単一指向性のコンデンサーマイクで、DAC(Digital Analog converter)が内蔵されたマイクロフォンです。
従って、マイクで拾った音声は、DACでデジタルデータに変換され、USB経由で出力されます。
パッケージは、ブームアームが付いていますので、結構な大きさです。
427mm(W) x 202mm(D) x 89mm(H)で約1.2kgあります。
銀色のパッケージ表面には、システムの写真と、簡単な説明が記載されていて、裏面には、同梱物一覧及びスペックの記載があります。
内容物は、単一指向性コンデンサーマイクロフォン , ショックマウントマイクフォルダー , ポップガード , ブームアーム , ブームアーム固定クランプ , USBケーブル , ベルクロ 4枚 , 取扱説明書(日本語を含む多国語)です。
付属のベルクロ4枚のうちの1枚を使って、USBケーブルが束ねてありました。
ベロクロは、マイク底面(USB Type-C)のコネクターから、USBケーブルを出して、ブームアームにUSBケーブルを止めるために使用します。
OneOdioというメーカーは、ヘッドフォンを多く作っているメーカーですが、中華メー
カーなので、それなりのリスクは価格に織り込まれていると解釈しました。
マイクの周波数特性は、20Hz-20kHzとなっていますので、可聴帯域はカバーしていますが、特性は不明です。
感度は、-38dB±2dBで、マイクのサンプリングレートは48kHz / 16bitになっています。
S/N比は91dB ダイナミックレンジは110dBとなっています。
スペックだけを見れば、立派なマイクです。
実際に録音してみましたが、リアルな音声の収録が行えました。
大音量の録音を試していませんが、筐体の鳴きが出ないか若干の不安はあります。
マイク本体は、黒マット調のプラスティック製で、決して質感の良いものではありません。
叩くとちょっと高めの音がするので、筐体のプラスティックの厚みは薄そうです。
左右の固定ネジを外すと、スペーサーがあり、このスペーサーを挟んで、ショックマウントマイクホルダーに取り付けます。
ショックマウントマイクホルダーの構造は、一般的なもので、大きな輪ゴムを使って、ホルダーの外郭の中に、マイク部を浮かせるように取り付けます。
マイクを固定するホルダーも、ゴム経由でマイクを支えるホルダーもプラスティック製なのでマイク本体同様質感は余り良いものではありません。
個人的な感想ですが、ゴムが若干固めで、振動がゴムを経由してマイクに伝わりそうな感じです。もう少し柔らかいゴムの方が良いかもしれません。
中身は一般的なコンデンサーマイクだと思われますが、マイクには、マイクのゲインコントロールと、ミュートボタン及びヘッドフォンボタンが付いています。
このシステムの特徴だと思いますが、このマイクを、付属のUSBケーブルでPCに接続すると、OneOdioマイク FM1-TとOneOdioスピーカー FM1-TがPCに認識されます。
ドライバーのインストールは不要です。
これにより、PCのオーディオ出力は、USBケーブルを通じて、マイク本体底面にあるステレオヘッドフォン端子(3.5φ)に送られます。(スピーカー出力になる)
例えば、PCでゲームをしているとすると、ゲーム音声は、マイク底面のヘッドフォン端子に送られます。
マイク本体についているヘッドフォンボタンを押すと、ボタン上のヘッドフォンアイコンがグリーンに点灯し、ヘッドフォンからゲーム音声を聞くことができます。
更に、マイクボタンを押すと、マイクボタンは、押すたびに、レッド(ミュート)とグリーン(マイクオン)のマイクアイコンが表示され、ヘッドフォンのゲーム音声とミックスされて、ヘッドフォンからモニタリングが可能です。
更に、マイクのゲインコントロールノブを回すことで、マイクのボリュームを調整することができます。
あくまでも、マイクのゲインコントロールなので、ゲーム音声等PC側の音声とのバランスをとる場合は、PCのゲーム音声の音量はPC側で調整する必要があります。
PCで録音アプリや、配信アプリを使うと、ゲーム音声にマイクの音声を乗せた音を録音したり配信したりすることができます。
Zoom,YouTube,ニコニコ生放送,ライブ配信/ゲーム実況等に使えます。
このマイクは、デスククランプ付きマイクアームとショックマウントとポップガードまで付いています。
デスククランプは、5cm厚以下のテーブル等に固定できます。
ポップガードなんて、気分だけでもプロ気分。
ショックマウントにより、マイクが直接スタンドに固定されていないので、振動がマイクに伝わりにくいと思います。
2重構造のポップガードにより、破裂音の発生の場合でも、ノイズが乗りにくく、綺麗に録音できます。
単一指向性マイクなので、マイク前方約130度の音を主に拾います。
しかし、マイク自体が軽量のプラスティック製であること。
マイクスイッチ,ヘッドフォンスイッチがタクトスイッチであることで、録音中にボタンを押すと、大きなショックノイズが録音されてしまいます。
ヘッドフォンは常にオン、マイクのON/OFFは、ゲインコントロールノブをそっと触って回す(荒く触ると触った時のノイズをマイクが拾います)ことで、ショックノイズを乗せることなくミュートが可能です。
適正ゲインになるポジションにマークを付けるなどの工夫で、結構使えるのではないかと思います。
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購入金額
6,075円
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購入日
2022年09月24日
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購入場所
amazon
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