先日Silicon Power製のmicroSDXCカードをセール価格で購入して、その性能の良さに驚いたことで、今まで使っていなかったメーカーの製品も使ってみようと思い、同時期のセールで通常価格よりは下がっていた、SONYのフラッシュメモリー部門を引き継いだ国内メーカー、Nextorage製のmicroSDXCメモリーカードを試してみることにしました。
本当はNVMe SSDを試してみようと思ったものの、予算が不足していたというのはここだけの話で…。
現状ではNextorageブランドの製品は、アイ・オー・データ機器が代理店となり、主にオンライン販売で展開されています。そのためか紙製のパッケージをテープで留めるという、他のメーカーではなかなか見られない手法を用いています。店頭販売ではセキュリティ上なかなか難しいかも知れませんが、通常のブリスターパッケージとは異なり開封にハサミ等が必要ないのは個人的には歓迎できます。
Nextorage自体は日本のメーカーですが、製造は台湾で行われているようです。
速度性能はなかなか優秀だが、少し割高かも
それではいつも通り、ベンチマークテストを実行してみましょう。Ryzen 9 3900+ASUS PRIME X370-AでWindows 10 Pro v22H2を動かしているPCに、iBUFFALO BSCR20TU3を接続して計測しています。
傾向としては、まず読み出しに関してはシーケンシャル・ランダム共にSilicon Powerの2製品とほぼ同等の値となりました。UHS-I止まりのmicroSDXCとしてはほぼ上限の値と評して差し支えありません。
しかし、書き込みの方は優秀な値ではあるのですが、Silicon Powerの2製品にはやや及ばないという結果となりました。ランダムライトでSilicon Powerの下位モデルであるSuperior Proよりもやや劣ったのは、販売価格を考えれば少々物足りないと言わざるを得ません。
とはいえ、それ以前に比較的高速と評していたSAMSUNG EVO Plus 512GBよりは良好な結果であるのは間違いなく、決してこの製品の出来が悪いわけではありません。前回試したSilicon Powerが価格の割にあまりに優秀だっただけなのです。
国内メーカー、しかもSONY系の安心感を買ったと思い、やや割高な価格を許容できるかどうかでしょう。現状で手頃な価格帯のmicroSDXCとして、Silicon Powerが最強のコストパフォーマンスを誇っていますが、Nextorageもそれに次ぐくらいの満足感はあるといえます。
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購入金額
5,763円
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購入日
2023年06月06日
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購入場所
Amazon
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