今までWestern DigitalやTOSHIBA製のHDDではヘリウム充填モデルを使ってきましたが、実はSeagate製HDDとしては私が使うのはこれが初めてとなります。NAS用のST8000VN0022（8TB）は3台使いましたが、10TB超を使ったことがありませんでしたので…。

Amazonの初売りで同じ日にドリップコーヒーも注文したのですが、紙の封筒にコーヒーと同梱で緩衝材無しでいきなりこのまま入っていたのはちょっと驚きます。

箱の中は一応緩衝材に包まれた状態でしたが、これはバルクHDDを買っても用意されている程度のものですからね。箱の角は潰れていましたので、HDDの売り方としてはちょっとどうなのかと思ってしまいます。

中身にダメージが通っていないということを信じたいですが、果たして…。

以前のConstellation ESもそうでしたが、Seagate製の整備済みHDDは緑の縁取りをされた型番ラベルが貼られます。ちなみにWestern Digitalの場合は通常モデルではラインナップ名に沿った色の型番ラベルですが、修理上がりではWD Redでも白ラベルになっているなど、整備済みであることが一目瞭然となるように工夫されています。

実は現時点でも14TB→18TBの間でデータ移行中であり、ST18000NM000Jの詳細データを示すことは出来ません。一応作業開始前にUSB 3.0環境（UASP非対応）でCrystal Disk Mark 7.0.0の計測だけしています。

▲Crystal Disk Mark 7.0.0 （USB 3.0 UASP非対応環境）

ST18000NM000Jは7,200rpm、キャッシュ256MBとそこそこ速度性能も重視された製品であり、公称速度はシーケンシャル時でRead 270MB/s、Write 258MB/sとなっていますので、SATA接続で内蔵すればその程度の速度性能は発揮してくれるのでしょう。一応サーバーですので、ダウンタイムを最少にするためにはあまりじっくりと測定することは出来ませんから、取り敢えずこれだけ掲載しておきます。

Windows Server PCにSATA接続しましたので、S.M.A.R.T.の情報を取れるようになりましたから、Crystal Disk Infoの情報も貼っておきます。

▲Crystal Disk Info

この製品は容量18TBですが、これは2TBプラッター×9枚で実現しています。さすがに3.5インチドライブに9枚のプラッターを内蔵するにはヘリウム充填は必須だったということでしょう。データセンター向けモデルであるだけに、稼働時の許容温度が5～60℃と高温に強くなっているのは、スペースが乏しいキューブケースで使う際の大きな強みとなっています。

価格が価格ですので、多くを望むことはありません。次に20TB超のHDDに載せ替えるときまで無事に動いてくれればそれで十分です。