消去法で決めたとはいえ、かつて有線で好評だったモデルのBT版を称しているのでちょっと期待しちゃう。

本体はシンプルなカナル形。黒で飾り気も少なく電車でつけてても目立たないだろう。

ただLとRの表記が無いのが自分的に困る。

イヤーピースは5サイズ付属。今まで買った（有線含）カナルタイプは3種程度が殆どだったのでスゴイ。まあ自分は真ん中使うので交換しない。どっちかと言えば近似サイズを紛失時のスペアとして見るやつだ。助かる。

バッテリー部と操作部の2か所が左右の間に位置するのはLBT-SL100と同じだが、ケーブルは長目でどちらもLBT-SL100より大き目でちょと重い。

参考にこちらがLBT-SL100。明らかに短い。ケーブル長はLBT-SL100で短いと感じた事はなかったので余計かな感がある。

一方操作ボタンは（硬いが）大きい分操作性はまあまあいい。硬いので指の力が弱いとキツそうだが、LBT-SL100のボタンはめっちゃ小さく爪先で押すようなサイズだったのでボリューム調整とかはほぼスマホ側でやっていたレベルだったのでそれに比べれば操作しやすい。

またボタンの＋と－が出っ張り形状になっているので手探りでも判別できる（まあ慣れればそもそもボタン配置覚えるだろうが）。

そして大きい分強味となるが連続再生時間。なんと公称22時間。LBT-SL100は6.5時間だったので3倍以上だ。自分の通勤時間のうちイヤホンを使いたい時間は1日1時間半程度なのでフルで使ってもヘタリ気味なLBT-SL100ですら2～3日は持っていた。

たぶんSHE9700BTなら平日5日間余裕だろう。実際フル充電から通勤1日分1時間半使った段階でスマホ表示だと10パーセントしかバッテリーが減っていない。

但しバッテリー充電用のタイプCコネクタのフタは硬いゴムみたいな感じでコネクタに常に戻ろうとするのでコネクタが大きいケーブルだと充電し難そう。

音に関しては自分にとって十分といった感じ。3000円のBluetoothイヤホンでこの音なら文句ないだろう。

自分実は結構味付けされた音が好きなタイプ（例えば低音極振りなイヤホンとか、パソコンのイコライザ機能ぶん回したりとか）なので、むしろ評判のいい有線イヤホンの音を継承したというSHE9700BTはプレーンだから物足りないんじゃないかなとか思ってたんだがなかなかどうして結構面白い感じ。普段裏に隠れている音が良く聞こえる感じ？ああここのコーラスこんな感じだったんだとか。

…まあ音に関してはアテにならないので。

とにかく3000円クラスのBluetoothイヤホンとしてはかなり手堅いチョイスになるんじゃなかろうか。特に自分みたいに完全ワイヤレスは紛失しそうで怖いって人には貴重な選択肢だし、そうでなくてもご予算あまりだしたくないけどあんまり音がイマイチなのもって場合や、バッテリーの持ちが気になるって人にもよさげかと。日常的に気軽につかえそう。

自分としてはあまり気にならないが難点はケーブルが長くバッテリーの代償でぶら下がり部分が少々でかくて重いのとボタンが硬いあたりか。