最近ではそこまで安くはないのですが、以前は主にAmazonのタイムセール祭りやプライムデー等で内容の割にかなり安価に販売されたmicroSDXCメモリーカードです。
実はこの個体はEssencore製microSDXC 512GBとして3枚目の購入なのですが、この3枚目が最も安価で購入価格は5千円割れ、その前に買った2枚はそれよりは高価でしたが、それでもいずれも6千円以下という安価さです。
今まで使った個体では動作も安定していたため、過去の購入分はCayin N6ii、HiBy R6 Pro ALといったメイン級のDAPで使っています。
この3枚目の購入分は新たに加わったDAP、Astell&Kern A&futura SE100で使うために開封したもので、DAPに装着する前に一応速度も確認しておこうと思い、今回取り上げてみることにしました。
よくみると「Made in Taiwan」となっていて、Essencoreの大本であるSK Hynixの生産ラインでは作られていないことが一目瞭然です。
ONKYO GRANBEAT DP-CMX1にSD Insightをインストールして詳細情報を確認してみようと思ったのですが、生憎情報エラーが発生してしまい詳細を確認することは出来ませんでした。DP-CMX1が正式にサポートしているのは256GBまでのメモリーカードですので、それが影響している可能性があります。DP-CMX1でのフォーマット等は問題ありませんでしたので、実際に不都合が生じる可能性は低いと思いますが…。
なお、Cayin N6iiやHiBy R6 Pro ALに装着すると「Transcend製SDメモリカードを装着しました」と表示されますし、製造国が台湾であることからも、Transcend製OEMである可能性は高いものと思います。
それでは簡単ではありますが細かくみていくことにしましょう。
この裏面の文字列で何か判らないか調べてみたのですが、特に情報は得られませんでした。
速度については、過去のレビューとの整合性を取るためにCrystal Disk Mark 5.1.0で計測しました。Ryzen 9 3900+ASUS X370-AのPCに接続した、iBUFFALO BSCR20TU3のmicroSDスロットで計測しています。
メーカー公称性能では最大読出速度100MB/s、最大書込速度90MB/sとなっていますが、実測値もそれに近い値となっています。シーケンシャルリードで100MB/sに僅かに届かない程度で、これはBSCR20TU3のmicroSDスロットの限界に達している可能性があります。シーケンシャルライトもほぼ同様の傾向で、90MB/sには届かないというところです。
そしてランダム4Kでもリード・ライト共に高速な部類となっていて、このテストで見る限り特に弱点も無く安定した高性能モデルということが出来ると思います。少なくともUHS Speed Class Iの製品としては、このレベルの性能が出ていれば文句ないはずです。
最近では6千円を割ることは無くなってしまい、これ以降買い足していないのですが、今後もそこそこ安くなる機会があれば買い足しておきたいと思う程度に、満足度が高い製品と評して良いでしょう。
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購入金額
4,998円
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購入日
2021年10月30日
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購入場所
Amazon
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