既にアナログとデジタルテスターは持っているけどもう1つ買ってみました。
理由は、ポータブルバッテリーを購入してから「修正弦波」だの「純正弦波」だの気になって、本当は?そんな波形なの?本当に?と、波形を見たくなったから。気になりだしたら知りたいじゃないですか。Webで調べても暗号みたいな関数の計算式しか出てこないので訳がわからんとです。
目的である波形となるとオシロスコープになってきます。そこで見つけたのがオシロスコープ付きのテスター、マルチメーター。オシロって今も昔も何十万もする機器ですけど調べたら手頃な値段で売ってるとは思いもしませんでした。使う人も知識のある人が購入するのだろうし評価も良かったので試しに買ってみました。
インテリジェントオシロスコープ
付属品は少な目。リード線があれば良いでしょう。他にはポーチ付きでした。
真面目に作られている
これと決めたのはリード線が針タイプだったため。クリップ式や引っかけタイプ(フック式?)よりも針の方が通常のテスター並みに使えるので便利かなと。コンセントにも突き刺す事ができますね。
先端には針先保護としてキャップ付き。取り出す際に指先の保護にもなりますね。
我慢しきれず速攻バッテリー装填、電源を入れてみた。
綺麗な表示でとても見やすいです。斜めから見ても文字が見難くなる事はありませんでした。
モードの切替はテスターと同じなので違和感はありません。オシロってダイヤルが多いイメージですが、私はそこまで高機能でなくても良いのです。金額的に当たり前ですかね。ファンクションキーや「R」「S」ボタンでレンジ切替や機能の変更が出来るみたいです。画面下部にファンクションキーの用途を表示していました。機能ごとに表示が変わります。英文取説なので想像を豊かに触って覚えるしかありません。
直流交流の電圧・電流・周波数。抵抗値・導通チェック。コンデンサ容量など計測、波形表示およびメモリー機能まであるので通常のテスター以上に使えそう。
裏面は電池蓋。
かぽっと開けたら更に蓋。考えたら最初の蓋はスタンドの様です。すばらしい。
バッテリーは単三電池3本必要。入れていく順番と向きがあるので注意が必要。
ABを先に入れて最後にCをひっくり返しに入れなさい。って事でしょうでしょうね。
触った感じ見た感じ、曲面をしているので作りにバリなどはなく持ちやすいです。ダイヤルもガリなく違和感なく回るし真面目に作られていると思いました。これは中々良いかも。
手軽に使えるオシロスコープ
元祖、単純な電圧チェック。
我が家のコンセントはしっかり100V。流石九州電力、安定供給ありがとうございます。
オシロにするにはボタンを触りまくった結果「R」ボタン長押しで切り替わる事が分かりました。波形の倍率はファンクションキーでx1/x10と表示が変えれました。
西日本だから周波数は60Hz。電圧も周波数もそこそこ期待値通りに読み取っていますね。
それならば、まずはポータブルバッテリー「修正弦波」のタイプを見る事に。
スペック値110Vなので109Vrmsは妥当でしょうか。そして波形は案の定カクばった波形でしたね。
同じ交流でもここまで波形が変わるとテスターも仕事してる感がありますねw
次は、このポータブルバッテリーの12V出力を使い、シガレットケーブルで「正弦波インバーター」の100Vを計ってみた。
何と綺麗な交流波形でした。
こちらは負荷がないからなのか?比べてみると家のコンセントより綺麗な波形でした。
周波数はカタログ値通りの55hz。偽りのない使えるインバーターだと判断していいのかな?
バッテリーからインバーターを繋いで使うのでなく最初から車のシガレットからインバーターに繋いで使う方が現実的ですが、車から離れた屋外でどうしても正弦波が欲しい場合には有りでしょうね。
おまけ
届いて箱空けて付属品を確認したときに赤キャップが1つ無い事に気づきました。そして代わりにUSBケーブルが付属していました。本体とPCを繋ぐことが出来るのか?優秀じゃん!と何度も本体を確認するがそんな接続口はありません。一体何なのか。キャップ1個で問い合わせはしなかったけれど他のレビュー読んでもUSBケーブルは付属してくるらしい。何故なのかw
上位機種にはUSB接続が出来て、箱詰め工程は同じラインを通ってくるのかもしれませんねw
総合的には、より精度の高い物や高機能を求めなければ十分に使えると思います。表示も見やすいしこの価格帯では、お手軽に自宅で使う分には満足です。
おまけのおまけ。
自宅コンセントの電圧で気づくが91.8Vrmsとなっていまた。国内の電圧は100Vなので10Vくらいの差があります。rmsって実効値らしいんですがなんでしょう?んじゃ101Vって表示は何でしょう?
知り合いの測定機器メーカーOBに聞くと、暗号みたいな事を言いだして解読不能。聞かなきゃよかったと後悔しました。それでも実効値が真の電圧という事は分かったのですが、んじゃ101V表示はなんやねん。となってきますよね、でもそれ以上突っ込まない様にしておきましたw
表示値って計算で導くので山のふくらみもあるが正弦波は割と導きやすいそうです。平均値・実効値・瞬時値・波形率・波高率・・・色々あって、修正弦波は幅・高さ・間隔などから導きにくいという事でした。テスターのカタログを見ても精度の部分では「正弦波のみ」と記載されているのが多いです。
現にこのテスターでポータブルバッテリーの電圧を測定すると89.4Vしかありません。
以前から持っているテスターだと115Vです。(バッテリーのカタログスペック値は110V)
25V以上の差があるけど、実効値だとこの機種でも109Vrmsとなっているので合っていると言えば合っていることになりますね。
そして、正弦波だと両方のテスターとも近い数値を表示するので、テスターがおかしい訳ではありません。テスターの交流電圧表示は正弦波を基本とした計算式で導いてると思うので、修正弦波の場合はその計算式だと正確に表示できないという事なのかも。なんかこれなら納得できるんですよね。
怪しい交流電源は波形を見ないと分からないという事ですね。
Webで調べると、修正弦波で充電して寿命を縮める・動かない・壊してしまうという事がよく書かれてあります。インテリジェントバッテリーとか充電管理できる機器を修正弦波で充電しても、正確な電圧が判定できず正常に制御しきれない事が要因の一つかもしれません。私もiPhoneを数回充電してから「バッテリーの状態」が2%ほど減ってしまいました。2年使っているのでiPhone自体が丁度その時期だったかもしれませんけど短期間で2%はやっぱりちょっと電源側を疑ってしまいます。本当の話でどうしても気になってインバーターを買い、オシロで見たくなっていました。うんアホです。
だけどポータブルバッテリーは悪いという事でなく、DCを使用するのであれば問題ないし交流も欲しいとなれば予算次第で正弦波出力のポータブルバッテリーを購入すれば良いだけですね。
なんか自由研究みたいでしたw
理解できないところが多く半煮え状態ですが、それでも「交流で充電するなら正弦波で充電しよう」と背中を押してくれたこのテスターに感謝ですw
電気理論に詳しい人がおれば真意をついた回答で1発解決できるのでしょうけど、それを知って生活がどうなる事でもないので半熟卵で満足しておきますw
-
購入金額
8,024円
-
購入日
2021年04月02日
-
購入場所
Amazon
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。