縦長の円錐形状を途中からグニョっと曲げたようなシンプルかつ特徴的なデザインで、ヌルっとした感じが結構気に入っています。本体が水色なので、どこにでもマッチするという訳にはいきませんが、水色と薬液ボトルの透明感が清潔感を与えるので、消毒意識を高めるにはちょうど良い感じです。

特徴的なスタイル、ちょっと猫背っぽい感じ、、、？

ただ、少しだけ残念なのは樹脂成型品の精度でしょうか。勘合部分の歪みやわずかな隙間が目立ってしまいます。そもそも樹脂成型品はどんなに頑張っても多少の歪みや隙間ができることは仕方がないことなので、それを考慮したデザイン・設計にすべきだったかも知れません。

主電源は背面側の電源スイッチを押すとグリーンのランプが一瞬光って「電源ON（待機状態）」になります。もう一度押すと赤いランプ（暗い）が一瞬光って「電源OFF」になります。電源ONのまま放置してもさほど電気は食わないようなので、基本的に電源ONのままで良いと思います。

ラバーっぽいスイッチ、この向きはどうなんだろう？w

センサーの検知範囲は５㎝以内となっていますが、手元にある製品は２~３㎝くらいです。映像でも分かるように慣れないと検知されるまでに時間が掛かってしまいます。センサーに検知されると紫色の光を発して、ほぼ同時（0.26秒後？）にアルコールが噴霧されます。

ノズル（上）とセンサー（黒い部分）

ノズルがシャワーノズルのような形状になっており、「ビビビビ」という音と共に止まりかけたシャワーのようにアルコールが噴射されます。思いのほか長い時間噴射されるので、慣れないと床にこぼしてしまいます。かと言って、こぼさないようにしっかり手を出し続けていると、今度はセンサーが再度反応してさらに噴射してしまうという場合があるので要注意です。（こうなると間違いなく手のひらからあふれて下にこぼれます）

ベストな使い方は、センサーが反応したら手を少し下に下げるとセンサーの再検知もなく、滴もすべてキャッチできます。この技を会得するのに何度床にアルコールをこぼしたことか、、、w

 上の動画は手をかざして噴射が完了するまでのスロー動画です。
最後の一滴がぁぁ...

本製品のメリットはやはり、手を触れずに自動的にアルコールが噴射されて手を消毒できるというところです。使い勝手に多少クセはあるものの慣れれば問題ありませんし、直接触らないので本体も汚れにくく壊れる心配もあまりないので、なんだかんだでかなり重宝しています。

できれば、シャワーノズルはやめて直線的に「シュッ」と一瞬で出切るような方式になるとより使いやすいのではないかと思いました。（どうせ両手で擦り合わせてアルコールを延ばすのだからわざわざ散らばらなくても良い）