USB Type-Cの通信仕様としては、5Gbps,10Gbps,20Gbps,40Gbpsの通信速度が規定されています。
私が使用しているノートPCには、USB 3.1 Gen2(10Gbps)のUSB Type-Cポートが、1基しか備わっていません。
そこで、このアダプターを使うことで、5Gbpsと速度は低下してしまいますが、USB Type-Cポートを4ポートも使うことができるようになります。
更に、このUSB HUBには、電力供給ポートが備わり、外部のACアダプターとUSB Type-Cケーブルで接続することで、USB HUBに接続した機器に、最大5V/3Aの電力供給ができます。
一般的には、USB機器はバスパワー(USB端子から供給される電力)で動作します。
しかし、例えば、大容量のHDDをUSB Type-Cポートの付いたHDDケースに入れて、ケースのUSB Type-Cポート経由でこのHUBに複数台接続したりすると、USB HDD単独では、USB 3.0の仕様である900mAで動作しても、4台だと900mAx4=3,600mAの電力が必要になり、このHUBを接続したUSBポートの供給可能な電力を超える可能性があります。
供給電力が不足すると、接続した機器の動作が不安定若しくは動作しない場合があり、接続したUSBポートに過剰な電力を要求することで、USBポートに電力を供給しているPCのマザーボードを痛めてしまう可能性があります。
しかし、このHUBには、外部から最大5V/3A=15,000mAの電力を供給できるので、接続できる機器の制約を緩和することができます。
パッケージは、白を基調に、黄緑のデザインが施されていて、商品個別の特別な記載はなく、センスの良い拡張機器みたいなことが書かれています。
サイズは、159mm x 91mm x 17mm で重量は61g、本体のみでは45gでした。
このアダプターは、ケーブルが60cmあるので、ノートPCの側面のUSB Type-Cポートに挿し、本体は、ノートPCの液晶パネルの裏側に置くことで、マウスの操作の邪魔になったり、他のUSB Type-Aのポートに挿すUSBメモリ等の操作の邪魔になりません。
本体は、グレイのアルミダイキャスト製で、質感はあるのですが、電源ポートを示すシルク印刷がグレイでコントラスト不足で目立ちません。
メーカーロゴは目立たなくて良いのですが、裏面の記載を含め、記載項目が目立ちません。
USB Type-C 5Gbpsポートが4ポート、面一に並んでいて、ケーブルと反対の面に、USB給電ポートがあります。
他のUSB HUBでも、5Gbpsを謳ったUSB Type-Aポートを備えたUSB HUBはあるのですが、実際には、5Gbpsの6割程度の速度しか出ないものが沢山あります。
このHUBの速度を計測するため、デスクトップPCのUSB Type-C Gen2x2(20Gbps)のポートにこのUSB HUBを接続し、このポートと、USB 3.1 Gen2 x2対応のUSB SSD(PCIe 3.0 x4の512GB M.2 SSDを搭載)を40Gbps対応のUSB4ケーブルで接続し、このUSB HUBのポートの速度を計測してみました。
何れのパーツや接続ポートも、このUSB Type-C HUBの5Gbpsという速度の倍以上の速度を持つ機器やケーブルを接続することで、計測速度のボトルネックを排除し、純粋にこのHUBの速度を計測しました。
結果は、5Gbpsと謳った通り、キッチリ速度が出ました。
チョッと価格が高いですが、安い5Gbps対応HUBの150%位の速度が出るので、コストパフォーマンスは良いと思います。
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購入金額
3,399円
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購入日
2023年04月24日
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購入場所
amazon
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