このバッテリーは、ANKERのサイトでもモバイルバッテリーではなく、ポータブル電源というカテゴリーに属します。
一応携帯ストラップが付属していますが、サイズは、約201mm x 120mm x 31mmと、A5サイズの75%位を締めるフットプリントの大きさで、厚みが31mm、重量も約845gあるので、普段使いの鞄に忍ばせるには大き過ぎる大きさと重量です。
しかし、約24,000mAh(87.6Wh)の大容量バッテリーなので、メーカーサイトの記載では、iPhone13が5回,デジタルカメラ(16Wh)でも4回充電できるそうです。
そして、ポータブル電源と云われるように、AC100V(最大100W)の電源出力が付いています。
このAC100V出力は、LEDライト(5W)であれば約14時間,テレビ(60W)で約1.1時間,扇風機(30W)で、約2.3時間,小型冷蔵庫(40W)約1.7時間使えるそうです。
個人的には、USB PD非対応のノートPCを長時間屋外で使う場合の100V電源として利用したいと考えています。
また、USB PD対応のノートPCの場合は、内蔵バッテリーが空になっても、USB Type-Cケーブルで、このポータブル電源から再度充電できるので、長時間に渡っての屋外利用も可能になりますし、勿論ノートPC付属のACアダプターを接続しての充電も可能ですが、USB PD対応の場合、付属のACアダプタを持参しなくても良いので、屋外での長時間利用には、打って付けです。
これだけの容量があれば、周辺機器を含め安心してPCを使うことができます。
パッケージは、ANKER共通の白を基調としたパッケージで、本体がギリギリ入る218mm x 130mm x 69mmでした。
蓋を開けると、ストラップが付いたポータブル電源本体が、白いビニール袋に入って収められていました。
ポータブル電源を取り出すと、2段目の中央部に、ポータブル電源の充電に使うUSB急速充電器(45W=20V 2.25A)と、USB Type-C >Cケーブル,USB Type-A>Cケーブル(共に約60cm)が入っていました。
その他には、取扱説明書が入っていました。
急速充電器は、USB Type-C 端子面及びコンセントプラグ面がマット処理で、側面は光沢処理を施した黒色です。
コンセントプラグ面に急速充電器の仕様が記載されています。入力は100-240V 50/60Hz 1.4A(MAX)で、出力は、USB PD 3.0仕様が、5V-3A , 9V-3A , 12V-3A , 15V-3A , 20V-2.25Aと記載されています。その他、PPS,QC仕様では、様々な電圧(3.3V-12V)で3Aの出力を行うようです。
差込口は、折り畳み出来ないものです。基本的に、ポータブル電源充電用なので、屋内専用で持ち歩かないことが前提と思われるため、折り畳めない固定プラグなんだと思います。
付属するUSBケーブルは、共に約60cmですが、ポータブル電源の充電にも利用するUSB Type-C > Cケーブルは、もう少し長いケーブルの方が、使いやすいと思います。
充電ケーブルとして、45Wに対応していれば良いので、USB PD対応で45W以上の電力が流せるUSB Type-C > Cケーブルを別当用意した方が良いかもしれません。
早速充電してみると、本体上面の大きなボタン(直径17mm)に内蔵された、8つのホワイトLEDが順に点滅することで、クルクル回っているような視覚効果で、充電中であることを知らせてくれます。
更に充電が進むと、順に点滅することで、回って見えるLEDが、徐々に点灯するLEDの数が増えてきて、点滅するLEDが減ってくることで、現在の充電量を知らせてくれます。
充電完了時には、8つのホワイトLEDが全点灯することで、満充電であることが判ります。
通常の充電では、19.9V 1.94A = 38.6Wで充電されていました。
この時、ポータブル電源は熱くなっていませんでしたが、USB急速充電器は、54.7℃程の温度でした。
満充電に近くなると、充電電圧は実測で19.9V 0.5A程度のいたわり充電に変わり、バッテリに優しい充電をしてくれます。
本体上面の大きなボタンを長押しすることで、AC電源のON/OFFを制御できます。
AC100WがONになると、大きなボタンの横のブルーLEDが点灯することで、AC出力がONであることが判ります。
AC出力は、110V 最大0.91A =100W 60Hzの出力となります。
更に、大きなボタンを2回短押しすると、8つのLEDのうちの一つがグリーンに変わり、USBポートが、イヤホンやスマートウォッチ等の入力電流が低い製品の充電用の「低電流モード」に変わります。もう一度短押しすると、低電流モードを解除できます。
電源出力に関しては、最大4ポート(USB Type-C x1 45W + USB Type-A x2 15W + AC100W) 最大160Wの出力の同時出力が可能です。
AC100Wのポートに、100W充電器(Type-C x2+Type-Ax1)を繋げば、USB Type-C x3 +Type-A x3の同時利用が可能です。
試しに、扇風機を廻してみましたが、DCモーターの扇風機で消費電力が少ないこともあり、1時間廻してもバッテリーのインジケータが減ることはありませんでした。
そこで、ノートPCのACアダプターを接続して、ノートPCを充電してみました。
この時は、39.7W程度の消費電力でしたが、ポータブル電源は、熱い場所で45.5℃程度の温度でした。
このポータブル電源は、充電中にも電源の出力が可能です。
充電中には、電源出力を優先し、出力が高い場合は、バッテリへの充電は行われません。
また、USBポートやAC出力ポートのある面には、LEDライトが付いていて、ポータブ電源底面にあるボタンを押す度に、LEDライトのON(低照度) > LEDライトON(高照度) > LEDライトの点滅 > LEDライトOFFとLEDライトの動作が変わります。
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購入金額
16,990円
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購入日
2022年11月25日
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購入場所
amazon
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