新型の Qrio Lock (キュリオロック) に付け替えました。新型が2個目になり、旧型と合わせると合計3個です。
この Qrio Lock (キュリオロック) は、数年前に購入した Qrio Smart Lock (キュリオスマートロック) の新モデルになります。わざわざ新モデルにするということは、使い勝手の悪かった「手ぶら開錠」とか GPSの精度とか改良されているんじゃないのかなぁと早まって購入したのですが、このへんが当時はあんまり公式サイトにも説明なかったんですよ。
パッケージ。シンプル。
ちなみに、もうひとつの先行予約ぶんの Qrio とはパッケージデザインが違います。
これが発売前のパッケージ。プロトタイプっぽい無骨なグレー。
一般発売の前に先行予約をして入手しのですが、優待特典としての Qrio Key が含まれておらず焦りましたが、次月の発売日に別便で配送されてきました。
Qrio Key は、その後にモデルチェンジして発売されたので開発が難航してたみたいですね。
旧モデルもシンプルでしたが、今回も同じく。黒が基調に変更されてますね。
外箱にはなんの説明もないです。無印のパッケージに似てますね。
梱包のされ方は、蓋をあけるとマニュアルがあり、本体は見えません。
こちらも先行発売ぶんとマニュアルのデザインも違います。
本体は黒い袋に包まれて、こんな感じで段ボールに挟まっています。そういえばかなり軽くなった印象ある。乾電池を入れたら重くなるかもですが。
段ボールの緩衝材を外すとサムターンとの距離を合わせるための下駄パーツが大量に入ってました。
各種パーツは、たぶん旧モデルと同じような規格になっているのかと思います(高さ同じ)。
旧モデルと比較した写真。
一回り小さく見えたのですが、ミリ単位でサイズダウンはあるかもしれないですが、ほぼ一緒のサイズです。本体が黒いのとマットな質感が小さく見せているのかも。
電池が格納されるユニット部分が四角から丸に変更されていて、そのぶんだけ小さく見えます。
旧モデルの小さくスリットが入ったような部分はLED窓で電源ONや稼働状態が分かるようになっていたのですが、それがなくなりました。
ただし新モデルの方も同じ個所が光るようになっており、本体カバーに透けてLEDが光る仕様に変更されています。つまり、 LED 灯はそのまま、スリット窓がなくなり目立たなくなりました。
ひっくり返したところ。サムターンを回すモーター部分は、旧モデルだと半透明のカバーで覆われていたのですがそれがなくなりました。でもなんとなくだけど旧モデルから移植できそう?
小さく見えますが、たぶん本体高さなどに違いはないように見えます。
付属のマニュアルは設置と接続の仕方しか掲載されておらず、おそらくアプリ側に使い方の説明が表示されるのだと思います。
確認したところ大きく仕様変更されている部分はこの部分。開閉センサーが付属していました。旧モデルだと開錠・施錠の状態を取得することができなかったのですが、これで確実に分かるようになっているのだと思います。
旧モデルだと「モーターが回転した」という記録でしかなかったけど、このセンサーさえあれば状態が分かって安心ですね。
その他、旧モデルの場合「オーナー登録カード」を紛失するともうどうしようもなかったのですが(再発行するだけで5千円必要)、新モデルでは「オーナー登録カード」はなくなりました。
本体にシリアルナンバーが振られているのですが、そのシリアルナンバーを使って登録を行います。
僕の場合、旧モデルでオーナー登録カードを紛失してしまってスマホを買い換えた時に登録を変更できなくなり事実的な使用不可な機械ゴミになったのですが、新モデルではそういうことがなくなり安心。
Qrio Lock は CR123A という馴染みのない乾電池を2本+予備用2本の合計4本を使うのですが、最低限の稼働条件である2本が同梱されています。Qrio ってソニーの子会社だと思うけど、乾電池はパナソニックでした。
「Qrio Smart Lock」から「Qrio Lock 」となり「Smart」という単語の消えたスマートキーなのですが、既に設置した方に聞くとレスポンスが向上したそうで、かなり使い勝手が良いそうです。まぁ2万5千円とかなり高価なスマートキーの部類になったので、高性能じゃないとおかしいですが…。少なくとも旧モデルの不満がすべて解消されていると嬉しい。
自動施錠設定時にスマホも実鍵も忘れてドアの外に出た場合に救済方法が無い、という問題には Qrio Pad が発売されたことで解決しています。
旧モデルとの比較
反応めっちゃイイ
いままでのもっさりした動作が嘘のように反応してくれます。
今後 Qrio Key という物理キーが発売されたらスマホではなく物理ボタンから操作できるようになるのですが、車のスマートキーのように操作できるようになったら、もう問題は何もないかと思います。そしてしばらく発売延期になったみたいだけど、無事に発売されました。
「手ぶら開錠」とか GPS精度が良すぎる
こちらも新型が異常に反応良くなりすぎて、少し使い勝手に困っています。
ウチの場合、玄関先に駐車スペース(ガレージ)があるのですが、車を駐車場に入れたタイミングですぐに開錠、エンジンをとめて車から降りてドアに向かっている間に Qrio によってガチャリと施錠されてしまうので、実質動作していないと同じです。
