レビューメディア「ジグソー」

電気代高騰を口実に、低消費電力の4Kテレビに買い替えた

これまで使ってきたテレビは、Panasonic TH-P54VA2という、消費電力488Wのプラズマテレビです。

最近の液晶テレビは、消費電力も少なくなっていて、今回購入した、Panasonic TH-55LX950は205Wしかありません。

 

嫁さんが、ほぼ終日チャンネル権を握っていて、一日の大半をテレビの前で過ごしているので、テレビの選択に関しては、嫁の要求を最大限かなえ、私の要望は、テレビ横のPCデスクからテレビを見るため、視野角の広いIPS液晶であることだけにしました。

これまで、54型のテレビだったので、65型にしたかったのですが、嫁は今と同等か一つ小さいサイズのテレビが良いということ。
そして、なるべく安いテレビ。

 

上記を鵜吞みにして、TLCやLGのテレビでも購入しようものなら、クレームの山になることは、長年連れ添っている私が一番良く知っています。

 

例えば、これ迄のシステムでは、全ての機器の電源が切れいている状態(スタンバイ状態)で、Blu-Rayレコーダーのリモコンの録画一覧のボタンを押すと、Blu-Rayレコーダーの電源が入り、テレビの電源が入り、テレビの入力がBlu-Rayに切り替わり、録画一覧が表示されたり、テレビのリモコンで、EPGを表示して、テレビのリモコンで録画指示を行うと、自動的にBlu-Rayレコーダーに録画予約が入ります。(ビエラリンクと称します)

こんなことを当たり前だと思っている嫁に、EPGの使い勝手が悪く、録画連携のできないテレビを買い与えようものなら、クレームが噴出し、結局テレビを買い替える羽目になります。

 

なので、刺激しないように、使い勝手や画質で選択すると、これになると、安価なLX800と、このLX950の2モデル提示して、私の要望も入れるとこれになる。ということで、今回のTH-55LX950にしました。

 

ひと回り大きな、65型のTH-65LX950にしても、3万円程度しか値段が変わらないと云ったのですが、65型は要らない!とキッパリ云うので諦めました。

今回は、消費電力/コスト/画面サイズ優先なので、OLEDやMini LEDは見送ることにしました。

 

嫁専用/私専用のBlu-Rayレコーダーが、共にPanasonic製なので、先程記載したビエラリンクが動作するように、Panasonicの中から選択しました。

今回購入した、TH-55LX950は、Panasonic製55型液晶テレビです。

 

Panasonic製テレビのラインアップは、パネルの種類によって、有ELのテレビがLZ2000シリーズとLZ1800シリーズ(共に55型のテレビがあるシリーズ)と、液晶のテレビが、LX950シリーズとLX800シリーズとLW1シリーズ(55型のテレビがあるシリーズ)があります。

 

他社では、最近はやりのmini LEDシリーズもあるのですが、Panasonicでは、液晶テレビは、LW1シリーズは、壁かけ専用モデルなので、実質的には、LX950シリーズとLX800シリーズしかありません。
このシリーズの大きな違いは、液晶パネルが、IPS液晶(LX950)か、VAパネル(LX800)と立体音響(LX950)か、ダイナミックサウンド(LX800)位ですね。

 

パッケージは驚くほど大きく、トラックの荷台から降ろすと、駐車場の幅の8割程度を占めていました。

外観は、狭額縁テレビなので、横幅123.1cm 高さ76.7cm(テレビ台含)で、重量も22.5kg(テレビ台含)しかありません。
テレビ台部は、横幅40cm奥行30.3cmです。
額縁と液晶パネルが面一になっていて、とてもスタイリッシュです。

下記写真は、テレビの左上のコーナー部分です。

狭額縁と液晶パネル(黒渕あり)が面一で成形されています。

このテレビの特徴の一つとして、転倒防止テレビ台があります。

YouTubeにもあるように、阪神・淡路大震災と同等の震度6の地震でも、テレビが転倒しないというものです。
テレビ自体が、軽量になってることもありますが、テレビスタンドの裏(底面)に大きな吸盤が付いていて、テレビスタンドをテレビ台に吸着させるものです。

今回、テレビ自体が小型化したことにより、床への直置きからテレビ台利用に変更したので、この転倒防止テレビ台は、大きな安心材料です。

 

このテレビは、従来のB-CASカードを挿すモデルではなく、ACASチップを内蔵しているため、CASカードは付属していません。

 

本体以外には、リモコン、リモコン用電池、転倒防止スタンド関連部品、取扱説明書のみとなっています。

リモコンは、bluetoothリモコンなので、リモコンをテレビに向けなくてもコントロールが可能で、様々なネット動画配配信サービスに対応しています。

肝心のテレビの性能に関しては、4K LED IPS液晶パネルで、液晶ビエラ史上最高クラスの高輝度を実現し、高いコントラスト性能を得ているそうです。
デフォルト設定では、輝度が最大に設定されていたので、輝度を50%に下げて視聴していますが、充分な明るさとコントラストが保たれています。

また、LX950シリーズには、自動画質/音質調整機能で、Auto AIという機能が付いています。

AIが、映像信号に合わせて、液晶パネルの制御を行うことで、様々なソースのシーンに合わせて画質を自動で制御するものです。
放送や映画など100万を超える映像のシーンから構成される学習用データベースをディープラーニングを活用してAIが学習し、シーン認識アルゴリズムを生成し、ビエラがシーンに応じて自動的に最適な画質/音質に調整するものだそうです。
昔のテレビでは、シネマモードとかスポーツもーどとか、手動で切り替えていた画質調整を自動で行い、音質も自動で調整できるものです。
今回、新たに部屋の明るさや照明の色によって映像の見え方が異なるため、環境光センサーで部屋の明るさや照明の色などをセンシングし、オートAIの自動画質調整に反映して、部屋の光の環境も考慮に入れて、あらゆるコンテンツを自動で最適な画質に調整するそうです。
ドラマや映画を観たり、音楽番組を観たりしたのですが、Auto AIが動作しているのかどうか判りません。
切り替わった実感はないのですが、自然に切り替わっているのだと思います。

