2020年3月に海外のクラウドファンディングサイト Kicstarterで募集のあったバックパックです。
2WAYのバックバックは多いですが、本品はダッフルバッグとして使う事も出来ます。
コロナ禍突入後であるにも関わらず 4月18日がファンディングゴールで 5月には発送開始予定という強気のスケジュールでした。てっきりモノは出来ているのだとばかり思っていたら最終プロトタイプの不具合修正で遅れ、コロナ禍のせいで流通に影響が出て、結局当初の配送開始予定より10ヶ月遅れて手にする事になりました(クリエイターのせいも多分にあるのですが)。
とにかくプロジェクトを最初見た時に外観も好みでしたが、オールラウンドに使える機能性の高さに惚れて最終バッカー人数 1,210人だったところ、二桁の人数番目で支援しました。
購入金額は EARLY BIRD価格 $119- に送料 $23-を足し、実際にクレジットカードで引き落とされた金額です(当時換算レート $1 = 109.831円でした)。
日本でも今月から Makuakeでプロジェクトが開始されており、行方が気になるところです。
【機能紹介】
まず見た目で大きな特徴である X型ハーネスは簡単に伸縮出来ます。
荷物を押さえるだけでなく、持ち手としても使います(後述)。
本体サイズは高さ 490mm、幅330mm、奥行 180mmで、27Lの容量があります。
そして専用のカメラポーチとトイレタリーポーチが付属しています。
カメラポーチは最大径で 270 x 140 x 130mm、トイレタリーポーチは 210 x 110 x 50mmになります。
まず背あて側を見ていただくとぱっと見で通気性の良さが分かると思います。
そして最近は標準とも言えるスーツケースなどのハンドルに通す事の出来るハンドルスロット①も付いています。
②の部分にショルダーストラップの上部が収納されており、③の部分にショルダーストラップの下部とウエストベルトが収納されています。
ショルダーストラップには上下方向に移動できるチェストストラップも付属しています。
そして上下のショルダーストラップはバックルで簡単に接続出来、ロック(スライド)する事で不意に外れる事を防げます。
この部分のプロジェクトの紹介は盗難防止ロックとなっており、カフェなどで腰かけた時にショルダーストラップを椅子の脚などに通しロックする事で盗難防止になるという事のようです。
特に鍵がかかる訳では無く置き引き防止程度ですが、所変われば防犯の感覚も全然違いますね。
◎ストレッチゴール
Kicstarterのプロジェクトではストレッチゴールが設定されており、$200,000- で背あて部下部の隠しポケット、$300,000- でショルダーストラップにカード用の隠しポケットが設定されており、無事余裕でオーバーしたので搭載されました。
カードポケットは右側ストラップにのみ搭載されています。
新幹線のチケットとか入れるのに便利なんですよね。
◎サイドポケット
本体両サイドにはボトルや傘、三脚等を入れられるポケットがあり、上部には長いモノを入れた時に押さえるストラップが付いています。
入れるものの長さによってストラップの高さが変えられる様になっています(フック式になっています)。
ポケットが深めなので、三脚の安定性も高いです(私はあまりバックパックに三脚を固定して持ち運ぶ事はないのですが)。
そしてこのポケットの背あて側にもジッパー付きのポケットが隠されています。
◎ X型ハーネス付け替え
ダッフルバッグとして使う時にはショルダーストラップを収納した状態で、X型ハーネスを持ち手位置に着け替えます。
両ハーネスのフックを取り外し、入れ替えます。
ハーネスを伸ばせばダッフルバッグとして使えます。
持ち方を変えられるだけでは使い勝手はよくありませんが、このモード時には正面からの出し入れが出来るようになっています(後述)。
◎収納
それではいよいよメインの収納を見ていきます。
バックパック時には、メイン収納部にアクセスするのに上部のフタを開ける方法と背あて側からフルオープンする方法があります。
上部のフタには外側にジッパー付きのポケットが付いており、すぐに取り出したいスマホ等を入れられます。
フタを開くと背あて側のノートパソコン用のポケットにもすぐにアクセスできます。
一番大きいポケットの内側両側はベルベット地になっており手触りが良いです。
そしてフタの裏側にはジッパー付きのポケットが付いており、中にはメッシュポケットも付いています。
背側のジッパーを全開するとこの様になっており、続いて内側の全容を紹介します。
まず背側ですが、4つのポケットが付いています。
一番大きいノートPC用ポケットは 15.6インチのノートPCが入るとなっています。
そのすぐ下のポケットの深さはすぐ下のメッシュポケットの下部と同位置までとなっており、10インチの iPadを横にして入れ上部のベロクロを留められる大きさでした。
プロジェクト紹介ページでは 12.9インチの iPad Proが入るとあります。
