あまり使ってなかった PS5 をリビングから移動するにあたり、ディスプレイモニタも新調しました。
元々使っていない部屋で、造りつけのカウンターデスクをしかなく書き物をするくらいの書斎になっていたのですが、趣味部屋のように使おうかなと、モニタも購入。
PS5 の出力規格に合わせるとモノも限られてくると思うのですが、どうせ買うならまだ所持していない 1,000R の湾曲モニタ、オーバースペックになるのですが使い勝手から UWQHD(3440x1440) にしようと考え、この製品にしました。このスペックで探すと、正直あまり製品は無かったです。
湾曲モニタは 49インチのものを所持しているのですが、贅沢で恐縮ですが、大きすぎてどうも使い勝手がよくないです。
左右が広すぎて作業領域が大きくなり集中することができずに逆に作業しにくいのだと思います。ほとんど画面の中央しか使っておらず、世の中の2画面3画面の人はこれをどう効率よく使うのか逆に知りたいくらいです。
Amazon プライムデーか何かで安売りしていたため、到着が次の日ではないですが専用の梱包箱で送付されてきました。
開けると、もう一回本来の外箱。
過剰包装すぎる。
湾曲なので奥行の幅もあり、けっこう大きめの箱になります。
この段ボール箱を捨てるのと、中の発泡スチロールを捨てるのは結構な手間です。
重量は約9kg のため、成人男性なら余裕で持てるくらいの重さです。
今回は「1,000R」にこだわり、必要なスペックに優先度を付けて商品選定をしたのですが、リフレッシュレート(垂直走査周波数)が 48~165 Hz なのはこの製品だけでした。応答速度1ms(MPRT)というところも付け加えると、個人的には市場で最高レベルの製品になるかと思います。
付属品は下記の通り。
- HDMIケーブル ×1
- DisplayPortケーブル ×1
- USB Type-A - Type-Bケーブル ×1
- 電源ケーブル ×1
- マウスバンジー ×1
- VESAマウント用スペーサーネジ ×4
- クイックスタートガイド ×1
ケーブルがどの程度のレベルなのか調べてないので分からないのですが、基本は電源ケーブル以外は付属品は使用していません。
箱から開けて、とりあえずスタンドを付けて仮置きし、PS5で動作確認したところ。
仮置きでスタンドを使用していますが、実際にはモニタアームを使用しています。
画面右側にまだ販促用シールが貼ってありますね。
34インチはカウンターテーブルだときついものがありますね。実はモニタアームも同時に購入しているので、スタンドは邪魔になるだけですが。これ別売りにして安くとかならないんだろうか。
電源を付けたところ、起動は満足できるほど速くて良かったです。
でも MSI のロゴが表示されるのは邪魔。消す方法とかあるんだろうか?
横から見たところ。これはモニタアームに換装した後になります。
わりと薄型だとは思うのですが、湾曲しているので奥行サイズがけっこうあります。
通常の PC のモニタとして使う場合はデスクにそれなりの奥行きがないとキーボードも置けないんじゃないかと思います。
VESA100対応で、アームの付け替えも楽でした。
PS5 を接続して表示確認。ドット欠けもなく、良い品質で安心。
21:9 なので 16:9 の PS5画面などは比率の関係上、横に黒枠が出ます。これは FF16 ですね。あまり肌に合わなかったので未だに全然進めていません。
PS5 のグラフィックボードは相当優秀みたいなので、動作もぬるぬる動くしカクつかず、全く問題ないです。ティアリング ( screen tearing ) も問題無し。
昔のVAパネルだと黒色が潰れて残るような見え方をする、と聞いていたのですが、残像のようなものは見えないし乱れもないので、最近の技術が高いのか誰かが言い始めた謎評価なのか、とにかくなんの問題は無く美しいです。
「湾曲だと没入感が得られる」というレビューもよく目にしていたのですが、僕は特に没入感は感じませんでした。コクピット視点のドライブゲームとかシミュレーションとかやればまた違った感想になるかもです。
この部屋では、PS5とノートPCしか置く気は無いので、没入感が得られるゲームはプレイする予定はないですが。
電源ボタンは背面にあります。一番上の謎スイッチは管理アプリを起動するスイッチみたい。
赤いのは、ナビキーと呼ばれるジョイスティックで、これでメニューを操作します。
一度設定するとあまり触ることはないので背面に配置されるのは目立たなくてありがたいです。
ナビキーを操作すると表示される画面。
使いづらいこともなく、普通の出来です。
湾曲モニタの背面端子はカーブを描いて配置されているのか? という疑問を持つ人も多いと思うのですが、まっすぐに揃って配置されています。
HDMI 端子x2、DP端子x1 があるので、使い道を考えると必要最低限揃っていると思います。
USB端子は、接続しておくと管理ソフトが使えるので便利です。
ノートPCですが、PCを接続して表示したところ。
