レビューメディア「ジグソー」

最新のデバイスを搭載したZ790マザーボード

これ迄メインシステムとして使っている Core i9 11900Kシステムを、最新のCore i9 13900Kシステムに更新するために購入しました。


チップセットは同じZ790であれば、マザーボードメーカーが異なっても、主な機能はどのマザーボードを使ってもさして変わりません。
現在は、ASUSTek製のマザーボードを利用していますが、その前までは、結構長い間AsRock製マザーボードを利用していました。

前回、ASUSTek製を使ったのは、サブシステムで、Core i9 11900を搭載している、mATXマザーが主な原因でした。
前回は、メインシステム及びサブシステムを一気に更新しようと考え、マザーボードの選択を行いました。

PCケースは、メインシステムがFlactal Design Define XL Black Pearl R2

サブシステムが、flactal design Define R4 FD-CA-DEF-R4-BL

の2つのケースを使っています。

 

mATXであっても、メインシステムのデータをミラーリングする都合で、HDD x4 + 光学ドライブ x1 で最低でもSATAポートが5ポート必要でした。
そこで、mATXでありながら、SATAポートが5ポート付いている、ASUSTeK PRIME Z590M-PLUSを購入しました。
最悪、SATAの拡張カード利用も考えたのですが、たまたま ASUSTeK製のマザーボードが5ポート備えていたので、選択しました。
その後、メインシステムで使う マザーを決めたのですが、ドライバーの管理等、同世代のマザーボードは、同じメーカーのマザーボードの方が楽だと思い、ASUSTek STRIX Z590-A GAMING WIFIにしました。


今回は、Core i9 13900Kが、DDR5メモリに対応していることや、CPUクーラーが、空冷では難しく、CPUのマウントも変わっていることから、先ずは、メインシステムだけを組むことにしました。
同時に購入したのは、CPU , マザーボード , DDR5-5200 64GBメモリ , 簡易水冷CPUクーラー , OS(Windows 11 Pro x64)で、約24万円の出費でした。

 

1) マザーボードの選択基準としては、Core i9 13900Kの定格をきっちり出し切れる電源を備えていること。

OC迄は考えていませんが、静かで定格を出し切れることを前提としました。
SPS(スマートパワーステージ)テクノロジーで、電源の各フェーズの電流と温度を監視し、CPU に円滑かつ安定した電源を供給し、性能を向上させているそうです。

2) PCIe 5.0 x4対応のNVMe SSDが使えること。

現状は、PCIe 4.0 x4のCFD製1TB SSDを使っていますが、PCIe 5.0 x4にいずれ交換すると思われるための項目です。

AsRockでは、PCIe 5.0 x4対応M.2ソケットを、Blazing M.2と称しています。

現状(PCIe 4.0 x4)の64Gbpsの倍の128Gbpsまで対応できているので、現状の7GB/s程度のシーケンシャルリードが、10GB/sを超えるようになると思われます。

現状のSSDのDiskMarkは、この程度です

3) SATAポートが、最低5ポート使えること。
動画のエンコード等が多いため、ストレージは、システム用以外に、Video Caputure Driveとして、8TB x2 (RAID-0) , Data Driveとして、4TB x2 (RAID-0)、更に光学ドライブとして、Blu-Rayドライブが必要なので、最低でもSATAポートが5つ必要です。
可能であれば、更に2ポートあれば、バックアップ用のRAID-0ドライブ(HDD x2)を臨時に接続して高速バックアップが可能になる。

Z790では、SATAが8ポートサポートされているため、従来のように、intel 6ポート+AsMedia 2ポートではなく、Intelで8ポートあります。

SATAが0-7ポート、M.2 SSDが5基接続可能です。

4) DDR5メモリが使えること。
DDR5メモリは、DDR4メモリと比較して、帯域が仕様上は倍に広がり、広帯域のデータを扱うことができます。
そのため、パフォーマンスアップに期待ができそうなので、DDR5対応にしたいと考えました。
メモリの速度と容量は、CPU内蔵のGPUのパフォーマンスにも影響し、このGPUをインテル クイック・シンク・ビオを使った動画エンコードで利用しようと考えていますので、ひょっとしたらDDR5がエンコード速度に影響するかもしれないと考えました。

