターだけです。
このアダプターはワールドワイド対応であり、コンセント部分が着脱式となっていて出荷国に合わせて同梱するという形のようです。
それぞれのスロットに「Source」「Target」と明記されていますので、コピー元のSSDを「Source」コピー先を「Target」に装着し、電源を投入し両方のスロットのLEDが点灯するまで待ちます。
準備が出来たら「START」ボタンを5秒長押しすることでコピー動作が開始されます。
実際に時間を計測したわけではないのですが400GB弱使われていたHP EX920 1TBからCORSAIR Force MP600 2TB(CSSD-F2000GBMP600)へのコピーで、40分かからなかったと思います。コピー終了後にはどちらのSSDもかなり発熱していましたので、転送速度はかなり出ていたのではないでしょうか。そしてコピーが完了したCORSAIR MP600をX370-Aに装着すると、ようやく正常に起動してくれました。
当初このPCはWindows 7とのデュアルブートの構想があったためMBR形式でした。そのためコピー完了後のSSDをMBR2GPTで変換する必要もあり、ここでも紆余曲折はあったのですが何とか無事に完了して、現在SSDの交換とUEFIブート対応化が済んだメインPCでこの文章を書き込んでいます。
仕事用で持ち歩いている2台のノートPCのうち、HP Pavilion x360 14dy-1000はSSDがQLCのIntel(SOLIDIGM)670pですので、これも近いうちに交換することを検討しています。買い置きしているSSDはいくらでもありますし…。
ノートPCのSSD交換であればSSDコピーツールはかなり有用なツールとなりますし、買っておいて間違いは無かったなと思います。今時のM.2スロットが複数装備されている自作マザーボードのPCであれば必ずしも必要というわけではありませんが、私の環境ではむしろ欠かせないアイテムといえそうです。
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購入金額
13,510円
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購入日
2022年12月02日
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購入場所
Amazon Orico Direct Store
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