マグネシウムを素材とするコストパフォーマンスに極めて優れたオーディオアクセサリー類や、ティグロンとのタッグにより価格破壊的な高性能ケーブル類を発売し続けるオーディオ界の革命児サンシャインが、またしても圧倒的低価格オーディオアクセサリーを発売しました。

元々サンシャインには、大阪のオーディオ店「逸品館」に源流がある制振シート「Bシート」という大ヒット商品がありました。しかし、長年売れ行きは好調だったそうですが、製造委託先の問題で長期間欠品が続き、実質的に廃盤とせざるを得ない状態となってしまいました。そこでBシートのノウハウを活かしつつ、ティグロンの知見も盛り込んだ新製品「Eシート」を開発したとのことです。

さらにこのEシートは制震性能だけではなく、仮想アースとしての性能も追求したというのです。これもティグロンのアイディアにより、アース電流を熱変換してしまうことでこれまでの仮想アースに見られたアンテナ効果も排除したという、低価格ながら極めて高性能な仮想アースに仕上がったといいます。

シートの大きさによりE20,E25,E40,E40,E50と5種類がラインナップされ、それに仮想アース化するためのケーブルが付属したものはSEという型番（例えばE20の仮想アースケーブル付きはSE20）が与えられています。今回購入したのはSE25ですから、260×300mmの仮想アースケーブル付きということになります。

今回は今まで手つかずだった、フォノイコライザー Phasemation EA-200の下に敷く制振板と、仮想アース効果を兼ねるための導入となります。

いかにもサンシャインらしいと思うのが、仮想アースケーブルは付いているのですが、それを取り付けるための加工は自分でする必要があるということです。

とはいえ、加工は技術など必要ない極めて簡単なものです。要は仮想アースケーブルを導通させるためにボード表面の塗装を削り、さらに鰐口クリップを取り付けられるように形を整えるだけです。ヤスリとペンチがあれば問題ありません。

サンシャインの進藤社長曰く、勿論この加工を行った上で出荷することは可能だが、少なくともそれだけで3千円は値上げする必要があり、少しでも安く良いものをというこの製品のコンセプトとは相容れなくなるために、敢えて無加工で出荷して値段を下げたとのことです。