メッシュポケットは伸縮性のある生地になっています。
メイン収納部の両側下部にはジッパー付きのポケットとやはり伸縮性の高いポケットが付いています。
そしてそのすぐ上にジッパーが見えるのは、メイン収納部を上下に分ける仕切りの為のものです。
ベロクロで正面側に貼り付いている仕切りを倒しジッパーを閉じると収納部を区切る事が出来ます。
仕切りには板が内蔵されています。
◎ダッフルバッグ時収納
主にダッフルバッグとして使用している時に正面からもメイン収納部にアクセスする事が出来ます。
上側の一辺を残しジッパーで開けるようになっており、このフタ部分はジッパー付きのメッシュポケットになっており、更にこの開いたスペースにも荷物を収納する事が出来ます。
そして更にジッパーで開く事が出来、先ほどメイン収納部を仕切った下側部分にアクセス出来ます。
もちろん中を仕切らずにこのモードで使用する事も出来ます。
このダッフルバッグモードは主にスポーツでの利用を想定されており、バッグ下部を開く事で靴などを入れる事が出来ます。
細かい所ですが、ここのフタにもジッパー付きのメッシュポケットが付いています。
そして靴袋は通常利用時に邪魔にならないように内側にジッパーでフタをされているので、内側のジッパーを開いてやる必要があります。
この靴袋は抗菌素材で出来ているので、靴ではなく旅行時の汚れ物を入れておくのにも便利そうです。というか、私はその用途で使うつもりでいます。
◎カメラバッグとして
付属のカメラポーチですが、単体での使い勝手も良さそうで他のバッグでの流用も良いですが本バックパックで使う事で本領を発揮してくれます。
前面にジッパー付きのポケットとメッシュポケットが付いており、ちょっとした小物を収納出来ます。
中の仕切りは好きな位置に変えられる事が出来、ここまでは他のカメラポーチと大差ありません。
ポーチ背面にはベロクロが付いており、バックパック上部の仕切りを外した後のベロクロに貼り付ける事が出来ます。
上部にカメラポーチを置く事で、バックパック上部のフタを開けた時すぐにカメラを取り出す事が出来ます。
ただしそのままではバッグのフタを開けた後、更にポーチのフタを開けなくてはなりません。
カメラポーチを開きフタの左右に付いているボタンを留めてやり、バックパックのフタの内側に挿し込んでやることで、
バックパックのフタと一緒に開く事が出来ます。
すぐにカメラを取れて良い反面バックパックのフタの傾斜分隙間が空いてしまうので、収納スペースがちょっともったいなく感じます。
カメラにすぐにアクセスするのを取るか、ポーチのフタをして少しでも収納スペースを作るか利用する時によって使い分ける事になりそうです。
◎トイレタリー
トイレタリーポーチは旅行時に便利なのでいくつか持っていますが、バックパックとデザインが統一されているのでこのバッグを使う時にはセットで持ち歩きたいですね。
フックも付いているので、旅行時には歯ブラシや髭剃りなどまとめて洗面台とかに吊り下げておけます。
多機能で良いが気になるところも
デザインが好みで多機能で使い勝手が良く遅れて届いた事も忘れひとしきり感心していましたが、気になるところも出てきました。
まず X型ハーネスですが、伸縮が簡単なのは良いのですが緩みやすく、実際に寝袋などの荷物を取付けた時に荷物が落ちないか疑問です。
常にテンションを掛けていれば緩まないのですが、ちょっと緩むと一気にそのまま緩むので、例えば荷物が何かに引っ掛かった時などそのまま緩んでしまいそうです。
まぁ私がこのハーネスを使って荷物を積む事は無いと思いますが。
私はダッフルバッグモードで持ち手(ハンドル)として使うだけかな。
それと届いた時にまず思ったのですが、結構重いです。
実測で 1.82Kgありました。
まぁこれだけ隠しポケットや機能があれば仕方ないのでしょうが、昨今のバックパックと比べると持った時にまず重いと思うのではないでしょうか。
後は好みですが、ハーネスの取付方法のフックって好きになれません。
付け外しがキツくて、付け替えが面倒です。
もし緩いと思いもしない時に外れたりしてしまうので、今回はキツ目なので外れる事は無さそうですがとにかく面倒。個人的にはマグネット式が最近使った中では外れなさと取り外しの簡単さでは群を抜いているように思います。
この様に気になるところもありますが、防水生地&防水ジッパーで雨が降っても安心ですし、とにかく便利な点が多いので普段使いから旅行まで色々使っていく事になりそうです。
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購入金額
15,596円
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購入日
2021年03月20日
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購入場所
kickstarter
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