ふとした心の迷いでDP2Qを買ってしまった。中古だけど、SIGMA会津工場でセンサークリーニングとオーバーホールしてもらったので状態は良い。
しばらく使ってみて思ったのは、「このセンサーでカメラ作るのやめたの、もったいなかったよなぁ」ということ。センサーはこのまま、もしくはちょっと改良するくらいで、イメージプロセッサだけ最新化すればまだまだいけるんじゃない? そんな気持ちが湧いてきたので、今さらだけどレビュー
機能最優先でカメラをデザインするとこうなる?
DP Quattroは、見た目より“機能の都合”で形が決まったカメラだと思う。
-
グリップにバッテリーを入れる 今となっては普通の構造。10年前でもそこまで奇抜じゃない。ただ、グリップを後ろに伸ばした形はかなり攻めてる。でも使いにくいわけじゃなくて、慣れると指の位置が自然に決まってむしろ持ちやすい。
-
センサーに熱を伝えないための横長ボディ 熱源を遠ざけるために横長にするという発想は、他社じゃまずやらない。熱ノイズに弱いセンサーだからこその形で、ちょっと“レンズ付きスマホ”みたいな雰囲気。
-
レンズ後玉とセンサーを極限まで近づけるためのレンズ一体式 今のミラーレスのショートフランジを見れば王道だけど、画角ごとに別ボディを出すのはかなり斬新。出荷時に1台ずつアライメント取ってたという話もあって、レンズとセンサーの位置関係をガッチリ固定して使うという設計思想が伝わる。 ここまでやるならイメージサークルからはみ出る正方形センサーでも良かったんじゃ?そうすればカタログ上の画素数上がるし…と、さらに一般受けしない方向まで妄想したくなる。
結果として、レンズ一体型なのにコンパクトとは言えない、かなり個性的なカメラになっている。サイズ感はZ6+40mm F2と同格か、ちょっと大きく見えるくらい。重さは軽いけど存在感は強い。 巨大なレンズフードは半分ウケ狙いに見えるほどで、つけっぱなしだとカメラが少し上向きでしか置けない。箱眼鏡マウントを付けると高さがほぼ揃う。
使い勝手は見た目ほど悪くないけど、MODEボタンの位置だけは惜しい。手探りで電源入れられないし、親指AFボタンももう少し上が良かった。
ISO100のフィルムカメラだと思えば 間違いない
DP2Qは、ISO100固定のフィルムカメラだと思って使うと気が楽になる。
フィルムなら一度入れたらISO変更できないし、DP2Qも同じ。ISO100縛りと割り切れば「まぁそういうものだよね」と思える。
明るければシャッタースピードを上げて手ブレを気にせず撮れるけど、ちょっと暗い場所でアンダーでもいいから撮ろうとすると手持ちは厳しい。プログラムオートだと勝手にシャッタースピードを落としてくるのでブレる。 なので自分は マニュアル露出で使うと決めた。ダイヤルが2つあるので操作はしやすい。
ISO AUTOで上限設定してもいいけど、結局「自分の思った明るさで撮りたい」ので100固定
が合ってる。露出計の表示が数字だけなので慣れは必要。ヒストグラムを見るのも手。
つまり、オートフォーカス付きフィルムカメラだと思えば、撮影結果がその場で見えるだけありがたい。
● 液晶の視認性は最大の弱点
撮影にはある程度の明るさが必要なのに、周囲が明るいと液晶が光量不足でほぼ見えなくなる。これは機能面でかなりのマイナス。 結局、ゴツい箱眼鏡フードを追加購入した。つけるとコンパクトとは言えないけど、実用性は大幅に改善する。
-
購入金額
0円
-
購入日
2026年02月07日
-
購入場所


ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。