先日SHURE純正のスタイラスが装着された中古カートリッジ、SHURE V15 typeIIIを購入したことは当該レビューにて触れました。
元々針折れジャンクのSHURE V15 typeIIIを購入した後は、JICO製の互換針を購入して楽しんでいたわけですが、今回2つめのV15 typeIIIを購入したことで、カートリッジ本体が2つであるのに対して、交換針は5本存在することになってしまいました。
そのうち2本はカートリッジ本体に装着してカートリッジケースで保管すれば良いのですが、残りの3本は購入時のケースに戻して保管していました。ただ、これだと何というか針を交換するのがだんだん億劫になってくるのです。
そこで針先だけを1つのケースで保管できれば使い勝手が良いなと思っていたところで、たまたま製品紹介を目にしたのが、交換針を製造するJICOが新たに発売した、交換針ケースCSS-J600でした。
元々JICOの営業用アイテムとして、交換針を並べて固定しておけるようなケースを用意していたとのことで、それを個人ユーザー用であれば6本収納程度が妥当ではないかということで、このような形となったようです。
自作しても良さそうな気はする
それでは現在手元にある交換針を実際に収納してみることにしましょう。
写真の上段左から
・JICO VN35-KUROGAKI
・JICO VN35MRB II
下段は左から
・SHURE VN35MR
・JICO VN35 SAS/Z
・JICO VN35HE
となります。
現時点でJICO VN35MRB IIのレビューは未掲載ですので、掲載次第追加します。
ただ、実はそのVN35MRB IIを見て気付いてしまったことがありました。
「CSS-J600のガワとスポンジ、VN35MRB IIのケースと同じだ・・・」
つまり、外装のプラスチックケースと、針を固定しているスポンジ部分は全く同じもので、その上に針を等間隔に並べられるよう穴を開けた台紙をかぶせているというのが、CSS-J600の正体だったわけです。
既にこのケースを持っている私の場合は、自分で台紙部分さえ作れば簡単にCSS-J600相当のケースを作ることが出来たわけです。恐らくVN35MRB IIだけではなく、JICO CUSTOM SHOP製の交換針を買った人であれば同じケースを持っているのではないかと思います。旧来からの互換針はこのケースではなく、今まで買った他の交換針と同様の小型ケースではないかと思いますが・・・。
というわけで、アイディア商品ですし使い勝手も良いのですが、既に同等のJICO製ケースを持っているのであれば、まずは自分で台紙を作ってしまった方が早いということになります。それもそれほど厳密に作らなくても、隣と干渉しないように適当に穴だけ開けておけば十分ですからね。
元々が交換針を余らせているというかなりニッチな層に向けた製品であり、かけられるコストも知れているでしょうから、既存の素材を使い回して作るというのは合理的なのは確かです。あくまで必要な人だけが買う商品ですから、必要性があれば納得出来る価格ではあるでしょう。
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購入金額
3,850円
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購入日
2022年07月02日
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購入場所
タワーレコード
harmankardonさん
2022/07/04
jive9821さん
2022/07/04
JICOの社長が鞄の中にこの構造でぎっしりと交換針を詰め込んで
いたら、行く先々で「それ良いね」と言われたことが開発の
きっかけだったとか。
私は基本的にMC派なのでそれほど交換針は増えないのですが、
V15 typeIII用だけ妙に増えてしまったので1つ持っていて
良いかなと思い買ってみました。