「DIME」。ビジネスマン向けの雑誌。いわく、「ビジネスマンのONとOFFをサポートするトレンドマガジン」とのことで、1986年創刊の老舗雑誌。当初は月2回の発行だったらしいが、現在は月刊誌。
デジモノ、ガジェット、最新家電、投資、車、その他トレンド系を広く取り上げる、主に男性ビジネスマンをターゲットとした情報誌。
そして、最近の情報系月刊誌のひとつの流行でもある「豪華な付録がついてくる」雑誌でもある。
いままで、USB扇風機やスマホ手袋、スマホ充電ケーブル、スマホレンズといったデジタル関連グッズ、万年筆、海外製のメモ帳、カレンダーといったデスクサイドで使うもの、さらにポーチやデジタルスケール、コンパクト撮影ブースなどが付録として企画された。これらを見ていると、若手~中堅に行こうとしているあたりの、独身ビジネスマンがメインターゲットかな?という感じ。
こういった情報系の雑誌、食堂や待合室などで、時間をつぶす時にパラパラ眺めるには非常に適しているが、ガッツリ調べるとなると、トレンド系の話は最近ではネットで調べた方が早いし、デジモノ系の比較記事などは、専門誌でないとむしろ自分の方が詳しかったりする。また、以前と違って車通勤なので、電車の中で時間潰す必要も無いし...と、最近はこのテの雑誌はほとんど買わなくなっていたのだが、今回はオマケにつられた。
今回の付録はLEDリングライト。スタンドつき。3色に発光し、それぞれ10段階に照度が調節できると言うことで、3×10で?「LEDリングライト30」と呼ぶらしい。曰く、「ウェビナー、オンライン会議、ライブ配信に」ということのよう。
かくいうcybercatも、新型コロナの第一次の感染のヤマ(1回目の緊急事態宣言のころ)は無理矢理在宅勤務をしており、自宅オンライン会議などもソコソコあったのと、オンラインイベントで一方的にアーティスト側の映像・音声を受信するのではなく、こちらからも発言する双方向の交流イベントがあったのだが、部屋のPC配置的にシーリングライトを背負う形...つまり、顔が影になると言うこともあって、LEDライトを入手したりもした。それとの比較もしたく...ということで入手。
その付録に行く前に本誌。
今回完全に付録目当てで購入したのだが、結構面白い記事もあった。
第一特集は、無印良品とニトリ、イケアの比較。自分の感覚だと、無印良品は、イオンの「トップバリュ」や、ダイエーの「ノーブランド」や「ニューセービング」に呼応する西友系のPB、ニトリは島忠や東京インテリアがライバルの家具系ホームセンター、イケアはセンスの良いシンプルな輸入家具屋という認識で、重なりはないような気がしていたが、いずれも質に対して安価な独自ブランドのインテリアや家電を扱う、企画力の高い企業であり、微妙に主購買層はズレていながらも、重なっている部分も実は多い。この3社を、「リビング&ダイニング」とか、「テレワークスペース」といった「場」に対して、それぞれの商品を使って構築して比較したり、東京近郊の各社旗艦店(無印良品 東京有明、ニトリ 赤羽店、IKEA 渋谷店)を訪問して、売り場比較をしたり、各社の自社ブラントでの電化製品比較があったりと結構読ませる記事だった。
第二特集の「テレワークに使えるベストPC選手権」は、機種の選択やセンスが若干広告クサイ点があるのが鼻についたが、Windows、Mac、Chromebook、その他(UMPCやミニデスクトップ)と各OSごとに(「その他」カテゴリーは意味合いが違うが)、利点・欠点を比較しており、結構読ませた。とくに自分は、Chromebookにほとんど興味がなかったので最新動向に疎かったが、現状が知れたのは良かったかも(学校に大量導入されてシェアが急伸しているらしい)。
WindowsとMacに並んで、Chromebookが取り上げられるのが時代だなー(画像一部加工)
第三特集の「ブレーク必至の声優図鑑2021」は、自分の好みや評価とは多少ずれていたのと、新人系は「え?ソコ?」というメンツも選ばれていたりして、そこはかとない事務所の力何らかのフォースを感じたりもしたが、男性向け情報誌で男性声優も含む「声優」がフィーチャリングされるのは、ある意味「時代は変わった」のかも。
あと、電気自動車比較に関しては、ホンダHonda eの対抗が、日産リーフやアリア、マツダのMX-30 MV(フル電動タイプ)、あるいはせめてレクサスのUX300eなどではなく、輸入車でしかも若干マニアックなブランドのプジョーe-208なのが、「トレンディ(笑)」という感じだが、一般誌視点ではあるが、わりに詳しい比較があって面白かった。いかなMT至上主義のcybercatも、現在の実家自家用車GJ系ATENZAの次の購入車は、電気自動車を強く意識しないとならないと思うので...(あまり距離が伸びていないので、乗りつぶすとしたら2025年以降の購入←2030年目前)
なぜ対抗がプジョーe-208?PEUGEOTは好きなメーカーだけれど、一般誌にこの選択??