綺麗だし文字も見やすくはっきり、特に発色が鮮やかで素晴らしいなと感じます。国際標準規格である DisplayHDR 400 に対応しています。
湾曲のため、水平線の直線は歪んでいるような印象を受ける見え方がします。
歪んでいるのではなく、歪んでいるような錯覚を覚えるかんじです。
デザイン業務で使うのは癖がありそうです。
ゲーム配信者などではお馴染みらしいのですが、Gaming Intelligence(旧 Gaming OSD)というアプリが USB 接続をすると使用できます。試しにインストールしてみました。Win10 しか対応していないようなことを公式サイトに書いてあったのですが、Win11 で普通に使えました。
設定が PC 画面上からマウス操作でできてしまうのでナビキーを使うよりも直感的に操作でき、便利です。アラームクロックとかなぜモニタに付ける機能なのかよく分からんのですが、ゲーマーはよく使うものなんでしょうか。
PC画面に重ねて、 PIP(ピクチャー・イン・ピクチャー)で、別ソースの PS5 画面を表示したところ。テレビ画面をウィンドウ上に表示できれば必要ない機能なんだけど、何かの役に立つかな…という感じです。映画みながら仕事するにもウィンドウ上で表示してしまえば良いし。仕事しながら PS5 やる感じだろうか。
ウルトラワイドモニター初の湾曲率1,000R
基本コンセプトがゲーミングモニタのため、外観もサイバーです。意味のない斜めの装飾とLEDが背面にあります。僕の趣味からいえば過剰装飾で、とくにカッコイイと思いません。
高性能なモニタはゲーム市場に投入されるので理解はできます。裏面が派手なだけだし、一般ユーザでも気にする必要はありません。
特徴ともいえる湾曲率は、違いが分かるほど曲がって見えているですが、使ってみると違和感を感じない感じです。視点移動しても焦点が合いやすく目が疲れにくい、というのがメリットのようですが、僕の場合は集中してくると視点移動しないため(俯瞰で目の端でなんとなく捉えて見てるようなことをするたため)人によっては湾曲に合う合わないがあるのかなと、使ってみて思います。
映像に関してはハイレベルでクリアで、期待以上の品質でした。特に語るところもないくらいです。
ロゴマークは画面下にありますが、浅くエンボス加工されているだけなので目立たず、シンプルさを求める人にも評価高いと思われます。
そして、左右のベゼルは尋常じゃないくらい薄いです。左右にモニタを1枚づつ追加して半円作れば夢のコクピット環境が間違いなく作れます。僕はそんなに表示するものないので必要ないですが。
機能的には必要なものが必要以上に揃ってるイメージです。ゲーマーだと高機能モニタに分類される製品だと思うのですが、一般ユーザでは必要ないもの使わないものも多く、オーバースペックが気になります。機能を厳選し価格を抑えた競合製品を選ぶのもありですね。
また、このモニタにはスピーカー無しのため外部スピーカーが必要になりますが、スピーカーにこだわる人も多いのでそこは問題ないかと思います。
形状以外は納得
モニタアームを付けるとなると少し重いかなという印象を受けますが、この大きさにしてみれば軽い方なのかなと思います。
背面の非対称で斜めの装飾がはっきりいって邪魔で掃除しにくいです。
これメーカー的にカッコイイと思って作ってるんだろうか。
電源は内蔵しているため、電源コードしかないため配線はすっきりします。
高性能なのに消費電力も少なく、技術的にも素晴らしいと思います。
いちばん高価で、いちばん高性能
喉から手が出るほど欲しかった製品ではないですが、セールで良いものがかなり安く買えたので満足。ウルトラワイドモニタで 1,000R の競合製品もあるのですが、ディスプレイモニタは安価な粗悪品より品質で選んだ方が後悔しないかなと思い、こちらにしました。
そして、この「343CQR」は UWQHD(3440x1440)で競合製品と比較した場合、一番高価なものになります。競合製品は 3万円台の安いものもあるので、価格差は2倍以上違います。
その価格差を支払ってでも、この製品のスペックと映像出力に魅力があると感じました。
大型の家電製品は初期不良などの返却やサポートが必要になることが多いので、できるだけ安心なメーカーのもので揃えたいと考えます。
1,000Rによる没入感というのがイマイチ合わないのか、過剰な期待なのか、もう少し違う体験ができるのかなと購入前まで考えていたのですが、劇的な没入感の体験は得られませんでした。そこだけは残念です。
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購入金額
89,798円
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購入日
2023年07月12日
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購入場所
Amazon
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