出してくる新作ヘッドフォンが軒並み満足感が高いので、個人的には最近気に入っているEarFun社からまたもや新作が出たのでチェックしてみました。
今回の新作は「EarFun Free Pro 2」。
同社の小型ノイズキャンセリングヘッドフォンEarFun Free Proの後継機ですね。
アクティブノイズキャンセリングの性能が40dBと前作よりアップして、超小型ながら同社のEarFun Air Proと同等になっているので楽しみです。
外箱やオフィシャルサイトの製品説明に書いてある、セールスポイントとしては
・アルミニウム合金充電ケース、Free Proよりもっと超コンパクトなデザイン。
・高性能なAIROHA® チップを搭載、『MCSync』テクノロジーとBluetooth 5.2技術により、低消費電力を実現。
・最大40dBまで騒音低減QuietSmart™ 2.0 ハイブリッドノイズキャンセリング機能を搭載、外音取込モードも。
・計6基のマイクのENCテクノロジーにより、通話はクリアに。
・デュアル6mm複合振動板を採用した低歪みドライバーによるバランスの取れた優れたサウンド
・タッチで音量調節操作が可能。
・30時間再生:充電ケースと併せ24時間再生、イヤホン単体6時間再生。
・<80ms程度の低遅延モードで、動画視聴やゲームの体験を向上
・ワイヤレス充電とUSB-C充電対応。
・人間工学に基づいたフィット感、イヤホン単体の重量はわずか4.1g
・IPX5相当の防滴性能。
・急速充電を搭載、10分の充電で約2時間の音楽再生が可能。
・片耳使用対応。
・音声アシスタント機能に対応。
などなど盛りだくさん。
ちなみに「IPX5」レベルの防水というのは
「放水ノズル(直径6.3mm)を使って距離2.5m~3mの間で、12.5L/min±0.625L/minの噴流をあてる。1min/m2。最低3分間の試験を行う、噴流に対しての保護」
という定義ですから、常識の範囲内の使用をしていれば全く問題ないレベルですね。
そしてEarFun製品おなじみの
・30日間返金保証
・18か月間交換保証
もついております。
試してみて期待通りでなければ返品に応じてくれるのはありがたいです。
箱の中に入っているのは
・本体及び収納件充電ケース
・取扱説明書
・保証書
・充電用USB-Cケーブル
・イヤーピース4サイズ
・イヤーフック3種
・掃除用綿棒
綿棒は耳の掃除用ではなくて「ヘッドフォン本体の掃除用」です。
ちなみに本体に装着されているのはイヤーピースは小さい方から2番目の物でした。
また、イヤーピースが硬めのプラスチックケースに収納されているのが非常に良かったです。他の製品で、イヤーピースがビニール袋に入れてあったりすると、袋から出しても既に変形していて円形をとどめておらず、サイズは良さそうなのにフィット感が味わえないこともありますが、これなら型崩れすることが無いので安心です。
ケース及び本体に関しては、売り文句にある通りかなりの小型です。縦横がおかしくなっちゃっているものもありますが、本文下の画像も参照ください。
業務出張中に付き手元にないので比較できないのですが、もしかしたら前機種よりも気持ち小さいかもしれません。
ヘッドフォンのレビューでは毎回書いているのですが、自分の耳にあったイヤーピースを選ぶことが高音質への近道です。納得いくまですべてのサイズを試してみることをお勧めします。
初めにケースのふたを開けると自動でBluetoothのペアリングモードに入る設定にはなっていますが、本体端子部分に絶縁用のビニールが付いていますので
- ケースを開ける
- 本体を取り出す
- 本体についている絶縁ビニールをはがす
- 本体をケースに戻す
- ケースを開ける
という手順を取ると、自動ペアリングモードに入れます。
また操作はタッチ式になっていて
・再生/一時停止
・曲飛ばし
・音量調節
・電話受け取り/切り
・着信拒否
・通話間切り替え
・音声アシスト機能
・ノーマル/外音取り込み/アクティブノイズキャンセリングのモード切替
・低遅延モードON/OFF
等の操作が出来るようになっており、レスポンスも非常に良い感じです。
あんまり色々できると慣れるまでは操作方法を忘れちゃいそうになりますけどね。
では、ここらでそろそろ肝心の音質の話に移ります。
試用条件は、他のヘッドフォンとの使用条件の公平さを期すため、毎回同じスマートフォンに接続して音質比較をしています。
毎回、ロック、ポップス、ハードロック・ヘヴィメタル、歌謡曲、ジャズ、ボサノバ、落語、フォーク、クラシックなどなど、様々なジャンルの音楽を聴いて比較していますが、今回は冒険してデスメタルなんかも試してみました。
先代のEarFun Free Proもかなり音質が良かったのですが、家族に譲ってしまった(取られてしまったとも言う)ので期待しながらの試聴となりましたが、これがかなり満足のいく結果となりました。
基本的には音源忠実タイプ。少しだけ低音が効いている感じです。
低音を効かせることによってベースラインなどがはっきりと聞こえるようになりつつも、ドンシャリの「ドン」までは全然行かないので元音質を損なうことなくかえって音質を向上させているように思えました。
左右の分離感も文句なく、空間の広がりや音の位置がはっきりと聴き分けられます。
ライブ音源や落語などでも臨場感しっかり味わえました。
そして音質と共に個人的に非常に大事なのがノイズキャンセリング能力ですが、これがなかなに高性能でした。
自分の耳に合ったイヤーピースに出会えたのか、街中での車の音や雑踏といった喧噪のなか、静かな音楽でもさほど音量を上げずにしっかり楽しめました。
40dBなのはEarFun Free Proと同じなのに、本製品の方がより遮音性が高く感じられたのは、やはりイヤーピースのおかげでしょうか。
こちらの方が小型なのでさらに自分には満足でした。
国内最大級のオーディオビジュアルアワードという「VGP2022」なる賞を獲得しているのも、嘘ではない感じですね。
Amazonで約8000円という価格帯であれば、必ず候補に入れたいヘッドフォンだと思います。
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購入金額
7,999円
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購入日
2021年11月25日
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購入場所
Amazon.co.jp
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