レビューメディア「ジグソー」

アッテネーター/ロードボックス/キャビネットシミュレーターの決定版

Torpedo Reloadのアッテネーター部分が壊れてしまい、急遽購入。

 

用途としては自宅でMarkV 25を鳴らすためのアッテネーター兼、録音時のロードボックス/キャビネットシミュレーターという感じ。

 

かなり小さい製品ですが、多機能で使いやすくオススメの製品です。

更新: 2021/08/01
音質

Reloadからの進化を感じる

良くなったと思います。

 

アッテネーターとして使った時も明らかに音質が向上しているのを感じますが、録音時にキャビネットシミュレーターとして使った際の音がとても良いので録音が非常に楽になりました。

 

 

これまでは、ヘッドアンプの出力をRNDI経由で録音したものに、DAW上で後からWoSを使ってキャビネットシミュレーターを掛けていましたが、同様のプリセットを使った場合でもCaptor Xでシミュレートした音を録音した方がいい音に感じます。

更新: 2021/08/01
使い勝手

コンパクトなのに高機能

Reloadも多機能な製品でしたが、このCaptor Xもなかなか凄いです。

 

大きく分けて下記の3つの機能を搭載した製品ですが、それぞれうまくできています。

  • アッテネーター
  • ロードボックス
  • キャビネットシミュレーター

Reloadと比較した場合には、DIやリアンプ系の機能が無いですが、その代わりに単体でキャビネットシミュレーターとして使える機能があるのが特徴。

 

キャビネットシミュレーターの設定は本体に6個保存できて、フロントパネルの切り替えスイッチで切り替えられるので、普段は単体で使う感じでいけると思います。

 

設定変更はPCなどから出来て、本体に保存されているキャビネットの入れ替えもできるので、細かい設定がやりたい場合にはそっちで、普段の利用は本体だけで、という感じかなと。

 

あと、キャビネットシミュレーターは、シミュレートした音を録音することしかできなかったりしますが、Captor Xの場合には出力が2系統あって、設定次第でDry/Wetを両方出力できるので、Dryも録音しておけば後からWoSで別なキャビネットを使った音に加工することもできます。

 

アッテネーターは2段階で、家で使う場合には最小の-38dBで固定だと思いますが、ロードボックスとしても使えるので、いざとなったらキャビネット繋がなければ無音にできるのも意外と重宝します。

 

という感じで、コンパクトかつ高機能で、それぞれ「使える」機能が搭載されているので、かなり使いやすい。

 

最近の製品なので、BluetoothでiPadなどからの操作もできますし、PCから細かい設定もできますが、普段使う際には本体だけで事足りるというのはかなりポイントが高いかなと。

  • 購入金額

    69,600円

  • 購入日

    2021年05月21日

  • 購入場所

    イケベ楽器

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