コロナ禍に陥って以来、体温を計測しなければいけない機会が随分増えました。
仕事で客先に入る際にも発熱がないことが条件になっていることが殆どで、仕事にでる前には必ず体温計を使うことになります。
私が普段使っている体温計は30秒の予測型ですが、単に熱が上がっているか否かであればもう少し簡単に計測できないかと思っていたところで、地元スーパーマーケットで非接触型の温度計が格安販売されるということで、この機会に一つ買っておくことにしました。
デジタルランド株式会社という輸入代理店が扱っていますが、中身はいかにもありがちな中国製の非接触温度計ですね。
仕事関係の集まりがあるときには来場者の体温計測をすることがありますが、その際にはもう少し精度の高いサーモグラフィーを使います。予備的にこれと同じような非接触型温度計を用意しているのですが、サーモグラフィーと比較すると0.2~0.3℃程度は違いがありますので、この製品も恐らくその程度の精度ではないかと思われます。
一応取扱説明書の他に検査の合格証も封入されていますが、どの程度の検査を行った上での合格なのかはよくわかりません。一応出荷基準は満たしているという程度の意味で考えておけば間違いないでしょう。
発熱がないことを確認する程度は可能
まずは本体を改めて確認していきましょう。
まず、外箱を見ても判らなかった型番が、きちんと本体に記載されていることに気付きます。DL-200814と側面に記載がありました。「DL-」という型番で、輸入代理店がデジタルランドとなっていますから、きちんとこの代理店が専用の型番を取得しているということでしょう。
本体を動かすための電源は単4電池×2本で、これは別売りとなっています。電池の収納部には極性の記載がなく、また接点の形も変えられていないため、取扱説明書を見なければ電池をどのように入れて良いのかわかりにくいのは弱点です。直列で繋がるように入れる必要がありますので、せめて接点の形状くらいは分けて欲しいところでした。
それはともかく、計測用のトリガーボタンが電源スイッチを兼ねていますので、電池を入れたらトリガーボタンを押してみましょう。正しく電池が収納されていればディスプレイが点灯します。
電源が入ったら、後は計測したい場所に本体を近づけてトリガーボタンを押すだけです。
よく店などでこのタイプの非接触温度計を使って来客の体温を計測している光景を目にするようになりましたが、個人的には額で計測している人が多いことが気になります。この温度計はあくまで表面の温度を計測する訳ですから、一般的にはエアコンの冷風などをまともに浴びる額では精度にかなり疑問が残るわけです。手首の内側辺りの方が、実際に体温計で計測する温度に近い値が出ます。もっとも、それでもやはり0.2~0.3℃の違いは覚悟する必要があることに変わりはありませんが。
外出先で迷惑をかけるような発熱がないかを確認するための道具としては有効ですが、この計測結果をそのまま体温とするのはやはり少々まずそうです。あくまで大凡の目安を提示するだけの装置と考えておく方が良いでしょう。
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購入金額
1,100円
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購入日
2021年08月25日
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購入場所
ベイシア
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