5) PCIe 5.0 x16スロットを搭載していること。
現状は、PCIe 4.0 x16にしか対応できていない、GeForce 3070Tiを使っていますが、そのうち、PCIe 5.0 x16対応GPUにしたいと考えています。

以上の条件を満たして、尚且つ使い慣れているマザーボードメーカーであり、コストパフォーマンスに優れていることを前提に、AsRock Steel Regend WiFiを購入しました。

円安の影響なのか、マザーボードは結構高価な商品ばかりになりましたね。
昔は、AsRockでは、Taichiシリーズを結構購入していたのですが、Z790 Taichiは、10万円を超える価格になってしまい、手の届かないマザーボードになってしまいました。

これ迄の、ASUSTekと異なり、USB 3.2 Gen2 x2のポートがフロントパネルにもってこれるのも有り難いです。
ASUSTekでは、背面のバックパネルにあったので、予め USB 3.2 Gen2 x2対応ケーブルを接続して、フロント側に引き出しておく必要があり、面倒でした。
AsRockでは、必要な時に、短いUSB 3.2 Gen2 x2対応ケーブルをPCケースのフロントパネルに挿せば良いので、M.2 SSDを用いた高速ストレージの使い勝手が向上します。

その他、2.5Gb イーサネットのポートもありますが、我が家では未だギガビット環境で、イーサーネットハブもギガビットまでしか対応できていないため、サブシステムに2.5Gb対応のマザーを持ってきても、HUBまで変えなければ、その真価は発揮できそうにないので、当面は1Gbイーサネットとして利用します。


従来は、イーサネットのドライバーは、OSインストール後にインストールしていたので、OSのインストール セットアップ時には、Wi-Fiでインターネットに接続して、OSのシリアルキー認証やMicrosoft ID及びパスワードの認証を行っていましたが、今回のマザーボードでは、イーサネットのドライバーは予め組み込んであり、OSセットアップ時からイーサネットコネクターが使えるようになっていました。

更に、OSセットアップ直後から、インターネット経由で、マザーボードのドライバーも自動でインストールできる。

ということで期待していたのですが、主だったドライバーのみのインストールしか行われず、中途半端な自動セットアップとなってしまいました。
結局、AsRockのWEBサイトから各種ドライバーをダウンロードし、手動でセットアップを行いました。
ドライバーの自動インストール機能であれば、サイトにある最新ドライバーを全て、若しくは、ユーザーが選択したドライバー全てが自動でインストールされないと、ドライバーの自動インストールという機能は不充分だと思いました。

 

バックパネルからは、USB 2.0がなくなり、潔さを感じます。

USB端子は、最新の規定にのっとり、USBマークの横に、5(USB 3.2 Gen1) , 10(USB 3.2 Gen2)と数字(Gbps)が入っていて、非常に分かりやすくなっています。

このマザーボードには、M.2仕様のWi-Fi/Bluetoothカードがセットされていて、最新のWi-Fi6(ax)に対応しています。

 

また、大型のグラフィックカードを取り付ける際に、グラフィックカードの固定用補助ステイが同梱されています。

パッケージは、ATXマザーぼーどとしてはちょっと大きなパッケージで、裏面には、マザーボードの特徴が記載されています。

付属品は、Wi-Fiアンテナ , ベロクロ(AsRockロゴ入り) x2 , マニュアル , M.2 SSD固定ネジ , キートップ(Steel Regend:ノベルティ) , Steel Regend ハガキ , SATAケーブル x2 , グラフィックボード固定用金具です。

  • 購入金額

    50,680円

  • 購入日

    2023年01月09日

  • 購入場所

    ark

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