レビューメディア「ジグソー」

中低音のANCが強力だったEarFun Air Pro 2

こちらは、最近メインで使用していたAir Proの製造元EarFun社の、新製品かつ後継機種であるBuletoothヘッドフォン「EarFun Air Pro 2」です。

 

画像は記事最後にまとめてアップしてますので、そちらを参照してください。

 

前機種よりもパワーアップしたアクティブ・ノイズキャンセリング機能が付いており、タッチ式ながら音量調節機能まで搭載した完全ワイヤレスBluetoothヘッドフォンです。

 

主な機能としては

・最大40dBまでのアクティブ・ノイズキャンセリング&風切り音低減

・10mmチタンコーティング複合振動板搭載

・通話用マイクを6個装備し、周囲のノイズを低減により通話もクリアに

・充電ケースも使用すれば最大34時間再生(充電無しなら7時間)

・10分の急速充電で最大120分間再生

・ワイヤレス充電に対応

・IPX5の防水機能

・タッチ式操作での再生/一時停止、曲選択、音量調節などが可能

・片方のみでも使用可能

・Bluetooth 5.2を採用

 

などなど、全部入りな感じ。

今までも色々な完全分離タイプのヘッドフォンが出ていますが、個人的には音量調節まで出来る機種は初体験で、この点が非常に嬉しかったですね。今までのように音量を調節したい時にいちいち本体側で操作することなく、耳元で操作できるのはとっても便利です。

 

「IPX5」レベルの防水というのは

「放水ノズル(直径6.3mm)を使って距離2.5m~3mの間で、12.5L/min±0.625L/minの噴流をあてる。1min/m2。最低3分間の試験を行う、噴流に対しての保護」

という定義ですから(こんな表現で書かれても実感は薄いですが)、常識の範囲内の使用をしていれば全く問題ないレベルです。

 

イヤーピースも2種類が3サイズずつ付属しており、それぞれA・Bと明記してある袋に入っています。

AとBを並べてみると、パッと見は非常に似ており見分けがつきにくいのですが、メーカーによれば「Aの方の開口部分は少し大きく、少し細い」とのことでした。

 

インナーイヤータイプのヘッドフォンは、耳への密着度によって音質が大きく左右されますので、自分の耳に一番合うものが分かるまですべての組み合わせを試してみることが大事です。どんな機種の場合でも自分にとってベストな組み合わせが見つかるまで、とことん試してみて下さい。

 

箱の中に入っている物は、本体が収納された充電池検収納ケース、イヤーピース、USB-Cタイプの充電用ケーブル、取扱説明書、保証書、以上です。

 

本体とケースのサイズは、素人実測値で、ケースは横 約6.5cm、約3.5cm、縦 約5.0cm。

イヤーピース本体の全長約4.0cmでした。

 

取扱説明書は多言語仕様で日本語もバッチリ。

 

そしてEarFun製品なので、「30日間返金保証」と「18か月無償交換」の保証も付いています。いつもながらありがたい保証内容です。

 

スピーカー部はまん丸ではなくて楕円形。

 

本品も、先代機種のように、充電ケースのふたを開けると本体の電源が入るようになっており、一番初めに開けた時は自動的にペアリングモードに突入します。

 

ただし、これまた先代機種と同じく、本体の端子部分に保護フィルムが貼ってありますので、まずはこちらを剥がす必要がありますので、これを剥がしてからケースに戻し、再び開けるとペアリングモードになります。

次回からはふたを開けると本体電源がONになり、自動的に接続してくれるようになります。

 

また、本体の細長い部分のおかげで、収納ケースからの出し入れもスムーズにできます。冬場はカサカサになりがちな指にはありがたい存在です。

 

さて、ここらでそろそろ音質の話に移ります。

 

試用条件は、他のヘッドフォンとの使用条件の公平さを期すため、毎回同じスマートフォンに接続して音質比較をしています。

今回も、ロック、ポップス、ハードロック・ヘヴィメタル、歌謡曲、ジャズ、ボサノバ、落語、フォーク、クラシックなどなど、様々なジャンルの音楽を聴いてみました。

 

先代のEarFun Air Proの音質を気に入っていたので、今回も期待しながらの試聴となりましたが、なかなかに期待を裏切らない音作りになっていました。

 

Air Proと比べると、Air Pro2は高音が少しだけ強めになっています。

ドラムスのシンバル辺りの音域に、少し余韻を多めに感じる程度ですが、そこが明らかな相違点という印象でした。

後は、左右や音質の分離感も良く、楽器それぞれの音がしっかり聴き分けられます。

 

臨場感もあり、オーケストラの空間感や、ボーカリストの息づかいもしっかり再現できていました。

 

原音に忠実でありながら、高音を少しと低音をほんの少ししっかりさせた、非常に音質の良い製品になっていると言えます。

 

そして売り文句の1つであるアクティブ・ノイズキャンセリングですが、こちらはちょっと驚くくらいの威力でした。

Air Proのノイズ低減能力である最大38dBを越えた40B。

この威力を試すべく、今回は製造機械が稼働している現場に持ち込んで試用してみました。

本製品のANCは、特に低音域と中音域が強化されており、高音域に関してはそれほど強くないとの説明が商品ページにありましたが、まさにその通りで中音・低音に関するノイキャン機能は非常に強力でした。

機械や設備が発する振動のような中低音は、ANCがオンになったとたんに「すぅ~」っと消えていきました。これは、3万円台中盤で購入したBOSEのQuietComfortよりも威力があって非常に驚きました。

 

高音に関しては、確かに圧縮空気が漏れ出るような「シュー」という音が聞こえてきましたが、中低音をあれだけ消してくれるのですから満足です。

 

今までは先代Air Proをメインで使用してきましたが、これからはこちらのAir Pro2に切り替えることにしました。

 

最近は1万円以下でかなりの物が手に入るようになって嬉しいですね~。

 

ぷるけんでした。

 

  

  

  

  

  

   

  • 購入金額

    7,999円

  • 購入日

    2021年08月頃

  • 購入場所

    Amazon

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