これ迄のメインマシンは、Core i9 11900Kで、8コア16スレッドのCPUでした。
第12世代のCPUは、LGA1700に変わりましたが、CPUの反り問題があり、1世代見送ることにしました。
そして、第13世代でも、ちょっと様子見して、13世代では反りによるトラブルが余り報じられていないようなので、更新することにしました。
まあ、ソケットへのCPU固定方法が変わってないので、抜本的な解決には至ってないと思われますが、動作不良になるほど反らなければ良いかな?
程度の気持ちで更新しました。
最悪、ソケットの留め具を外して、反り対策パーツを使いたいと思います。
購入特典として、CALL of DUTYのシリアルコードを戴きました。
パッケージの外装箱は、一般的な四角形です。
Core i9 9900Kの時は、正8面体のパッケージ、11900Kの時は、複雑なギザギザの矩形でしたが、Core i9 13900Kは、一般的です。
しかし、内装箱は、プラスティック製のクロームメッキ風仕上げの円形パッケージで、シリコンウェハーをモチーフにしていると思います。
このシリコンウェハー風パッケージの蓋を回転させて開けると、スポンジ製緩衝材の中にCPUがブリスターに入ってセットされていました。
CPU自体は、LGA1700なので、長方形の形状に変わりました。
Core i9 13900Kは、パフォーマンスコア 8コア16スレッド、エフィシエントコア16コア16スレッドで、24コア32スレッドで動作します。
Core i9 12900Kからは、エフィシエントコアが倍増していて、8コアから16コアに更新されました。
その分スレッド数も8つ増えて、32スレッドとなっています・
私の場合、スマートフォンで見る動画のエンコードに、クイック・シンク・ビデオを使いたいので、GPU内蔵モデルを購入しました。
パフォーマンスコアが従来からのコアと同等の動作をするものと思われますが、パフォーマンスコアがターボブースト時に5.4GHzまでブーストされるのに対して、エフィシエントコアは、ターボブースト時に4.3GHzまでしかブーストされません。
また、通常時も、パフォーマンスコアは、3.0GHzで動作し、エフィシエントコアは2.2GHzで動作します。
CPU全体では、充分な冷却が行われれば、ターボブースト利用時の最大周波数は5.8GHzとインテルのサイトには記載があります。
今回は、簡易水冷でシステムを構築しますが、PCケースの都合で、280mmの水冷しかできないので、まだ、UEFIの電源設定はマザーボードのデフォルトのままです。
CPUのベースパワーは125Wで、最大ターボパワーは253Wとなっています。
CPU自体のメモリの対応は、DDR4/DDR5に対応していますので、CPUを搭載するマザーボードの、DDR4/DDR5対応の確認が必要です。
また、今回は、PCI Expressも5.0/4.0に対応していて、PCI Expressのレーン数は20なので、PCIe 5.0 x16のグラフィックボードとPCIe 5.0 x4のNVMe M.2 SSDを使うと20レーンを使い切ってしまいます。
現状では、GPUは、nVIDIA GeForce RTX3070Tiなので、PCIe 4.0x16
M.2 SSDもCFDのPCIe 4.0x4 1TB SSDなので、今後のアップグレードにも対応できます。
CPU内蔵のグラフィックスは、インテル UHD グラフィックス 770で、グラフィックスもベースクロックが300MHzで、最大動作周波数は、1.65GHzとなっています。
最大解像度は、HDMIの場合、4K@60Hz,ディスプレイポートでは、7,680x4,320@60Hz,eDP(embedded Display Port)では、5,120x3,200@120Hzでの出力が可能です。
eDPは、電源と映像信号を統合して1本のコードで接続が可能なポートで、ノートパソコンやタブレットで多用されるインターフェイスです。
最近では、デスクトップPC用マザーボードに搭載して、マザーボードの動作やCPU等の各種モニターをPCケースの内側にセットしたディスプレイに映して、強化ガラスや透明アクリル板越しにモニターしたり、デモンストレーションしたりするのに用いられます。
eDPのポート形状やコネクターに現状では規定がないので、eDPポートとディスプレイはeDPを実装しているメーカーのものを購入しないと接続できないと思います。
今回、このCPUと一緒に購入したマザーボード AsRock Z790 Steel Regend WiFiにも、eDPのポートが、オンボードで搭載されています。
先ずは、GPU-Zを掲載します。
CPU-Zのベンチマークでは、これまで使っていたCore i9 11900Kを選択してみましたが、マルチコア環境で、249%の大幅パフォーマンスアップです。
シングルコアでは、パフォーマンスコアが選択されていると思われますが、27%程度のパフォーマンスアップとなっていました。
CineBenchのスコアは、R23 R15 R11.5の結果を記載しますが、Open GLのスコアは、GeForce RTX3070Tiの値です。
ChineBench R23のスコアでは、Core i9 11900Kが、マルチコアで14,759シングルコアで1,426だったので、マルチコアで241%シングルコアで129%のパフォーマンスアップと、CPU-Zのベンチマークスコアに近い値が表示されました。
CineBench動作時には、タスクマネージャーのCPUパフォーマンス項では、32コアが全てほぼ100%になっていました。
CineBench R23計測時に、HWMonitor 1.49で確認したところ、パフォーマンスコアで77℃、エフィシエントコアで69℃が最高温度でした。
3D Markは、トップページに記載のTime Spy , CPU Profile , Storage Bencjmark を記載します。
CPU Profileでは、Core i9 11900Kとの比較で、シングルコアで115%、16コア同士で128%、フルコアでは175%程のパフォーマンスアップが計測できました。
いずれにしても、2年間の進歩は大きく、これまでのシステムと比較すると、倍近いパフォーマンスが得られています。
GPUやM.2 SSDが、現状では、PCIe 4.0対応なのですが、PCIe 5.0対応に変えることでさらなるパフォーマンスアップが目指せそうです。
参考までに、PCIe 5.0 x4 スロットに、PCIe 4.0 x4 M.2 SSDを搭載した際のDiskMarkも掲載します。
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購入金額
94,480円
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購入日
2023年01月10日
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購入場所
ark
kensanさん
2023/05/19
Picardさん
2023/05/19
私は、スマホでの閲覧用に動画のエンコードをするので、Intel Media SDKが使いたくて、グラフィック内蔵を選択しました。
水冷で組んだのですが、短時間ですが、結構水冷ファンが回って煩かったりしますが、基本的に満足しています。
メモリは、2枚差しの方が安定するよ!って販売店の店員さんに勧められたので、32GBx2にしました。
今回、マザーも一新したので、TPMの影響は受けずにインストールできました。(デフォルトのままで問題無でした)