私は元来のガジェット好きに加え、仕事の都合などもありスマートフォンを多数運用しています。
元々通話であればフィーチャーフォンという主義だったのですが、昨年のau CDMA 1x WINの停波に伴い、10年近く使い続けたau HIY02 beskeyに代えてiPhone SE(第2世代)を通話用端末として使うようになりました。
これはCDMA 1x WINの停波により端末の強制入れ替えが必要となるため、au側から4Gへの移行者向けの特典プランと共に提供されています。
特典プランではパケット1GBに通話放題プランが付いた形で、本来のau 4G LTE フラットの月額から1,800円の割引が契約変更まで適用され続ける形です。こうすることでかつてのCDMA 1x WINの契約プランよりも金額を下げながら通話無制限で使い続けることが出来る訳です。
ただ、このプランは機種変更手続きをしたり、契約内容を変更したりすると月額1,800円の割引が終了してしまいます。そのため当面はこれを使い続けられるよう、iPhone SEの予備を用意しておこうと考えました。そこで移行作業が楽なiPhone同士にしようということで、SIMフリーデモ機のiPhone SE(第3世代)を用意してみました。
デモ機専用型番である3K432J/Aが記載されています。実は現在メインで使っているiPhone XS Maxも同じデモ機上がりで、3年以上トラブル無く使えていることから、購入時点でのコンディションが悪くなければ大丈夫だろうと考えて購入しました。なお、モデルナンバーはA2782で通常の日本市場向けiPhone SE(第3世代)と同じです。
本体色はミッドナイトです。まあ、どうせケースに入れてしまうので、色はあまり気にしていませんでしたが。
カメラへのこだわりが無ければ性能の割に割安
まずは箱の中身を確認しておきましょう。
内容物も通常のiPhone SE(第3世代)と特に変わりありません。Lightningケーブルは未使用だったようです。
前述の通りiPhone SE(第2世代)と入れ替えて使うつもりでしたので、手っ取り早くiOSの標準機能で引っ越しを行うことにしましょう。iPhone SE(第3世代)を起動すると、新規環境にするか既存のiPhoneの入れ替えにするか尋ねられますので入れ替えを選択します。
すると新旧の端末をすぐ近くに置いておくことで、自動的に旧端末の環境が新端末へと転送されます。
実はPCに接続してiTunesで移行するつもりでいたのですが、いつの間にかより簡単に移行出来るようになっていたんですね。
ちなみにタッチ操作を行う前に、ELECOM製のガラスフィルムを貼付しています。このフィルムについては別の機会に取り上げるかも知れません。
さて、環境の移行が全て済んだためauのSIMを新端末に移したのですが…。
結論としてこのau 4G LTE SIMはiPhone SE(第3世代)には使えません。auの場合はiPhoneであればiPhone 11世代まで(iPhone SEでは第1/第2世代が該当)に契約している場合、4G「専用」SIMとなっているため、現行モデルのように5G対応端末では使えず、5G対応SIMへの交換が必要だというのです。通常ならauショップで手続きすれば良いだけの話なのですが、生憎私のau 4G LTE SIMは移行特典プランであるため、交換作業をしてしまうと値引きも打ち切られてしまいますから旨味がありません。結論としてiPhone SE(第2世代)は当分そのまま使い続けることにします。
そしてこちらのiPhone SE(第3世代)は、一度初期化した上で新規環境として構築し直すことにしました。楽天モバイルのRakuten UNLIMITサービス開始時から使っていたOPPO Reno Aの動作速度に不満が出ていましたので、急遽こちらの入れ替えに回すことにしたのです。本来はAndroid端末に入れ替えるつもりでしたが、どのみちこれは完全なサブ回線ですのでこだわらないことにしましょう。
SIMを物理的に装着することで自動的に接続設定が行われますので、「my楽天モバイル」アプリ、「Rakuten Link」アプリを導入すればすぐに利用開始となります。
自宅付近では楽天モバイルの5Gのエリアが無く4Gのみとなってしまっていますが、昨日都内(西武新宿駅付近)で仕事があったのでこの端末を使ってみたところ、5Gで通信できていることは確認できました。
ハードウェアとしての第2世代と第3世代を比較すると、SoCがA13 Bionic → A15 Bionicに進化して、バッテリーの持続時間が延びた程度の違いです。A13 BionicとA15 Bionicは2世代違いますが、性能差はさほど大きくなく、実際通常の操作をしている分にはどちらも体感速度はほぼ同じように感じられます。
カメラについてはモジュールそのものは同水準ですが、SoCの性能向上を画像処理に利用しているため、DeepFusion(高度なHDR的なもの)に対応するなど、実用性能は向上しています。
ただ、私が2つの端末を見比べて最も気になった違いはディスプレイの色味でした。第2世代は全体的に発色が黄色がかっている印象があったのですが、第3世代は全体的に色温度が高く表示されるようになっていて、白がきちんと白に感じられます。
総合的に見て、5G通信が必要であれば選択の余地はありませんが、4Gで十分と考える方であれば第2世代を第3世代に積極的に更新する意義はあまり見出せないように思います。安価に更新できるのであれば納得行くと思いますが、元々第3世代は第2世代比で価格は上がっていますので、当然と言える程度の差でしかないと思います。
まあ、約3年前のミドルクラスAndroid端末であるReno Aと比べれば段違いの快適さですから、Reno Aの買い換えとしては高い満足度というべきと思います。
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購入金額
32,000円
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購入日
2023年02月05日
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購入場所
ケーズデンキ
takamizuさん
2023/02/16
jive9821さん
2023/02/16
個人的にはFace IDが出来れば欲しかったのですが、同じ店で処分
されていたiPhone 13 miniとの価格差があまりに大きかったので
SEで妥協したというのが実際ですね。
メイン機は現在iPhone XS Maxなので、ディスプレイ解像度の
問題から次もMaxやPlusのような大型ディスプレイ搭載モデルに
しないと違和感が強そうですし、価格とのバランスがなかなか
難しいところです。