思いがけなく結構読みごたえがあった本誌の次は、本命の付録。
「昼光色」、「白色」、「電球色」の3色に発光できる外径16cmほどのLEDリングライト。三脚に接続できるネジ穴が開いている。そのミニ三脚はたたんでおよそ9cm長、伸ばしておよそ15cmの脚を持つもので、足の伸長は固定されず「摩擦力」だけで止まっているので、重いものは保持できなそう。ライトを固定する台座のボールジョイントを締めるねじは、コンパクトなため飛び出しも少ないが、力もかかりづらいので、この意味でも上部に重いものを載せるのは難しい。
ライト自体はコントローラー込みの本体のみで88g、ミニ三脚込みで117gのものなので、持ち運びに不便なことはない。その一方、USBケーブル長は約190cmと十分な長さがあるので、USBポートやUSBコンセントが至近になくても使うことができる。
ケーブル長は2m弱あり、必ずしも給電USB口が直近でなくても良い
明るさは、そこそこ。
コントローラーは、オン/オフと光量アップ、同ダウン、色調変更の4ボタン式で「よくあるタイプ」。
三脚は前述の通り、貧弱で簡易的なものだが、このLEDライトを支えるくらいは大丈夫。
以前から持っているLEDライトと比較してみた。元から持っているものは、外形26cmの大型のものなので、仕込まれているLEDも多いようで、光量的にはさすがに強い。ただ、中心にスマホをセットできるよう大きめの径(内径でも20cmあり、今回のモノがすっぽり入る)になっている分、取り回しは良くない(重量はライト部単体で248gと、今回の付録の3倍近い重さ)。
以前入手していたものはLEDリングライト部分だけで248gもある
今回のは小型軽量な割には光量があって、使い勝手はむしろ良いかも。
あと個人的にうれしいのは(...というかそれを狙って買ったのだが)、三脚がすでに持っていたLEDリングライトにも付けられ、支えることができる事。
実は以前から持っていたリングライト、購入したものの、脚部の一部部品が不足している不良品だった。前述のオンライン双方向交流イベントのために購入したのだが、部品欠品だったため、「完品との交換」「欠品部品の別送」「返品(取引キャンセル)」の3つを提案したところ、まさかの「取引キャンセル(返品不要)」というショップの対応。単体では自立しない産廃を押し付けられたともいえるが(だからレビューしなかった)、ライト部分は問題なく使えたので、結局オンラインイベント時はリングライトをガムテでディスプレイ後ろに貼り付けて乗り切り、その後お蔵入りしてしまっていた。
そのライトにも使えればラッキー...と考えて購入したのだが、見事目論見通り。
この脚、華奢だが外形26cmのLEDリングライトも支えることが可能
今後は シチュエーションや要求光量によって使い分けていこうかな...
...ということで、別の意味でも満足度が高かった雑誌付録でした。本の蟲
【内容】
・今月号の特別付録:LEDリングライト30 オススメ活用術
・DIME SPECIAL 1:超保存版 無印良品 ニトリ イケア ベストバイ174
・DIME SPECIAL 2:テレワークに使えるベストPC選手権
・DIME SPECIAL 3:ブレーク必至の声優図鑑2021
・MONEY HACKS:投資系人気YouTuberがガチで推す“今が買い”の米国株と日本株
・LIFE HACKS:40億円稼いだ天才投資家テスタさんに学ぶ極めてシンプルな思考法
・小山薫堂のscenes
・サブスクの次は量り売り!?バルクショップ急増の理由
・ワーケーションでも使いたい 刺激強すぎで、“眠れない”アートなホテル
・BOOK of the month
・はたらきガール
・Car of the DIME プジョー「e-208」 VS ホンダ「Honda e」
・宇賀なつみ 素顔のままで
・Data Watching
・キーワードで読み解く社会学Buzz Word
・共働き夫婦応援PROJECT
・DIME通販 LOUNGE STORE
・客がホイホイやって来る飲食店作りの秘訣100ヶ条
・沢しおん TOKYO 2040 [新連載]
・カーツさとうの酒と肴と男とサウナ [新連載]
・ショートカット仕事術 個人で始める働き方改革!
・池森秀一の蕎麦ログ [新連載]
なんと言っても、LEDリングライトつきで1100円は破格
少々小型だが、単品で買うより安いくらい。
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購入金額
1,100円
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購入日
2021年02月16日
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購入場所
TSUTAYA
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