レビューメディア「ジグソー」

GYARIのボカロバンドワールドの設定が感じられる←判るとは言っていない

本の蟲。
実は結構読書家で、特に若い頃は乱読しました。
ジャンル的にはSF~ファンタジー~ミステリなどからコミックまでイロイロ。
3桁では収まらない蔵書の中からトピックをご紹介していきます。

 

先日来ご紹介している、ボカロP=GYARI(ココアシガレットP)の作品。彼の発表する作品は大半が楽曲なのだが、その世界観を増強するイラストやマンガも手がける。

 

その活動歴のなかで、楽曲なしで画関係のみのリリースタイミングという場合があった。

 

これは2011年の夏コミ、ComicMarket80で頒布されたモノクロイラスト集。

このCCCW(CocoaCigaretteVisualWorks)という言葉はこの後何度か使われる
このCCCW(CocoaCigaretteVisualWorks)という言葉はこの後何度か使われる

 

内容としては、ボカロ曲コンピアルバムの“EXIT TUNES PRESENTS Vocalonation feat.初音ミク”のボーナストラック「ボーカロイドたちがボカロネイション収録曲をセッションしたようです」関係のイラスト、この前のコミケ(ComicMarket79)で頒布された「ボーカロイドたちがオリジナル曲をセッションしたようです」こと、“Moonlight Stage - JAZZ SAMBA REMIX -”

関連のイラスト、ラフスケに咥えて、コンピレーションCDに収められる予定の「星巡りのワルツ」の予告イラストからなる。

「」の予告イラストも
「星巡りのワルツ」の予告イラストも

 

どちらかと言えば、GYARI...というより、「ココシガP(ココアシガレットP)マニア」に向けた作品。スケジュール上、コミケに新刊/新作を出す予定がなかった彼が、突然2日空いたスケジュールで突貫作業で作った2011年上半期に手がけた画のまとめ本。

 

自分としてはコンピまではコンプしていないので、一番興味深かったのは“EXIT TUNES PRESENTS Vocalonation feat.初音ミク”に収められた「ボーカロイドたちがボカロネイション収録曲をセッションしたようです」で取り上げられた4曲(「妄想スケッチ」、「千年の独奏歌」、「どういうことなの!?」、「Nyanyanyanyanyanyanya!」)のイラスト。ここでもボカロ達に楽器を担当させるイメージなのが面白いな、と(「Nyanyanyanyanyanyanya! 」の巡音ルカはヴォーカルだが)。

コンピレーションアルバムでGYARIのメドレーに取り上げられた4曲にも設定がある
コンピレーションアルバムでGYARIのメドレーに取り上げられた4曲にも設定がある

 

「読む」部分としてはたいしてヴォリュームがないけれど、GYARIのアイデアや、各キャラの性格付けの部分に触れられる、ちょっとだいぶマニアックな作品です。

 

【内容】

A5 / 20P / モノクロ / イラスト

更新: 2021/07/04
マニア属性

GARYIファンで、かつ、今までの作品を識っていないと..

わけわかめ

  • 購入金額

    1,600円

  • 購入日

    2021年05月27日

  • 購入場所

    駿河屋

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