無理をいうけどこれなんとかならないだろうか・・・。※自動施錠の間隔を長くすることで対応できるみたい。
自動施錠に関わると防犯からの視点もあるので難しいところですね。
マンションのように玄関が車から離れている場合や、そもそも車両を使わず歩きの人は有意義に丁度良いタイミングで開錠されるのかもと思います。
自宅の玄関ドアから駐車スペースが近い人だけ、運用ルールに注意が必要ですね。
自動施錠が速い
ドアを閉めて5秒以内にガチャリと施錠されます。
閉まったことが確認できて素晴らしいですが、もし鍵を手に持たずに玄関を出てしまい、すぐ気づくことができなければ締め出されることになりちょっと怖いです。
現在では、自動施錠までの時間を調節できるので、非常に使い勝手が良いです。そして今まで、僕は外に出てから自動で鍵がかかるのを確認してからドアから離れていたのですが、HUB の登場によって遠隔地からドアの開閉の確認ができるようにパワーアップされました。
1回、ドアが半ドアのまま施錠できていないというのがアプリから確認できた時があって、職場からヒヤヒヤしていたのですが、その日は早く帰って家の中を確認できたりと防犯目的やうっかりケアレスミスなどの防止に優れていると感じます。
アプリの通知がうざい
電池消耗してそう。
鍵ユニット本体が黒くなったことで存在を感じない
目立たなくて良いのですが、逆に暗いとどこがサムターンなのか分かりにくい。後、本体に触ると指紋が目立つ。
全体的な感想
旧モデルの不満は解消されている。買い換えて良かったが、正直このレベルがユーザー側の使い勝手の普通なのではないだろうかとも思う。
防犯上、音声入力でのドア開錠だけは制限があるのですが、それ以外は「当たり前のように使うことができる」という体験を得られることは、非常に良くできた製品だと思います。鍵を手でかけることが当たり前、からの、鍵が自動で開閉することが当たり前、というライフスタイルの変革は、ストレスフリーの生活を送れるという事です。現代に生きる人間として、IT の恩恵で充足感を得られることは、とても気落ちが良いです。
旧モデルを所持している人は使い勝手は同じで便利さは体験済みなので驚きはない。ただ反応速度など改善されているので、不満があった人は購入して損はないと思います。
あとは IFTTT とかで、もっと公式にいろいろ対応してほしいなぁ。
エントランスに溶け込む機能美
アールを感じさせるプロダクトデザインになり、少し圧迫感のあるような凸部分を感じさせなくなりました。半透明なアクリルカバーが無くなったのは必要ないことを把握したからだと思うのですが、少し未来感のあるマテリアルだっただけに残念。
小型化し、カラーバリエーションが増えたことは開発が止まっておらず「売れている」という証拠なので、この後も各社の対応製品が出てくると思うので、競合他社製品ではなく Qrio を選んだ人は勝利を感じていると思います。
ソニー系列らしいデザインにも磨きがかかり、いろいろ改良が進んでくれたら嬉しいなというかんじ。
電池規格だけ不満
電池交換の煩わさがあるのですが、半年以上電池交換の必要が無いこと、予備の電池をセットすることができることを考えると、あまりメンテナンス頻度は高くありません。
ただ、使用する電池が CR123A というカメラのストロボ以外に使ってる物みたことがないような汎用性の無い電池のため、ストック量や入手場所については悩むところ。CR123A は 3.2V という仕様規格的に充電池が存在しないので、エコに利用することもできないし。一応3.6Vの充電池を所有してはいるのですが、ちょっとセットしようという気にはならないし……。電圧が異なるのですが、充電池をセットして稼働したというレビューを見たことあるのですが、たぶん正常にはならないと思います。
せめてカートリッジ式で充電できるように改良してくれれば、嬉しいのですが。
なくてもいい、けどあれば便利
勝手にドアを施錠する機能は鍵のかけ忘れがなくなり凄く便利です。
なければないで全然困らないのですが、あることで不安になって家に戻ってみたりとかがなくなるので精神的に余裕ができます。
精神的に助かるところはたくさんあり、夜中の帰宅時に鍵をじゃらじゃらさせてポケットを膨らませることも無し、鍵穴を探すことからも解放されるし、なんなら声でドアのカギを開けることもできます。
そう考えると、この無駄な時間やストレスを解決したことになるので、そのコストをどう考えるかで捉え方が変わると思います。
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購入金額
19,800円
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購入日
2022年05月03日
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購入場所
公式サイト
kaerkiさん
2022/05/21
yasukawaさん
2022/05/21
自動施錠しちゃったときの絶望感は半端ないですが……