規約上詳細が言えないですが、案件で関わっている建造中の超大型構造物の一部をライブ撮影するため購入。配信中継用に立ち上げた監視システムに使用される専用 HDD です。
Western Digital の Purple を購入するのは初めてです。というか、こんなマニアックに偏った HDD を購入することなんて無いかと思ったのですが、まさかこういう企画が通るとも思わなかったし、こんな案件をやることになるとは過去にも思わなかった。
メーカー公式発表では「24時間365日常時稼働の高解像度セキュリティシステム向け」に特化した製品で、24時間稼働や熱耐性に優れた製品のようです。
この HDD 2台で RAID を組んで、複数の IP カメラからの映像をネットワーク内のストレージに保存しています。
メーカーによると、連続書き込み試験による耐久テストで得られたデータで構造を最適化したりしているそうな。
監視カメラからの映像は24時間連続で流れていて、それが複数のカメラからだと、常時連続書き込みがあちらこちらから発生するという激務の HDD になるわけで、そんな過酷な環境に耐えられる仕様になっているようです。
こういう環境でデータが書き込まれていくと映像のデータが断片化してあちこちの領域に書き込まれるため、映像を再生すると飛び飛びでカクカクと再生されてしまうことになります。
この HDD は1つの映像の場合は同じ領域に連続して書き込むように上手にコントロールしている、というテクノロジーのようです。
そう考えると目的に沿った素晴らしい HDD だな、と思うのですが、今のところ確認する限りは再生時にカクカクしていますね……。
まぁ、今後のデータの信頼性に期待です。
素人には選ばれる製品
セグメント化された製品で、購入者にとっては「どういう成果が出るんだ」と全く予測がつかないですが、「映像を HDD に保存する製品を探している層」が買い物を迷った際には迷わず買っていく製品となるため、マーケティング的には上手だなと思います。
ただ、購入者の経験=買ってよかった、が非常に得られにくい製品なので、そこを解決できる機能がほしいところ。まぁそんな付加価値付けたらコストがかかるだけなので、地道な販売戦略していくしかないけど。
よく分からない
保証期間が 3 年間と Blue に比べれば多いのですが、それでも中身が見えない分、性能差があるのかないのかが正直よく分かりません。
よく分からない
一般的に普及している Blue と比較すると差額は千円くらいなのですが、やはり中身が分からない分、その差がどう影響するのかもよく実感できないですね。
-
購入金額
7,533円
-
購入日
2021年05月22日
-
購入場所
Amazon
jakeさん
2021/05/22
そういうのにも使えそう
かもみーるさん
2021/05/22
あくまで録画用で、データ保管は別のストレージになるんでしょうか。
yasukawaさん
2021/05/22
> そういうのにも使えそう
確かに録画環境としては同じになりそうですね。
ただ Blue との差も実感できないので「おまじない」レベルなのかもしれないです。
yasukawaさん
2021/05/22
2台しか積んでないので RAID1 しか選択の余地がなかったです。
> あくまで録画用で、データ保管は別のストレージになるんでしょうか。
録画データの保管やバックアップ等の仕組みは考えてなくて、ネットワーク内 NAS に 30 分ごとに高い場所に設置した IP カメラからの映像を溜めているのだけに使っています。溜めた映像をタイムラプス編集して随時公開という運用形式で、容量が必要ないので 2TB を選びました。
工廠内に設置した関係で Wi-Fi電波 が遮りやすいらしく、録画データが思い出したように書き込まれている状況ですが、タイムラプスにする前提なので良しとしています(建造期間は約1年間)。
こんな状況なので、実力は発揮できていないみたいです。