ASRock で Thunderbolt 4 に対応した Intel マザーボードを探していたら、バッファローダイレクトで中古整備品のものが売られていました。
予算は4万円くらいなので、マザーボードとCPUだけ購入する感じです。
当初 Intel Z590 の同等品を新品で購入しようと思っていたので、CPU は Pentium にする予定でした。
マザーボードで予算を抑えられたので、CPUは少しグレードを上げられそうです。
PCIe 5.0 が魅力で Intel Z690 の方が良かったが、予算の都合上現実的ではなかった。
高給取りではないので、共用ではなく私物で2桁万円付近は厳しい。
小遣い制度ではないが、既婚・共働きで子どものいる家庭で高い私物を購入するには厳しい。確実に相談案件になる。(スマートフォンだったら通りやすいかも・・・)
参考1:https://manekomi.tmn-anshin.co.jp/kakei/17396269
参考2:https://www.navinavi-hoken.com/articles/pocket-money_
第 11 世代 Intel CPU + Intel Z590 の中で、ほぼフル装備
簡単に書くと、発売当時(2021年 3月 5日)のハイエンドマザーボードです・・・が、制約と制限があります。
制約:PCI-Eの4番目を使うとM.2 3番目やSATA3ポートの2つが使用できなくなる排他選択肢。優先度は不明。
制限:第 10 世代のCPUを使うと、Gen4動作からGen3へ格下げされる。(使用限界値が変わる)
現段階において、第 10 世代のCPUを使うメリットはあまりありません。
使うなら第 11 世代のCPU一択。
【特徴】
- CPU:第 10 世代 / 第 11 世代 の Intel CPU (LGA1200)
- チップセット:Intel Z590
- メモリ:DDR4 DIMM 4スロット(非ECC、アンバッファード・メモリ)
第11世代:
Intel Core(i9/i7/i5)は DDR4-3200 まで
Core i3 / Pentium / Celeronは DDR4-2666 まで
第10世代:
Intel Core(i9/i7/i5)は DDR4-2933 まで
Core i3 / Pentium / Celeronは DDR4-2666 まで
- ストレージ:
SATA3 6ポート(Intelチップセット)
SATA3 2ポート(ASMedia ASM1061チップ)
M2_1:M.2 PCIe M Key 2280 第11世代:Gen4 x4 (64 Gb/s)、第10世代:Gen3 x4 (32 Gb/s)
M2_2:M.2 PCIe/SATA3 M Key 2260/2280 PCIe:Gen3 x4 (32 Gb/s)
M2_3:M.2 PCIe/SATA3 M Key 2230/2242/2260/2280/22110 PCIe:Gen3 x4 (32 Gb/s)
*共用レーン1:M2_2、SATA3_0、SATA3_1
*共用レーン2:M2_3, SATA3_4, SATA3_5、PCIE4
*Intel SSD を取り付けた場合のみ M.2 NVMe の RAID 0 / RAID 1 が使用可能
- USB 4.0 Thunderbolt™ 4 Type-C ポート (USB 4.0 プロトコルの場合 40 Gb/秒、Thunderbolt™ プロトコルの場合 40Gb/秒)
- USB 3.2 Gen2x2 ポート (20 Gb/s)
- USB 3.2 Gen2 Type-A ポート (10 Gb/s)
- LAN:Killer E3100G 2.5 Gbps 1ポート、Intel I219V 1 Gbps 1ポート
- 無線 LAN:Killer AX1675x 802.11ax Wi-Fi 6E(2 本のアンテナで 2 (送信) x 2 (受信))/ Bluetooth 5.2
- 拡張スロット:
第11世代:PCI Express x16 3スロット
1スロット使用 Gen4x16 (PCIE1)
2スロット使用 Gen4 x8 (PCIE1) / Gen4x8 (PCIE2)
3スロット使用 Gen4 x8 (PCIE1) / Gen4x8 (PCIE2) / Gen3x4 (PCIE4))
第10世代:PCI Express x16 3スロット ※Gen4からGen3に落ちる
1スロット使用 Gen3x16 (PCIE1)
2スロット使用 Gen3 x8 (PCIE1) / Gen3x8 (PCIE2)
3スロット使用 Gen3 x8 (PCIE1) / Gen3x8 (PCIE2) / Gen3x4 (PCIE4))
*PCIE4を使用する場合、ストレージの共用レーン2に関わる機能が使用不可になる
Thunderbolt AIC コネクタ (5 ピン)が無いのが残念。
拡張カード「Thunderbolt 4 AIC」を使用すれば Thunderbolt 経由でのモニター出力で外部グラフィックボードが使用可能になる。
そのためには、ASRock マザーボードに Thunderbolt AIC コネクタ (5 ピン)が必要となる。
Thunderbolt 経由でのモニター出力は CPU の内蔵グラフィックを使用することになります。
拡張カード機能も備わっていて、DisplayPortポートのINコネクタもあったら最高だったのだが・・・。
ケーブル接続ではなく内部的に制御している可能性もあるので、外部グラフィックボードを挿して、Thunderbolt(Type-C) 経由でのモニター出力で内蔵グラフィックか外部グラフィックのどちらが使われるか一度確認する必要がありそうだ。
このマザーボード、歯車があって無駄に光って回るんです。
2か所に歯車があり、片方は回るがもう片方は光るオブジェで回らない。
デザイン面では★5(★★★★★)
ユーザービリティ面で★3(★★★☆☆)
Taichiについては、下記で解説されている。読み方は「タイチ」でいいのかな?
