先日のAmazon 新生活応援セール(要はタイムセール祭り)で購入した高耐久型microSDHCメモリーカードです。
WesternDigitalはSanDiskを取得して以降、フラッシュメモリー製品はSanDiskブランドから発売しているのですが、常時録画向けのメモリーカードのみ、WesternDigitalブランドからも用意していて、それがこのWD Purple SCシリーズとなります。
SanDiskブランドでいえばHigh Enduranceのクラスに相当する製品ですが、どうやら中身は同じではないようです。保証期間が異なる(WD Purple SC QD101は3年、SanDisk High Enduranceは2年)上に、物理的な部分でも差がありました。
WD Purple SC QD101はカードの端子側の面が平坦に仕上げられていますが、SanDisk High Enduranceは32GBでもWD Purpleで文字が印刷されている辺りが盛り上がっているのです。てっきり物理的な設計は同一でデザインや速度のチューニングで差別化しているだけなのかと思っていたのですが、少し意外な結果です。
メーカー公称性能はSanDiskブランドでは連続録画可能時間で表記されるのですが、WD Purple SCシリーズではTBW表示となっている辺りにブランドの性質の違いを感じさせられます。この32GBモデルでは16TBWが保証値となります。
書き込み速度は抑えめ。あくまで耐久性重視か
それではいつも通り、Crystal Disk Markを2バージョン使って速度を検証してみましょう。
AMD Ryzen 9 3900を搭載したASUS X370-Aに接続した、iBUFFALO BSCR20TU3のmicroSDスロットに装着して計測しています。
シーケンシャルリードは100MB/sに少し届かない程度で十分に高速ですが、シーケンシャルライトは30MB/sに少し届かない程度と、恐らく意図的に速度を抑え込んでいる印象です。反面ランダム4Kはリード・ライト共に結構高速な部類です。
以前取り上げたSAMSUNG製の高耐久モデルと比較すると、シーケンシャルライトが少し劣り、それ以外はほぼ同等といったところです。
わたしのレビューでは128GBモデルしか掲載していません(実際には32GBモデル等も使っています)が、価格帯が近いSanDisk High Enduranceと比較すると速度はそれなりに落ちます。
とはいえ、この程度の速度が安定して発揮されるのであれば、監視カメラやドライブレコーダーの常時録画で使うには十分な速度性能だと思います。
実売価格は32GBモデルに関してはSanDisk High Enduranceよりも安価であり、耐久性重視であればお買い得度は高い製品ということが出来るでしょう。
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購入金額
930円
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購入日
2022年03月29日
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購入場所
Amazon
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