レビューメディア「ジグソー」

添付品を考えるとかなりお買い得

AZLAから発売されたASE-500というイヤフォンは、通常のイヤフォンとはかなり違った立ち位置の製品といえます。

 

シェル部分は全て医療用シリコンで作られていて、イヤーピースも医療用シリコン製のSednaEarfit MAXが添付されていて、音よりも何よりも優しい装着感が最大の売りとなっているのです。このイヤフォンを装着したまま寝っ転がってYouTubeの動画鑑賞などをしても耳が疲れないというわけで、通称「寝ホン」と呼ばれているわけです。

 

元々比較的安価な製品ではありましたが、5月31日までの期間限定でさらに価格が下げられ、もはやイヤーピースのSednaEarfit MAXを単品で買うよりもお買い得として人気を博していて、はっきり言ってしまえば私もイヤーピース目当てで購入しました。

 

パッケージタイプが3種類あり、

 

 

・イヤフォン本体のみ

・MFi認証済みLightning-3.5mmステレオ変換ケーブル同梱版

・Androidデバイス向けUSB type C-3.5mmステレオ変換ケーブル同梱版

 

 

が用意されていましたが、私はUSB type Cケーブル同梱版を購入しています。3種類の中で最も高価なこのパッケージでも、通常のSednaEarfit MAX3サイズパックとほぼ同価格なのですから、いかにASE-500の特価販売がお買い得であるかおわかりいただけるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一応本体色はホワイトとなっているのですが、実際にはアイボリーというかクリーム色というか、何とも微妙な色です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主目的添付のSednaEarfit MAXです。通常の形状でS・M・L、TWS用のショートバージョンでSS・MLが添付されています。これだけで元を取った感はあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

イヤフォン本体、ケース、説明書、USB type A to C変換アダプター、USB type C - 3.5mmステレオ変換ケーブルが入っています。

 

 

 

 

 

 

 

イヤフォン本体は外観上大きな特徴はありませんが、シェルがシリコン製なので何処を触っても硬いという感覚はありません。

更新: 2023/05/12
総評

声の帯域の聴きやすさを重視

普段のようなそこそこのDAPを使った本気の音質評価をしても仕方の無い製品だと思いますので、今回はスマートフォンよりは良いという程度のレベルを意識して、HiBy R3と組み合わせてみることにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

私が普段聴くような、写真にある「Freedom / Journey」や「Generation Radio」辺りを適当に聴いたのですが、これが意外と好印象なのです。

 

当然高価な音質重視の製品と肩を並べるような音が出てくるわけではありませんが、思いの外どの帯域にも強調感のようなものがなく、人の声の帯域を中心にとても聴きやすくまとめられています。

 

低域は恐らく60Hz辺りより下を結構落としているのでしょうし、高域方向も頭打ち感はあるのですが、ごく普通にBGMレベルの聴き方をしている分には過不足無く音楽を楽しむことが出来る音です。

 

現在ASE-500単体のパッケージは実売価格で2,500円前後だと思うのですが、その価格帯で鉄板といわれるfinal E1000よりも、個人的にはASE-500の方が好ましく感じられます。レンジはASE-500の方が狭いのですが、ヴォーカルの質がこの価格帯としてはかなり良く、聴いていて不快感がありません。

 

 

 

 

 

 

さすがに「Dangerous / David Garrett」(LP「Explosive」)を聴くとヴァイオリンの音がオモチャレベルですが、この価格帯のイヤフォンに求める要素でもないでしょう。ロック・ポップスを無難に鳴らすならこれで十分です。

 

 

ここで、このパッケージに同梱されているUSB type C - 3.5mmステレオ変換ケーブルを経由させて、HiBy R3本体からの出力と比較してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この変換ケーブルを使うメリットは何といっても音量が取れるということです。ASE-500を直接HiBy R3に接続した場合、私のリスニング音量でボリュームを30辺りまで上げる必要があるのですが、変換ケーブル経由であればボリューム11~12辺りで同等以上の音量を確保することが出来ます。

 

ただ、出てくる音の質はというと、率直に言ってHiBy R3のシングルエンド出力には及びません。変換ケーブル経由の方は結構派手目で、ソフトなASE-500の音を補うという意図があるのかも知れませんが、レンジがHiBy R3経由よりも狭くなり、ヴォーカルや楽器の質感も安っぽさがつきまとうようになります。標準レベルのスマートフォンよりはマシかもしれないという音ですので、DAPユーザーが利用するメリットはあまり無いでしょう。

 

 

とはいえ、4千円弱でUSB type C - 3.5mmステレオ変換ケーブルまでセットとなっていて色々と楽しめるということを考えれば、このパッケージのお買い得度は極めて高いといえます。SednaEarfit MAXだけでも十分元は取れますので、値下げ期間中の入手がお勧めです。

  • 購入金額

    3,960円

  • 購入日

    2023年04月23日

  • 購入場所

    Amazon

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