参考:AKIBA PC Hotline!「マザーボード上の“歯車”が回るっ!遊び心も実用度も満点のASRock「Z590Taichi」、安くなったCore i9-11900Kを使ってテスト!」
箱(表)
箱(裏)
中身は2段になってた。
上段
下段
中古といってもメーカー修理品だと思うので、付属品は未開封のものが入っていた。
こちら回らない歯車。
付属品に六角レンチドライバーがある。六角ネジを外すと M.2 の挿入口が出てくる。
Gen4 x4 が使える場所は一番上で一番小さいヒートシンク。デザイン優先な感じ。
効率重視なら付属のヒートシンクは外して他社のヒートシンク+ファンを使ってしまうかもしれない。
PCI-Eは上から1,2,3,4。PCIE4は共用レーンなので・・・(機能性項目欄を参照)
こちらは回る歯車。I/O Armor という名称のようだ。静電気による破損から保護するためのものみたい。
そして、右から左に沿って穴が開いている箇所にコッソリ冷却ファンが搭載されている。
歯車はカッチョイイんだけど・・・ファンがホコリ対策をしないと年数経過でメンテナンスが面倒なパターン。
SATA3_A1_A2が「ASMedia ASM1061チップ」かな?
フレキシブルIOシールド
写真の左下のボタンは「BIOS フラッシュバックスイッチ」で、CMOSクリアではない。
個人的にはCMOSクリアスイッチがIOシールドの位置にある方が嬉しい。個人が頻繁にBIOS フラッシュバックします?
マニュアルより抜粋。
マザーボード裏面には金属製バックプレートを装備。
重いCPUクーラーを使用したときなどのマザーボードの歪みを抑えます。
放熱の兼ね合いで、マザーボード裏のスペースを使った裏面配線は使用しない方がよいかもしれない。
設定とかの色々をメモ書き
2.5 GbpsLANを使用するため、専用ネットワークを用意しようと思いました。
とりあえず、VLANを使用して 2.5 Gbps 接続環境へアクセスさせるようにします。
インテル Killerでは従来のインテルLANボードとは違い、専用のVLAN設定画面が特にありません。
Killerではネットワークデバイスのプロパティにて VLAN ID だけ設定出来るようでした。
YAMAHAルーターを使用しているため、192.168.100.x系統のサブネットですが、VLANは 192.168.130.xのサブネットを使います。
100はインターネットに出れるパブリックネットワーク、130はプライベートネットワークとして設定します。
一応、100 → 130 、130 → 100 への通信は遮断せずOKとしておきます。
MACアドレスも登録しておけばDHCPで自動的にIPアドレスを割り振って貰えます。
とりあえずこれで、192.168.130の経路は 2.5Gbpsへ向かうようになりました。
それ以外の経路はYAMAHAルーターを通じてNuro光ルーター・インターネット側へ。
詳細は下記のアイテムにて。
★2024-11-02追記
テレワーク中の私用PCとして平日ほぼ毎日起動していたが、唐突にフリーズして起動しなくなった。
BIOSアップデートやCMOSリセットをしたが変化はない。
電源周りも含めてケーブル類を全部取って、時間を置いて再接続したら復旧するようになった。
原因は不明。マザーボードが歪んでいるせいでフリーズするようになったのかもしれない。
マザーボードをタワーケースのように縦置きではなく横置きであるということ、グラフィックボードが大きくて重いということで歪んだ可能性がある。
原因不明状態のまま使用し続けるのも危ないので、AMDのPCが余っていたので急遽そちらをメインPCとして構築し直した。
今までのメインPCのSSDにはBitLockerが設定されていたが、他のPCにSSDを移したときに回復キーを要求された。
無事にOS起動をしてからBitLockerを解除。
メインPCの主要ファイルをNASに全部移動してクリーンインストールを実施。
とりあえず安定稼働するようになったので、勿体ない感じもするがマザーボードは廃棄しようと思う。もともと中古整備品だしね。
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購入金額
22,400円
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購入日
2023年01月04日
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購入場所
バッファローダイレクト
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