先日、突如としてフロッピーディスクを使うことになって、ドライヴは中古で手配したが、
メディアの方は、新品で手配した。
かつては国産、海外産が入り乱れ?メーカーも選び放題だったフロッピーディスクも、すでに生産は終了し、デッドストックものが流通しているに過ぎない。
しかし、ZIPやJaz等の「ポストFD」を狙って企画された「大容量リムーバブルメディア」のほとんどが跡形もなく消え去っていて、たまに出てくる死蔵品が、超高額になっているのと違って、FDはその歴史の長さ故か、最盛期は相当数製造されたであろうことからタマ数自体がそもそも多いのか、そこまで爆上がりしているワケではない。
...と言っても、かつて1枚100円ほどで販売されていたことを考えると、5倍程度にはなってしまってはいるのだが...
そんなフロッピーディスクを入手する必要が出てきて、手配したのが、富士フイルム製の2枚入りフロッピーディスク。ケースがよくあるPS製の透明な1枚入りのものではなく、PP製の見開き2枚入りのもの。今回必須だったのは1枚だったが、万一の書き込み失敗時にヘッドがディスクに強くあたるなどの物理的失敗も考え、予備を手元に置きたかったこと、長期保管したいのでケースに入れたかったのだが、PS製のは見栄えは良いが傷つきやすく割れやすい、紙製のエコパッケージは長期保管には向かない...ということで、PP製のものがちょうど良いかな、と。
そして手配したディスクは、2DDのもの。一般的な「PC用の」データ保存メディアとしては、フロッピーディスク現役時代も、最後は2HDしか使っていない時期が永かったが、今回の案件では2DDのモノが必要だったので、ひさしぶりに手配。
この富士フイルムのNF2DD NK2Tは、日本製。
2DDなので、ここには穴がない←そもそも穴の開いた2HDも見たこともない人も、もはや多いかも
最近レーベル書いて貼り付ける、というのやらなくなったなぁ...
ケースはこういう見開きで、パチンとはめる。表でも裏でも、当然他メーカー(左)でもOK。
頻繁に使用している頃は、もはや性能差などを語るほどではないメディアだったが、長期保管でカビが生えたり、磁性体が剥がれたりした個体もあると聞く。
しかし、このフロッピーディスク、全く問題なく動作した。富士フイルムの磁気記録媒体事業からの撤退は2006年なので、最低でも製造後17年以上、おそらく20年ほど前のモノにもかかわらず...
さすが日本製?というか、さすがフィルム屋!
製造後20年ほど経っているはずだが...
全く問題なかった。安心の日本製?
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購入金額
1,267円
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購入日
2023年03月05日
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購入場所
Amazon
jive9821さん
2023/06/23
使う実験をしていた人がいたなぁ、と。結構使えたらしいですが。
逆に2HDの穴を塞いで2DD化する方が失敗することが多かった
のだとか。
cybercatさん
2023/06/23
>使う実験をしていた人がいたなぁ、と。結構使えたらしいですが。
ま、FD末期のころは、2DDと2HDの中の磁性体を分けて2種作るよりは、一緒にしてしまってもコスト的に大した差ではなく、逆に2ライン持つ方が大変だったと思うので、「中身は一緒」だったのかもしれません。
>逆に2HDの穴を塞いで2DD化する方が失敗することが多かった
>のだとか。
こっちはなぜだかわかりませんが、ふさぎ方が悪かったのか、そもそもシールを貼って切り欠きをふさぐことが前提に作られている5.25インチFDと違って、3.5インチFDの外装の縁部分に、「なにかを貼る」と駄目だったんですかね。あるいは、穴の感知方法の問題で、光学的に向こうが透けているか否かではなく、物理的なツメとかで感知していたのなら、「ふさぎ方」によっては「たわんで」感知が上手くいかなかったのか....
jive9821さん
2023/06/23
さすがに貴重品となっている3.5インチ2DDとかで遊ぶ気には
なれませんので…。
cybercatさん
2023/06/23
>なれませんので…。
専用ワープロや楽器系などいまだに2DDが必要なものがありますので、浪費は厳禁ですね。