USB Type-Cケーブルの端子の向きを90°変換できるアダプターです。
USB Type-C形状のケーブルには、様々な仕様があります。
転送速度に関しては、USB 2.0仕様の480Mbpsから、USB 4.0仕様の40Gbps。
ThunderBolt 3/4の仕様では、転送に映像信号(最大8K@60Hz)の転送仕様も加わります。
更に、電力転送(充電)においても、USB 3.0仕様の5V/1Aから、USB PD 100W(20V/5A)、USB PD EPR 240W(48V/5A)まで、様々な仕様があります。
そして、USB Type-Cケーブルには、上記の組み合わせの数ほどの種類が存在します。
そして、充電における低仕様の規格では、抵抗値によって充電電力の仕様を読み取るものから、eMarker等のチップをケーブルに内蔵し、充電用の電源及び充電される側とケーブルの仕様からデータ通信をして充電電圧/電流を決めるUSB PD(パワーデリバリー)の仕様があります。
データ転送に関しては、USB Type-Cの形状から、端子の上下ピンを共通に配線するもの(Gen1 5Gbps)から、上下ピンを独立して配線するもの(Gen2以降)があります。
注意すべきは、データ転送においては、データを出す側/受ける側/ケーブル仕様の中で、最も低い仕様で転送されるため、データ転送においては、データを出す側/受ける側/ケーブルの仕様をなるべく高く保つことです。
テータを出す側が20Gbpsの能力があっても、ケーブルや受け側の仕様が、5Gbpsの仕様であれば、通信は5Gbpsで行われます。
給電/充電も同様で、ACアダプターが100W出力仕様で、充電される機器も100W充電仕様であっても、eMarkerチップのない一般的な5Gbps仕様のケーブルを使うと、5V/1A=5Wでしか充電できないか、若しくはUSB PD専用の機器であれば、充電すらできません。
なので、データ転送/充電において、経路のどこかで仕様通信の通信が損なわれると、正常に動作しません。
このUSB 4変換アダプターは、上述の通信仕様に関わるデータを損なわない仕様で、差込方向を90°変換できるアダプターです。
パケージは、ビニール製のチャックが付いた薄いパッケージで、パッケージの外から。アダプターを見ることができるものです。
アダプター自体は、薄い紫が混じったグレー色で、端子部分の片面だけに、USB 4/40Gbpsというシルク印刷がなされています。
筐体はアルミニウム製で、端子自体は、金メッキが施されていて、端子カバーも付いていました。
これらの仕様は好感が持てます。
実際に、USB 3.1 Gen2(10Gbps)ケーブルの両端にこのアダプターを繋いで、20Gbps対応のM.2 SSDポータブルSSDを接続して、DiskMarkを走らせてみました。
アダプター無しでの利用と同等の速度が計測でき、PC<>アダプター<>USBケーブル<>アダプター<>USB SSD間の通信が適正にお紺われていると思います。
充電に関しては、ノートPCがUSB PD仕様なので、100Wケーブルを介して充電してみましたが、アダプター無と同様の充電電圧/充電電流で充電することができました。
このアダプターは、USB PD対応(100W)で、USB PD EPR(240W)対応は歌われていないので、USB PD EPR機器と接続しても、USB PDの仕様の上限である100Wでしか充電できない可能性がありますが、USB PD EPRを試す環境が無いので確認できませんでした。
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購入金額
699円
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購入日
2023年03月26日
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購入場所
amazon
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