昨今、容量偽装のメモリが横行しています。
しかし、Lenovoブランドはどうなのだろう・・・そう思いました。
販売店の画像説明に下記がありました。
Read Speed:120-140MB/s
Write Speed:10-30MB/s
ちゃんと規定容量を満たしていて価格もそれなりなら、次回リピートはあるかもしれない。
そう思いました。
速度は遅いですが、NAS用のバックアップにはちょうどよいかもしれませんね。
さて・・・実際はどうなのでしょう。
注文時と現在とで、製品のトップ画像が違うなぁ。
https://ja.aliexpress.com/item/1005005219043899.html
Type C と A が使える。
ストラップと本体だけ。容量の刻印は無い。
内部インターフェース規格詐欺は確定、速度は・・・
製品トップの選択画像を見るとですね、速度に関してこのようになっているのです。
んで、製品詳細説明ではこうなってると。
そんで、実態はこうでしたと。
製品の現物を見たときに、USB-Aの入力部の配線数からして明らかにUSB3.0ではなくてUSB2.0だったのですよね。WEB上ではUSB3.0を象徴する青だけど、実製品では黒でした。
Type-Cで接続しても画像の通りで、Type-Aで接続しても誤差はあるが同じでした。
なので、USB 2.0 コントローラーが使われていると推測します。
ちなみに Windows ではこのように認識されます。
Linuxだとこんな感じ。
# lsusb
Bus 002 Device 003: ID 048d:1234 Integrated Technology Express, Inc. Chipsbank CBM2199 Flash Drive
1つ目は内部インターフェース規格詐欺が確定。
補足として、USB2.0の最大転送速度480Mbps(60MB/s)が理論値です。全然理論値に到達していません。
2つ目はベンダー詐欺疑惑。Lenovo ブランドを騙った偽物?それともOEM品なのか。
USBのベンターIDが 048d で、普通に「Chipsbank CBM2199 Flash Drive」って書いてますよね。
ちゃんとした Lenovo ブランドなら、ベンターIDがLenovoになるはず。
製造元がChipsbank、販売元がLenovoというケースもあるのでこちらはなんとも言えない。
3つ目の容量詐欺疑惑。
現在 Linux の dd コマンドでゼロフォーマットしている最中です。
まだ完了してないけれど、現段階だと200GBは問題ない感じ。完了まで2日~3日くらいかかるかな?
# dd if=/dev/zero of=/dev/sde bs=1M status=progress
232674820096 bytes (233 GB, 217 GiB) copied, 21462 s, 10.8 MB/s
容量詐欺の品だと8GB以上とか超えて書き込むとエラーになるけど、現時点でエラーは発生していない・・・。
容量に関しては本物かもしれない。
まぁ、結果は後日記載します。
★2023-03-18追記
計算すると 9~10MB/s の速度だとして、約3日かかる計算です。
現在、現在835GB。2,048GBくらいだとして残り1,213GB。
次回の更新はざっくり2日後ですね。
# dd if=/dev/zero of=/dev/sde bs=1M status=progress
897050476544 bytes (897 GB, 835 GiB) copied, 95222 s, 9.4 MB/s
★2023-03-20追記
結果的に、1.8978TiB(約1.9TiB)くらいはいけることが分かった。
少し心配なので、パーティション作成するときに 2086666240000 bytes から -1 くらいしておけば普通に使用できるのではなかろうか。
# dd if=/dev/zero of=/dev/sde bs=1M status=progress
2086666240000 bytes (2.1 TB, 1.9 TiB) copied, 228149 s, 9.1 MB/s
dd: '/dev/sde' の書き込みエラー: デバイスに空き容量がありません
1990001+0 records in
1990000+0 records out
2086666240000 bytes (2.1 TB, 1.9 TiB) copied, 228664 s, 9.1 MB/s
次回、2つのUSBメモリを使って RAID 0 を構築してみて、ストレージの速度を 9MB/s から 18MB/sくらいにしてみる。
冗長性は全くないが、一時領域として約 20MB/s くらいあれば辛うじて使えるだろう。
+2台の計4台での RAID0 で30MB/s くらいを目指すのも悪くはなさそう。
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購入金額
629円
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購入日
2023年02月20日
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購入場所
AliExpress
まこりんさん
2023/03/17
続報期待です
かもみーるさん
2023/03/18
現在ここまで来ました。
# dd if=/dev/zero of=/dev/sde bs=1M status=progress
565308293120 bytes (565 GB, 526 GiB) copied, 58366 s, 9.7 MB/s
Raspberry pi などの低電力サーバーでNASを組むと、速度は遅いですがいい感じかもしれませんね。
書き込み回数がどのくらいあるかは未知数ですね。
小型なのでデータバックアップ用途でも場所は取らないからよいかも。
AliExpressの Lenovo ブランド製品は、店側が情報を盛ってるだけで、ちゃんと作って提供してるのかも知れません。
少なくとも無名のフラッシュメモリーで冒険するよりも、被害は少ない可能性があるかも。
あえてソフトウェアRAID構成にしてみて、OSのメモリをバッファと使うようにすると、それなりに使えるかもしれませんね。
ファイル共有などでは最初にOSメモリへ格納されて非同期でストレージに書き込みにいきますから。
今回2つ購入しているので RAID0 に挑戦してみてネットワーク経由からの書き込みもやってみたいと思いました。