「TIME H2O」という卓上時計を購入しました。
半透明で可愛らしいボトルデザインのデジタルクロックです。
電源コードもいらず。
乾電池もいらず。
太陽発電もいりません。
水、普通の水道水をバッテリーとして駆動する時計なのだそうです。
電極(2枚の金属板)の間を電解質(水)で満たすことで化学反応を起こし、電力を発生させるという謎の技術・・・ではなく科学の力を使った未来派のデジタルクロック。
そして何のゴミも出さないのでエコですね。
箱を開ける。
時計と説明書が1枚のみ。
これが本体。
思ったより質感は良い。
透き通ったような材質で、プラスチックではなく、ABS樹脂とのこと。
オレンジ色を購入したけど、室内灯に照らされて輝く感じ。
液晶部分は大きく銀色の質感も安っぽくはない。
ボタンはカチカチと結構大きなクリック音がします。
水を入れるための水道口を開けたところ。
キャップは、くるくる回すネジ式かと思ったら、ゴムキャップ式のようなものだった。
本体が軽いので持ちやすく、思ったよりは水を入れやすい。
説明書。白黒です。
水を入れて2秒~3秒で時計が表示されるらしい。
時々、水容器を洗浄した方がいいらしい。
洗浄は酢をスプーンで2、3杯入れた水を軽く振る程度。
交換・洗浄で水を抜く場合は、2分間は時計は表示するとのこと。
アルカリ系の水だと、長持ちするみたい。
水を入れると、涼しげでけっこう綺麗。
水に反射した照明の光とか、今まで卓上になかったものが楽しめます。
液晶の中の数字も大きく、実用性も抜群。
アラームもついてます。
なにより、クリーンエネルギーで動いている時計のいうのは、ちょっと変わってて物欲を刺激しますね。
兄弟に、ワインボトルのような形をしたものとか、缶ジュースの形をしたものとかあるみたい。
サステナブルの具現化
プラスチックの安い素材の本体ですが、半透明で水が入っているボトルというデザインのせいか涼しげで、とくに安っぽいイメージを持ちません。
過去には iMac のような似たような半透明の筐体デザインがあったのですが、同じようなイメージともいえます。
10年前の製品ですが、サステナブルなどのキーワードが流行る現在、見直されても良い製品だと思います。
10年間メンテナンス無し
実は10年以上、中の水を交換していないのですが、水が腐ることも無く普通に稼働しています。
電池交換無しでノーメンテナンスで動いている時計なので、システムデザイン的にも素晴らしく、半永久ともいうべき動力機関に驚きさえ感じます。
「水を交換し続ければ動く」ではなく、「10年前に水を入れただけで動く」です。
しかも時間も狂わないというのも凄いですね。
手間も無く、価格も安い
電気代無しで10年もの間、稼働しているのですからコスパ最高です。
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購入金額
1,980円
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購入日
2011年08月13日
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購入場所
日本科学未来館
かもみーるさん
2021/08/31
逆に水を交換しないことで空気(酸素)に触れないので腐食せずいられるのでしょうか。
科学凄いですね!
koritu_kuzuさん
2021/08/31
現在はどこも販売してないのが悔やまれます…
yasukawaさん
2021/09/01
白い結晶のような付着物はありますが、板は綺麗なままです。
最初に水を入れる時に酢か洗剤か何かを混ぜた気がするのですが、それが理由になっているかもしれないです。
yasukawaさん
2021/09/01
日本科学未来館のお土産コーナーで購入しているので、知育玩具として似た製品があるかもしれないです。