以前取り上げた、同じSilicon Power製microSDXCメモリーカード、Superiorの下位モデルに当たる製品ですが、何故か名称はこちらが上位っぽいSuperior Proとなります。
Superiorは実売価格では格安モデルの水準だったのですが、速度性能は高性能モデルと称して差し支えないものでした。少なくとも私が所有する512GBのmicroSDXCメモリーカードとしては最速の製品です。この製品に感心させられましたので、その下位モデルとなるこちらにも興味が湧き、Amazonのタイムセール祭りを待って購入したわけです。
モデル名だけではなく、外観もこちらの方が上位製品っぽい感じがします…。
表面には「3D NAND」と記載があるのですが、メーカー側の説明ではこれは「3D TLC NAND」であるとのことです。格安モデルでもQLCではない辺りには好感が持てます。
文句ないコストパフォーマンス
それでは前回と全く同じ環境で速度を計測してみることにします。
PCはRyzen 9 3900搭載のASUS PRIME X370-A、OSはWindows 10 Pro v22H2、カードリーダーはiBUFFALO BSCR20TU3という環境です。
何と、Application Class 2対応の上位モデルEliteと比較して、シーケンシャルは読み書きともほぼ互角、ランダム4Kリードはやや上回り、ランダム4Kライトでやや劣るという、低価格製品とは思えない素晴らしい結果を叩き出しました。私の事前予想ではシーケンシャルがほぼ互角であるものの、ランダム4Kではそこそこ明確な差が付くだろうと思っていたのです。
ランダムを含めほぼ死角がない結果ですから、どのような用途で使っても速度性能に不満が出ることはまずないだろうと思います。
Silicon Powerのメモリーカードを買うのは少し久しぶりだったのですが、速度性能を売りにした高額モデルでもないにも関わらず、ここまでの性能を発揮してくれるとは思っておらず、良い意味で予想を裏切ってくれました。
信頼性を最重要視するのであればより高価な製品を選ぶ余地はありますが、ごく普通の用途であればこの製品で十分満足できそうです。Amazonのセールのタイミングであれば、512GBで4千円を大きく割り込むという安さですから、DAPやスマホなどには特にお勧めできます。
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購入金額
3,647円
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購入日
2023年06月04日
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購入場所
Amazon
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