 

プロの映像制作用マスターモニターにも採用されている、3次元カラーマネジメント回路(3D-LUT)を搭載した「ヘキサクロマドライブ」は、広い色域をもつ4K映像本来の色を忠実に描き出すテクノロジーを搭載しています。

暗部の忠実再現と鮮やかな明部表現に加え、映像を部分ごとに適切に処理をすることで、ディテールをくっきりと映し出すそうです。
更に、シーンに応じてHDRトーンマッピング処理を変化させる技術を採用し、高輝度域でも色鮮やかな映像を実現しているそうです。

液晶パネルのバックライトエリア制御に加えて、エリアをより細分化した独自の映像信号処理によるコントラスト制御を行う、2つのエリア制御によって、引き締まった黒、黒つぶれのない陰影、細部までリアルな明暗を再現しているようです。
更に、HDR映像信号の情報をより細かく解析してバックライトの制御に活用することで、HDR映像をより高コントラストに表現するそうです。(HLG/HDR10/HDR10+/Dolby Visionの映像信号解析に対応)
mini LEDのエリアコントロールのような方法で、コントラストを改善してるようです。
TH-55LX950のHDMI1に接続している、CATVセットトップボックス、J:COM LINK XA401の出力は、HDR10で行われていて、入力を切り替えた時、TV側のOSDでもHDR10と表示されます。

地上デジタル放送などのSDR映像を高画質なHDR映像に変換可能。

 

ハリウッドの映画制作者との協業などを通じて培ったノウハウを活かし、AIによる機械学習を活用した変換アルゴリズムを開発し、地上デジタル放送などの通常の映像もHDRのような高コントラスト映像に変換します。
映像シーンの最大輝度を、液晶パネルの輝度性能まで拡張することで、高コントラストを実現しています。

新4K衛星放送、UltraHDブルーレイや、4Kネット動画で採用される最新のHDR規格にも対応しています。
驚異的なコントラストに加え、なめらかな色の階調も表現できる高品位なHDR映像で、制作者の意図を忠実に再現した映像を再現できるそうです。
「HDR10+ ADAPTIVE」「HDR10+」「ドルビービジョンIQ」「ドルビービジョン」の高画質認証を取得しているそうです。

 

入力端子は、HDMI 4系統全てが、4K HDR対応で、HDMI1/2は、120p,HDMI3/4は、60p対応となっています。
別途、アナログ入力が1系統備わっています。

マスターモニタークラスの精度が可能にしたプロ仕様の画質設定も可能です。
ISF Certified Calibration Configurationにも対応した明室視聴用の「キャリブレーションモード」を搭載しています。


また、ポストプロダクションや放送局など、プロフェッショナルの現場で使用されるキャリブレーションツール「CalMAN」に対応しています。

 

次に、音質についてですが、ドルビー アトモスに対応した立体音響に対応しています。

テレビ背面には、画面底部に向けて、左右にフルレンジスピーカーが付いていて、更に天面近くに、イネーブルドスピーカーが付いていて、天井に向けて音を出し、天井で音を反射させることで、音源が天井にあるような錯覚を作り出し、立体音響を実現しているようです。

イネーブルドスピーカーは、実際には、パンチングメタルのカバーが付いていて、実際には見ることができません。

また、テレビ自体が、Bluetoothを搭載していて、Bluetooth対応ヘッドフォンやスピーカーから音声を出力したり、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーの音声をテレビから出力させることもできます。

このほか、Googleアシスタントや、Amazon Alexaと連携して、音声でのリモコン操作も可能です。

 

チューナは、地上デジタルx3,BS/CSx3,4KBS/CSx2を搭載しているので、USB 3.0端子にHDDを接続すれば、視聴中のチャンネル以外に地上デジタル/BS/CSは2チャンネル同時録画、4K BS/CSは1チャンネル録画することができます。
このほか、USB 2.0 x2の接続が可能なので、USBメモリに保存した4K動画等を再生することも可能です。

 

このテレビの購入に当たり、54型のプラズマテレビは、家電リサイクル法に則り、販売店を通してリサイクル業者(メーカー)に戻るはずなのですが、その為に、一般的には、リサイクル料金 2,970円+搬送料(販売店により1,270~20,000円程度)が発生します。

しかし、今回購入した多慶屋では、パネルに割れや筐体にへこみ等が無ければ、リユースとして、無料で引き取ってくれます。(搬送料込)
実際に、配達に来られた多慶屋のロジスティック部門の方がテレビを見て、これはリユースとして引き取ります。と云って戴き、無料で引き上げて戴けました。

 

テレビの販売価格のみであれば、もっと安価な販売店もあったのですが、配達料+リサイクル料+搬送料(旧テレビ)を含めて検討した時、多慶屋が最も安価でした。
ただ、リユース判断は、配達員が行うということで、リユースできないと判断されたとしても、その場でリサイクル料だけ払えば、搬送料は無料で引き取って貰えるようです。

  • 購入金額

    164,000円

  • 購入日

    2023年02月09日

  • 購入場所

    TAKEYA 楽天市場

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