レビューメディア「ジグソー」

バイオセルロース製の振動板を採用したアクティブノイキャンヘッドフォン

(画像は記事の最後にまとめて貼り付けてあります)

 

以前は良く取り上げていたSOUNDPEATSですが、久しぶりに完全分離式小型ヘッドセットを試してみました。

 

アマゾンの商品ページによれば、こちらの小型ヘッドフォンの特徴は

・完全ワイヤレス型

・可聴域で最大35dBのアクティブノイズキャンセリング

・バイオセルロース製の振動板を採用した、質感が自然で透明感ある立体的なサウンド

・aptX Adaptive対応

・cVc 8.0ノイズリダクション

・イヤホン単体約7時間(ANCの場合約5時間)、ケースと併用で最大21時間使用可能

・Type-C高速充電対応

・メーカーの12ヶ月保証付

・低遅延モード搭載

・IPX5の防水耐汗

・Bluetooth5.2採用

・ボリューム操作もできるタッチ式コントロール

 

など、お値段の割に「全部入り」な感じです(入手時はセールで5344円でした)。

 

箱の中に入っているのは

・本体が収納された充電ケース

・USB-Cケーブル

・イヤーピース

・取扱説明書

取説はふたの裏側に収納されています。

初めは見つけられずにちょっと焦りました(^_^;)

 

イヤーピースは3サイズ。本体に装着されているのはMです。

残りの2サイズは強度のある紙製ケースのようなものに囲われていて、変形しないで済むようになっています。これ結構大事。

過去にも折角同梱されている豊富なイヤーピースが、梱包のせいで変形してしまっていて意味をなさないことがありましたのでこれは大事です。

 

丸みのあるケースは片手に収まるサイズで、コンパクトさ。

実はこの丸みのために本体ケースを縦にして立たせることは出来ません。

初めはちょっと驚きましたが、良く考えれば特に支障があるわけでもないのでまぁいいかと。

 

本体のスピーカー部は真ん丸ではなく楕円形です。

 

・防水機能

IPX5ですので→「3mの距離から全方向に12.5ℓ/分・30kpaの噴流水を3分間」かけるという試験を行い、「いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない」というもの。

実感のわきにくい説明ですが、ちょっとやそっとの水や汗なら問題ないということです。でも水没はダメです。

 

・通話時のノイズリダクション

周りが結構騒がしい中で電話をしてみましたが、先方からは「声はちゃんと聞こえて周りに騒音は特に感じない」と言われました。ということはきちんと効果を発揮しているようです。

 

・低遅延モード

TVで映画を観て確認してみました。低遅延モードではない状態でも、実は特に問題は感じませんでしたが、低遅延モードにしてアクションシーンなどを見ますと、効果音などがより画面にシンクロしていたように感じました。が、私の気のせいかもしれないとは言いきれない感じもします(^_^;)。もっと長距離で試せればよかったんですけどね(-_-;)

ゲームをプレイする人ならもっと威力を感じられるかもしれません。

 

・タッチ式の操作

反応良好です。今のところ操作ミスもありませんし、本体デザインのせいなのかタッチ部分を間違ったり見失ったりすることがほぼない気がします。

 

・アクティブノイキャン

実際に屋外や少々騒がしい屋内で試してみましたが、邪魔な音は消去あるいは極少にしてくれて、音楽がしっかり聞こえてきます。35dBあれば、経験上新幹線で静かなジャズが小さめの音でも楽しめるレベルだと記憶していますので、極端な状況下でなければ威力を感じられると思います。

 

・「バイオセルロース製の振動板を採用した、質感が自然で透明感ある立体的なサウンド」

要するに音質についてですが、まずはいつもの前置きから。

 

インナーイヤータイプのヘッドフォンは耳へのフィット感・密着度によって音質が劇的に変化します。ヘッドフォンの機能を十分に発揮させるためにも、ご自分に合ったピースを納得いくまで探してください。

ちなみに私は両耳とも一番大きいサイズがベストでした。

 

また、各ヘッドフォンの音質比較のため当ブログでは毎回同じ再生環境で音質比較を行っております。

レビュー対象ヘッドフォンをスマホに接続し、ロック、へヴィ・メタル、ポップス、クラシック、ジャズ、ボサノバ、歌謡曲、落語などを試聴して聴き比べております。

 

前置き終了。

 

そんな環境で色々と聴いて感じたのは、「元音源忠実型だが、低音を少し増幅し、高音はそれよりも大きめに増幅してある」音。

始めは高音の強さについてそれほど感じなかったのですが、試聴量が増えるにしたがってシンバルの音やボーカル(英語)の摩擦音などに元音源との差を感じるようになりました。

いわゆるドンシャリの、シャリがある程度効いててドンが少なめな感じ。

なので全般的に軽めに感じる音作りになっています。

 

低音に重きを置くへヴィ系の音楽よりも、一般的なロックやポップスなどの音楽に適した音作りですね。へヴィ系の音楽だと本来より軽く感じられます。

もしかしたらこれが、バイオセルロース製動板の特性なのかもしれません。

植物由来の繊維で出来ているそうなので、硬い音よりも柔らかい音の方が得意な感じがしますね(根拠はありませんけど ^_^;)。

 

音像や左右の分離感および奥行はしっかりしていて、各楽器の音も聞こえますし、ジャズやオーケストラなどはミュージシャンの位置が分かる音の広がりを感じられました。

 

聴くジャンル、そして音像の好みにもよりますが、性能から考えるにコスパもかなり高いですし、この価格帯で分離型ノイキャンヘッドフォンを探している方は、一度チェックしてみてもよろしいかと思われます。

 

    

  

  

  • 購入金額

    6,880円

  • 購入日

    2022年08月頃

  • 購入場所

    Amazon.co.jp

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