Moondrop から発売されている、ローコスト Hi-fiイヤホンです。
私はマイクなしを購入しました。
三千円とは思えないほどの物量から有名なようです。とても評判が高かったため、一聴してみたいと思っていたのですが、私の右指が勝手にポチっていたようなので、レビューします。
質感Good
低価格ならではのプラスチック製かと思いきや、ずっしりとしたアルミ製です。黒のノングレア塗装と銅色の竹の絵柄がかっこいいです。ケーブルもスモークのシリコンに囲まれて赤や緑、金色が見え質感は高いです。
イヤホン本体にバリはなく、とげが刺さることはありませんでした。
パッケージは竹取物語を連想させる、和装の美少女ちゃんです。いつものごとく裏面にはスペック表がありますね。
ちなみに、パッケージは簡略化?コストダウン?されています。表がプラスチックだったり付属品が少なかったり...
小さくて良い感じ、リケーブルは不可
思っていたよりだいぶ小さいです。感覚的にはMoondrop SSPと横幅が同じくらい、縦は2/3くらいの大きさです。1DDだから小さくできたのでしょうか?
付属品に硬いフェルトでできたケースがあります。外出にはゴツいハードケースより使いやすいのでありがたいです。
リケーブル不可ということでプラグは結構重要ですが、いつもの3.5mmプラグなので汎用性は高いです。
+\5000の価値あり
\3000程度の競合製品に比べ、ツーランク上にいるようなスペックをしています。
10mm ダブルキャビティダイナミックドライバを一つ採用。ダイヤフラムにはチタンが使われ、コイルには「Daikoku」 と呼ばれる0.035mm CCAW線を使用しているようです。
筐体はZinc Alloy 、磁石はN52、フィルタはPaternted Anti-block Filter [?]を使用しています。
感度は120dB/Vrmsと高くノイズに弱いですが駆動力をあまり必要としません。
再生可能周波数域は20Hz~20000Hz(-3dB)、Fresは10Hz~35000Hzまでと広帯域です。
インピーダンスは28Ω±15%と珍しい数値をしていますね。
1DDの価格破壊
上のスペックを\3000で出せるという中国の恐ろしいところが垣間見えますが、Moondropらしく高域の透明度は半端ないです。解像度が1080pから4096pに上がった感覚になります。
競合製品はたいてい5BA3DDみたいなハイブリッドが主流ですから低音から中音域が持ち上がる、いわゆる「ドンシャリ」な音が鳴ります。手持ちの\2800イヤホンがそんな感じでした。
しかし竹は1DD。しかもMoondropによる水式チューニング(Moondropのサウンドチューニングの愛称)で、違和感なく全音域フラットな音が出ます。あっぱれです。
またDaikoku CCAW、Ariaから引き継いでいる技術のようで、これこそローコスト品に使うはずのない技術ですよね。Moondrop、さすがです。
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購入金額
3,809円
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購入日
2023年05月01日
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購入場所
Amazon
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